COLUMN住まいの情報
2025年の記事(71件)
記事一覧へ建築会社の財務状況を気にしよう。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今回のテーマは『建築会社の財務状況』です。派手さがないのでつまらないかもしれませんがとても大事な内容です。 いい住まいを建てたいと思われた方々は① SNSから様々な情報を手に入れ、②YouTubeで勉強し、③目当ての工務店さんをいくつか絞るということをされているのではないかと思います。 建築は多くの部材と人の手で造られるため、その良し悪しが一般の方だとわかりづらい構造になっています。『耐震等級3』『断熱等級』などのわかりやすい派手な部分は大事。でもそれ以外の部分もとても大事。ご自身で勉強をされるのはとても大変ですが、高いお金と身を守るため皆さんに絶対にやってほしいことがあります。『検討中の会社の財務状況を知ること。』帝国データバンクの調査では2024年に発生した建設業の倒産件数は過去10年で最多を更新したそうです。様々なセミナーを聞いても特に今年は倒産が増えるとのことを聞いています。赤字経営でしのいでいる工務店さんもたくさんあります。いい工務店さんを見つけてもその工務店さんの財務状況が良くないと、建築後倒産ということが考えられますし、建築中に倒産したらとても大変なことになります。そんな中で一般の人がどうやって企業の財務状況を知ることが出来るのか? 私のおススメは『ニフティービジネス 』調べたい会社の企業名を入れると、その会社の財務状況がわかります。弊社を調べると①帝国データバンク企業情報 2,200円②東京商工リサーチ企業情報 1,760円③リスモンG 与信ナビ(企業リスク格付) 1,045円という費用で弊社の財務状況がばれてしまいます(汗)。費用はかかりますが、数千万円のお金を使って一生涯の住まいを計画するわけなので身を守るため、このぐらいの費用は払った方がいいと思います。松竹梅の内容ではないですがまずは真ん中の② 東京商工リサーチ企業情報 1,760円を見て、1つだけの情報で偏りがあるといけないのでもう一つ確認するのがいいのではないでしょうか?企業なので当然利益を上げていることが大事になります。 昔からやっている老舗だろうと、何十件もやっている大きな会社だろうと利益がないと会社は存続できません。それが過去5期分さかのぼって見れますので会社の状況がとても分かりやすい。赤字なのはもちろん、利益や売り上げがあまりに乱高下しているのも何かあると思った方がいいでしょう。企業情報が少なすぎる会社もなんとなく気持ち悪い気がします。 私は10年前に独立し、7年前に法人化いたしました。おかげさまで売り上げは徐々に増え、毎年黒字での決算をし、法人税もしっかり納めています。どなたに聞いたか忘れましたが、法人税を払わないのは地域貢献できていないので必要のない会社だと。その通りだなと思いました。 大事な住まい。身を守るために会社の財務状況を知ることはとても大事です。検討中の工務店、契約する工務店、直接聞いてみるのもいいと思います。お茶をにごした話をされたら、ちょっと距離を置いた方がいいかもしれません(汗)

漆喰DIY工事。スタッフ自邸。
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ニコハウス設計室 二級建築士で設計アシスタントの鈴田です。 木部の塗装が終わり、漆喰のDIYを始めました。漆喰のDIYと聞くと塗る作業がメインだと思われるかと思います。(私は思っていました…)しかし、塗るまでの養生がとにかく大変でした。マスキングテープで汚れないように木部に貼っていきます。おそらく2日ほどはかかったのかなと思います。 プロの塗装屋さんはマスキングをやらずに綺麗に塗っていくのでプロと素人の差を感じました…。 漆喰と水で分離しているので撹拌機でしっかり混ぜます。1時間ほど置いてから漆喰塗りのスタートです。 漆喰はドイツのクイックアンドイージーを使っています。強アルカリ成分なのでカビの繁殖を抑えることでき、水周りにもおすすめです。大理石、石灰など天然のものしか入っていないのでこどもでも安心して塗ってもらうことができました。においもほとんどなく、家に入った時は木のいい香りに包まれています。 なかなか進まない漆喰DIY。この日は友人家族を呼んで総勢10人で塗っていきます。友人の家は築9年になりますが当時床のオイル塗装を一緒に塗ったのを思い出しました。子供たちの塗りたい!の気持ちが強く、ローラーが足りませんでした…。 みんなで作り上げる家。時間もかかり大変ですが完成したらいい思い出になるのかなと思います。 2回塗りタイプでやっと1回が終わったところですが、きれいに塗れるコツを少しずつつかんできたので仕上げも頑張りたいと思います。2月上旬完成を目指していきます!

