COLUMNブログ
2026年9月の記事(5件)
記事一覧へ「木の外壁は腐るからダメ?」30年後まで考える外壁材の選び方
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今回の内容は『木は腐るよね』についてお伝えします。先日の内覧会で、「木は腐るんじゃないですか?」「ハウスメーカーや地元工務店から、木の外壁はダメだと言われました」という声をたくさんいただき、同じお答えを何度もさせていただきました。せっかくなので、改めてみなさんにもお伝えしたいと思います。① 木は腐りますか?はい。乾かない状態が続けば腐朽菌が活動し、木は腐ります。反対に、きちんと乾く環境をつくってあげれば、古い木造建築を見ても分かるように、乾燥できる環境では非常に長く使える材料になります。だから大切なのは、「木だから腐る」のではなく、「木が乾くようにつくられているか」だと考えています。② メンテナンスが大変じゃないですか?傷んだ部分だけ交換できます。そのため、もし一部が腐ったとしても、外壁全体をやり直す必要はありません。そして木には基本的に「廃盤」がありません。20年後、30年後でも同じ樹種・同じ寸法に加工して交換することができます。これは長く住む家では、とても大きなメリットだと思っています。③ 色は変わりますか?変わります。無塗装の木は年月とともに徐々にシルバーグレーへ変化していきます。その変化を経年変化として楽しめる方なら、そのまま使うことができます。新築時の色をなるべく維持したい方には塗装をおすすめしますが、その場合は当然、定期的な塗り替えが必要になります。もうひとつ、木の特徴としてお伝えしたいことがあります。木は水分を吸いますが、乾くこともできます。外壁の裏側にきちんと通気層を設け、水分を排出し乾燥できる環境をつくる。木の外壁を長く使ううえで、これはとても大切なことだと考えています。以上のようなお話を、内覧会ではさせていただきました。では逆に、木と比較される他の外壁材は、本当にメンテナンスが少ないのでしょうか?サイディング、ガルバリウム鋼板、タイル、塗り壁。どれも優れたところがある一方で、それぞれに弱点があります。ここからは、それぞれの外壁材について「長く住む」という視点から考えてみたいと思います。
いい家をつくるために学び続ける|全国の工務店仲間から得る刺激
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。少し前のことになりますが、(社)ミライの住宅 10周年記念の式典に出席してきました。全国の優秀な工務店さんたちの多くが受講している空調講座。その講座を主催されている森さん・林さんが代表を務める会です。空調講座は約2週間刻みで、10回目まであり、毎回、とてもありがたい難しい宿題が出ます(笑) 講義は様々な工務店さんなどの会場を借り半日かけて行うハードなもの。途中で離脱してしまうかたも少なからずいるようです。そもそも温度や湿度って何?ぐらい基本てきなことから始まるのですがものすごーく難しいのです。ついていくのに必死だし、言われてみればそうだけどなと思うことも少なくない講座。それでも必死に勉強してなんとかついていき、最後には計画中の物件などで実際に空調設計をし、それを評価してもらい卒業できる(不合格ももちろんある)。私は春先に無事卒業させていただきましたので、今回の会に参加させていただきました。
18坪でも要望は諦めない|小さな平屋を豊かにする設計
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。田原市で建築計画中のMさま邸。建築予定地はもともとのご実家、部分的に高低差が2mを超える敷地。リノベーションという選択もある中で、敷地を測量してみるとセットバック道路に敷地の土留めなどが引っかかることがわかりました。建築基準法の改正により、2階建て木造住宅などではリノベーションの内容によって建築確認申請が必要になるケースがあります。また確認申請が必要かどうかにかかわらず、工事内容について現在の法令を確認し、必要な対応をした上で計画することが基本です。「確認申請が必要ないから、そのままでいい」という話ではありません。将来この敷地で建築や工作物の工事をする際に問題を残さないためにも、どこかのタイミングで整理しておく必要があります。Mさまにはそのことをご説明した上で、既存建物をリノベーションする場合と、新築する場合の両方を検討しました。結果として擁壁など造成にも多くの費用が必要になるため、弊社の提案としてセミオーダーのちょうど暮らしの平屋を提案いたしました。
寝室は天井が低い方が落ち着く|包まれる空間をつくる設計
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。9月26日、27日に内覧会の告知をさせていただいております。年間5~6回ぐらいしかない貴重な機会で、今回は平屋の内覧会です。ご検討中のみなさま、少しずつ枠が埋まっていきますのでお早めにご予約ください。予約は以下からお願いします。豊橋市大岩町|24.7坪・4人家族の平屋 完成内覧会豊田市で施工中のKさま邸は、しっくいの下地となる紙クロス貼り工事に入りました。壁や天井に紙クロスを貼る理由は、その後のしっくいなどの仕上げ工事をやりやすくするためです。プロの方がその先の工事をするのなら、どんな下地状態であったとしても適した方法で施工をすすめていきます。弊社の場合、1/3ぐらいの方がDIYで施工をされますのでいつも紙クロスを貼らせていただいております。石膏ボードの継ぎ目やビス頭をきれいに処理するのはDIYではなかなか難しいため、あらかじめ紙クロスを貼り、平滑な下地をつくっています。
構造が単純な家は美しい|上棟で見える設計の考え方
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊川市で施工中のTさま邸。先日上棟作業を行わせていただきました。広い通りに面していて、角地になりますのでそれなりに目立つ上棟作業となります。悪いことをしているわけではないですが、舞台に立つような気持ちでの作業となりました。いつものように8時過ぎから作業をさせていただき、10時までには2階の棟木まであがります。一般的な上棟作業に比べても、ここまでのスピードはかなり早い方だと思います。なぜ早くできるかということですが、大きなポイントは『構造計画が単純だから』ということです。ほしいところにちゃんと柱があり、それに対して梁がかかる。当たり前のようですが、構造計画ができていない建物だと、梁に梁をかけるという二次梁、三次梁が多くなり、複雑だから時間がかかるわけです。