いい建築を見ることも設計の仕事|夏休みの建築巡り

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

少し時間がたってしまいましたが、夏季休業中の出来事を。

私は毎年、夏季休業中にどこか一つでも建築を見に行き、次の仕事につなげるようにしています。

何も考えないお休みにしたいと思いつつ、なかなか仕事が頭から離れません(笑)

それなら一つでも次の設計に活かそうということで、いつの間にか毎年恒例になっています。

AIにも聞いて出てくる候補は行った場所が多い…汗。

出来れば住宅規模をみたいと思っていますが、今回はもうすぐ有料になるからその前にと思い日本平の夢テラスへ向かいました。

富士山の景色に寄り添う、隈研吾さん設計の建物です。

個人的には隈さんの建築に多い、構造骨格に化粧として木材を取り付ける表現はそれほど好みではありませんが、日本平夢テラスは特に屋根の部分に見応えを感じました。

木造らしく複雑な組子のような構造で、観光されている方々が入れ代わり立ち代わりするなか30分ぐらいは眺めていました。

こういった組子のような木材加工は予算に余裕がある方であればぜひ提案してみたい日本的な美しさがあります。

梁を手刻みで加工していくので、時間はかかりますが年数による経年美を感じられ、時間を刻んだ美しさになるでしょう。

風による吹き上げの力も大きいであろう最上階の屋根はとにかく複雑。だからこそ魅力的。

無理な構造で造るということでなく、必要な形態から導き出される緊張感のある構造は美しさがあります。

普段の設計で構造骨格を最初に考えるので、挑戦的な構造計画にならないのは今後の私の課題かもしれません。

真夏なので富士山は普段ほどきれいではありませんでしたが、景色に向かい、でも違和感なくたたずむ日本平夢テラス。

みなさんにもおすすめしたい建築の一つです。でも回廊は木材化粧作戦なのであんまり好きではありません(笑)

10月から有料化されるらしいですが、100円でした。急いでいくことはありません。ゆっくりで十分ですね。

国宝の久能山東照宮にも立ち寄りました。

当時の建築を体験し、パワーをいただくため。

普段のおみくじではほとんど大吉しかでない強運の私はここでも同じように大吉を引き当てました。

徳川家康さんからエネルギーをいただき、引き続き仕事を頑張れます。

最後に白井晟一さん設計の静岡市立芹沢銈介美術館 石水館まで移動。

趣のある低く設計された美術館。しっとりとした空間で真夏の暑さを忘れさせてくれるような居心地でした。

夏向きかもしれません。

建築と同じく芹沢銈介さんの染色の世界にも、ものすごく魅力を感じ、デザインにも心を奪われました。

それぞれの分野で一流の方の仕事はぐっと心をつかまれる魅力があります。

この1日を通して、一流の仕事に触れることの大切さを改めて感じました。

まだまだ自分の中にも引き出せていないものがあるはず。

見て、感じて、考えて、それを次の設計に少しでも活かしていきたいと思います。

いい建築を見るとテンションが上がります。これも私にとっては大切な勉強です。

夏季休業明けから、また仕事に励んでいます♪