賑やかな上棟作業。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工中のIさま邸。気持ちのいい冬晴れの中、上棟作業をさせていただきました。施工させていただく住まいは約27坪のコンパクトな住まい。小さな子に家の絵をかいてもらったような三角屋根のかわいらしいおうちです。今回の建物も軒の高さが低いので、2階建て?という疑問を持たれたりしますがちゃんと2階建てです。またいつもと違う部分で収納を兼ねたロフトスペースがあります。2階の部分は弊社でよくやらせていただく、構造表しの屋根裏のような空間。家のカタチそのままが見え、力強い構造によって守られている感覚を持ちます。構造はいつも通りとてもシンプル。2階の柱は外周部を除くと数本しかありません。これはスケルトンインフィルと言って、構造以外の不必要な間仕切りは造作工事で造るものとしています。間仕切りはいつでも壊したり追加したりすることができ、将来的な家族の変化に対応しやすい空間となります。いつもは米松の梁を使いますが、今回はコスト的なメリットがあるハイブリッド集成材を多用しました。見える景色がいつもと違い新鮮に感じます。いつも通り弊社の屋根は2重。一重目は水平構面(水平面の構造をなす部分)の厚い合板を敷き、その上に外断熱を施工いたします。外断熱の面は一重目の屋根防水も兼ねています。その上に通気を兼ねた垂木を施工し、二重屋根の完成。一般的な屋根の倍以上の材料と手間をかけていますが、より安心できる防水や構造とするための、弊社ならではのやり方。『このやり方いいなあ』と思ってもコストも手間もかかり、慣れてないとなかなか真似できないでしょう。16時頃には二重目の屋根下地となる合板が貼られ、当日中にルーフィング工事まで終え、雨と朝露対策は無事終了。いつも通り、完ぺきな仕事をありがとうございます。暗くなるのが早いので、16時半過ぎには上棟式をさせていただきました。四方固めを行いお待ちかねのお餅投げ。ご近所もたくさん集まってこられ、にぎやかな雰囲気の中お餅投げをしていただきました。みなさんの楽しそうな顔とても印象に残りました。小さなお子様にも少しだけ投げてもらい、とてもいい思い出になったのではないかと思います。最後はお施主さまにねぎらいの言葉をいただき、1日の上棟作業は無事終了。Iさま上棟、おめでとうございます。日々変化していくご自宅の姿、出来る限り足を運び、たくさん写真を撮って建築を楽しんで下さい。たくさんのお気遣いもありがとうございました。安全第一で引き続き頑張ってまいります。宿題は電気配線の予習となりますので、サボらずあらかじめ考えておいてくださいね♪

熱心なお引渡し。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今月内覧会を開催させていただいたOさま邸。先日お引渡しをさせていただきました。 内覧会の際に床下エアコンを22℃設定にしていましたが、日中日差しが入ると贅沢にも暑いなと思ったので20℃ほどにいたしました。いつも熱心に私の話を聞いてくれるOさま。お引渡しの際も、メモ帳を持ちながら聞いていただきました。最近は説明する部分が多く、特に高性能な家の使い方的なところにとても多く時間を使います。以前は30分程度だった引き渡しですが、今では1時間30分近く様々な説明をさせていただきます。たくさんしゃべっていたらいつの間にか1時間過ぎていたという感じです。説明書に保証書がついているので、ぶ厚い説明書を機器ごとたっぷりとお渡ししますが、アナログすぎてデジタルにしたいといつも思います。フォルダにデータを入れて、共有出来たらいいのになと思いますが、保証書がついている以上何ともなりません。今後の取説のバージョンアップは急務ですね。冬エアコンと夏エアコンの使い方も説明が必須です。間取りを提案する際によくお話しすることですが、『3月はまだ寒い、でも9月はまだ暑い』室内に入る日射が同じような感じに入ってくるので日射を入れたい3月と日射を入れたくない9月のどちらを優先するのかという話。入らないものを入れるようにすることは不可能なので、弊社では3月に日射がしっかり入るように設計し、9月はタープなどの日よけにより外で防ぐことを標準解としています。お引渡しの最後は鍵の確認をしていただき、無事終了。Oさま、新築おめでとうございます。お引越しから数日たちましたが、快適に過ごされていますでしょうか?下足入れの棚が足りていなかったのはごめんなさい。温湿度計と一緒にお持ちいたします。絵本棚や家具など、今度訪問させていただくのが楽しみです。引き続き、よろしくお願いいたします。

週末の上棟に向けて。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で今週末上棟予定のIさま邸。上棟に向けて土台設置の工事をさせていただきました。弊社の土台と大引は国産ヒノキを使っています。材料をよく見ると、白っぽく汚れか?粉?がついているような状態ですがこれはホウ酸処理によるものです。シロアリ対策は化学薬品を使わずホウ酸にて処理しています。初期費用は高くなりますが10年の点検ぐらいのタイミング化学薬品を使ったシロアリ対策よりもお値打ちになります。理由は再施工の必要がないからです。化学薬品のシロアリ対策は一般的に5年保証で5年経つと揮発してしまい効き目がなくなります。ホウ酸処理は結晶化しそのままとどまりますので点検さえしっかりしていれば生涯有効なシロアリ対策になります。また目薬などにも入っているように人体にはほとんど無害(排出される)ため、人にも環境にもやさしいシロアリ対策になります。土台を敷いた後は表面にお値打ちな防水紙を敷きます。朝露や雨などによる水濡れを簡易的に防止する処置です。一般的には土台を敷いたあとに床合板を敷くことが多いのですが、弊社では上棟前に敷くことはしません。理由として、基礎断熱は基礎土間が室内になります。土間コンクリートの初期はたくさんの水分を含んでいます。コンクリートを少しでも乾かすため床合板を敷かないようにしています。これをしないと土間からの水分が抜けにくくなり、高気密の住まいの場合初期結露を起こす恐れがありますので、少しでも乾かすことがとても大事になります。安い防水紙を使用する理由は2つ。1つ目はどうせ廃棄してしまうのでお値打ちでいいということと、高価な防水紙の場合紙そのものが丈夫に出来ているためはがすときに苦労をするということ。防水紙は安いものだと1本4000円ぐらい、高いものだと同じような数量でも20000円以上します。金額が全然違うので、耐久性も全然違います。建物に使う防水紙。何を使っているか聞いてみるといいと思いますよ。週末は天気がよさそうで、何より。上棟式の後はお持ち投げ。賑やかな上棟になりそうです。Iさま週末を楽しみにしてください。

お施主さま監督の写真。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工中のFさま邸。ご自宅のすぐそばで建築をさせていただいてますが、お施主さまが建築に全力で興味を持っていただいていまして写真もたくさん送っていただきます。プロだと当たり前で素通りしてしまう部分に質問をいただくので、そういったことをブログを見ている方にもお伝えした方がいいかなと思いました。現在は基礎工事中ですが、基礎での質問。① 四隅のアンカーボルトが太いのは構造上からでしょうか?答え:アンカーボルトは今回2種類使っています。1つは土台を止めるためのアンカーボルトでM12のもの。もう一つ長いものM16のものは柱に直接止付けるためのアンカーボルトです。柱に直接止付けることによって、土台にせん断力を負担させないようにしています。壁の強さ(壁倍率)によって、土台のせん断力がNGとなる場合があります。今回の場合は土台のせん断についてはNGではありませんが、余力として柱に直接止付けるホールダウンを使っています。柱に直接止付けるということは基礎外側の温度をひろいますので断熱上、ヒートブリッジ(熱橋)になります。そのため室内側では、ホールダウンにつける金物と合わせて、ウレタンにて断熱補強を行い熱橋をなくします。そうしないとホールダウン金物まわりで結露が発生します。壁の中なのでとても危険です。 ② 基礎ベース打ち込みの丸い凹みは何かのあとでしょうか?答え:基礎断熱の物件で、床下エアコンを採用する場合一番怖いのがシロアリになります。シロアリは適温な状態の床下は居心地のいい空間になるためです。一般的な基礎では水抜き穴をつくり、基礎内に水が溜まらないようにつくります。しかしその部分を後で埋めても、シロアリにとっての侵入口となりますので水抜き穴は造りません。そのため、弊社の基礎は雨が降るとプールのように水がたまります。水が溜まるということは穴がないということなのでシロアリの侵入口がないということになります。給排水などの配管類も基本的にすべて基礎立ち上がりより抜きますので、目視でシロアリ点検ができ、先々まで安心です。穴は単純に水がたまった際に、全て平らだと水を抜くことが困難なため、一部分をへこましてその部分よりポンプで排水するためです。 とてもいい質問だなと思いましたのでより詳しく回答しました。現場監督Fさま、いつもご覧いただきありがとうございます。また疑問がありましたら連絡ください。十分すぎる回答をさせていただきます(笑)

基礎土間は水洗いします。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市野依町で来週末上棟予定のIさま邸。上棟ではお餅投げをする予定ですが、ご近所とのお付き合いも多い方なのでにぎやかな上棟になりそうです。 基礎は年末に完成し、基礎断熱をブルーシートで覆い、紫外線劣化しないよう養生して年を越しました。そして今日は土間を洗う作業。今回の物件も弊社で多い床下エアコンの物件です。床下エアコンの場合、床下は室内と同じ空間とみなし、可能な限りきれいに掃除します。コンクリート表面の粉っぽい汚れを取るだけで、埃っぽさがぜんぜんなくなります。水道水を使って洗うため、少し塩素を含んでいるせいか、殺菌作用と言いますかなんとなく雨水に打たれた状態よりもよくなっている(気がします)。今日はあいにくの曇り空で肌寒い日でしたが基礎土間洗い無事終了いたしました。来週にはお待ちかねの大工さんが登場し、土台敷工事よりスタートです。Iさま、お餅投げの準備いろいろ大変だと思いますが、忘れ物ないようにご注意ください。またわからないことがありましたら連絡ください。賑やかなお餅投げ、私も楽しみにしています♪

今週末の内覧会のポイント。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今週末に豊橋市高師町にてお施主さまのご厚意により内覧会を行わせていただきます。先週末はプレオープンとして何度も来ていただいている方、検討いただいている方のご案内をさせていただきました。世間では大寒波がきていてこの地域でも雪が少しちらつきました。そんな中でしたので、弊社の6帖用床下エアコンでの暖かさ体験としてはとてもよかったなと思います。温度計を忘れるというミスをしたので何℃なのかわからない?という問題はありましたが、来られた方皆さん『暖かい…というより外着のままや少し厚着の方は暑い汗』というのが感想でした。24℃設定の床下エアコンでしたが日中は日射熱も入り、床下エアコンは止まっていましたのでおそらく25℃近くまで上がっていたのかなと思われます。外が冷たいため、室内で暖まった後はデッキにでて『整う』というサウナのようなことが出来たのも面白かったです。室内で暖まった後、外気浴すると気持ちいいなあと思いました。ということで今週末も寒ければ暖かさは十分体験いただけると思います。この住まいでは障子を多く取り入れさせていただきました。日本らしいやわらかな光に包まれる空間は心地よさと上質さが普段以上に感じられます。障子というと『和』を強く感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。建築家の巨匠、吉村順三氏がデザインされた吉村障子を今回のデザインに取り入れています。一般的な障子と違い障子の木枠(桟と框といいます)を統一したデザイン。外部サッシのほとんどの部分に障子を取り入れているのが今回の住まい。障子に映る木々の陰影も魅力的。カーテンなどは必ずつけると思います。でもせっかくならそれを改め、日本らしい障子はいかがでしょうか?今後は弊社でも増えていくことでしょう。樹脂の混ざった破れにくい紙もありますが、本来の障子紙の方が艶がなくしっとりしますのでお勧めです。今回の住まいは間口が約8m奥行が約22mの約52坪。一般的なよくある北道路の敷地です。北道路の良さが活きた設計になっていますので、これから土地を購入される方で少しでも予算を抑えたい方は北道路を見直すいい機会になると思います。北道路でも設計の仕方を間違わなければ、とても魅力的な空間になります。敷地を読んだ設計方法というものをご存じない方は、間取りの仕方に大きな衝撃を与えると思いますので是非ご参考になさってください。 最後に…、薄暗くならないとその良さがわからないかもしれませんが、照明計画も見どころです。ほとんどのハウスメーカーや工務店さんでは天井にダウンライトをたーくさんつけられていますが、あれをやめた方がいいよという計画。一様に明るい室内は公共施設のようになってしまい、落ち着くという本来の目的からかけ離れています。また天井面を美しく見せることで、空間の魅力がぐっと上がります。リビングの天井には1つもダウンライトがついていません。『暗くないの?』と思われるかもしれませんが、全然大丈夫。プレオープンでは最後にお施主さまに来ていただきましたが、十分な明るさに安心されていました。私としてはもう少し照明を消した方がよりいいよとアドバイスをさせていただきました。内覧会でしかも冬場だと夕方の枠は埋まりづらく、まだ16時の枠は空いています。照明計画で夜が心配な方、ダウンライトだらけで天井がモグラたたきのようになっている方(笑)、ぜひご参考になさってください。 みなさまのお越しを心よりお待ちしています。こちらから営業することは一切ありませんので、ご安心ください。

住む状態の気密測定。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で来週末内覧会を行うOさま邸。予約していただいた方々ありがとうございます。18日(土)の方が人気であと数枠しかありませんが見てみたい方は早めにご予約ください。比較的よくある大きさの敷地に日本の住まいらしい佇まい。自然素材で造る住まいの良さ、コストが心配な方、ぜひお越しください。ご予約お待ちしています。 そのOさま邸で完成時の気密測定を行いました。いつも完成時の一発勝負ですが、今回は風が強く測定するまでに1時間以上かかり苦戦されていました。いつもお伝えしていることですが、気密というのは時間が経てば少なからず悪くなります。施工時よりも完成時の方が屋内外を貫通する配管が増えますので悪くなります。(施工時測定の場合テープを貼ってふさぎます)でもその方が実情に合っているだろうということで弊社では完成時の気密測定を行っています。気密性能はC値0.24でした。いつもよりも引き違いのサッシが多いせいか少し数字が悪く感じますが、十分な高気密住宅が完成しました。弊社が行っている気密測定は『家の中の空気を外にはきだして内部を負圧にする』というもの。風が強いと負圧状態を保つ機械の調整が難しくエラーが出まくってしまうわけです。 今回の建物はガス乾燥機のかんたくんがついています。また24時間の熱交換の給排気があって、キッチンの換気扇もあります。気密測定は外部とつながった給気や排気の部分をテープで目張りして行いますが、実際はそんな住み方はしないわけで、実情だとどうなんだということで、給排気部分の目張りをとり、かんたくんも開放しました。気密性能のC値は0.43になりました。これが普段生活しているときの気密の状態。C値0.5以下なので何にもしていなくても超高気密の住宅です。Oさま、ご安心ください。0.1を当たり前に…と思った時期もありますが、住みごこちを伺っても全くわからないので、費用をかけ過ぎずほどほどがいいと思います。 先日久しぶりに雨が降り、植栽も喜んだかなと思います。ちょうどいい囲まれたお庭も今回の住まいの見どころの一つです。みなさまのご来場お待ちしています。

初春の地鎮祭。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市でこれから施工するFさま邸。初春の気持ちのいい天候の中、地鎮祭を執り行いました。昨日は久しぶりの雨で、朝方は風が強かったので寒さ対策をして出かけましたが風もなく気持ちのいい地鎮祭になりました。 今回の住まいはニコハウス設計室として施工させていただく中で最も小さな物件になります。ここ最近は物価高により、建築費用も高くなってきました。ハウスメーカー大手などのここ10年の値上がりは1棟あたり1000万円ほどだということ、新築平均が約4000万円になっているということも聞いています。世の中なんでも高くなっているからしょうがないじゃん…、と言ってしまえばそれで終わり。工夫する部分はいっぱいあるだろうということで、今回の物件は私が推奨する『小さな平屋プロジェクト(仮)』として進めています。この住まいの特徴ですが①高性能:耐震等級3の1.5倍ほどの余力とHEAT20 G2.5以上の断熱と快適室温②スケルトンインフィル:構造に必要な柱壁を最小限にし、将来間仕切り変更可能な構造計画③自然素材:材料に廃盤がなく、経年美を楽しめ、お手入れが自身で出来るメンテナンス性④視線の抜けと庭:コンパクトながら広く使える視線の抜けのある間取りと木々の揺らぎのある庭⑤脱炭素に向かう省エネ:小さなエアコンのみで全館空調し、省エネで部屋間温度差のない心地よい暮らし⑥コスト:広く小さくまとめ、高コストパフォーマンス コストのことなど詳しくはまだ書けませんが、インパクトはかなりあると思います。小さな住まいは将来的にお子様に譲るのもいいし、借家として使うにもいい。世帯の平均人数が2.2人程度でこれからもっと減っていくことが予想されています。小さな家の需要は増え、40坪もあるような家はどんどん空き家になり、借り手、買い手もいなくなっていくことでしょう。また大きな家は、メンテナンスがかかり、空き部屋ばかりが増え、なかなか有効活用はできません。そういったことを考えた『小さな平屋プロジェクト(仮)』初夏頃にはみなさまにお披露目できると思いますので、『コンパクトで高性能な住まい』ならぜひご相談ください。 地鎮祭ではFさまがとても喜んでいらっしゃるのがとても印象的でした。これまでいろいろな工務店さんを廻り、コストの難しさで住まいが出来るのか?不安だったと思います。弊社の考えと、Fさまの想いが詰まった住まい。これから着工していきます。Fさま地鎮祭、おめでとうございます。建築を十分に愉しみながら、施主監督として写真もどんどん撮影ください(笑)。いい仕事いたしますので♪引き続きよろしくお願いいたします。

本年もよろしくお願いします。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。いつもホームページをご覧いただくみなさまへあけましておめでとうございます。現場の状況だけでなく、私が知っていることをよりわかりやすくブログでお伝えしていきますので引き続きよろしくお願いいたします。 年末年始、今年は穏やかな気候でめでたく初日の出も拝むことができました。以前は太平洋の海岸で見ていましたが、人が多く、車事故リスクもあるので最近は愛犬をつれて渥美半島らしい景色の中で初日の出を拝みます。今年はお茶畑越しの初日の出となりました。基本的には畑の多い田舎なので、気持ちよく散歩できます。私の趣味はここ数年、愛犬と妻との散歩。長い時は3時間ほど散歩します。いろいろ話をしながら歩くのはアイディアもわいてくるので、有意義な時間になりお勧めです。でも仕事の話ばかりになると少しだけ気が引けます(汗)妻の実家は豊川稲荷から歩いて10分程度なので、商売繁盛のお祈りは豊川稲荷でしています。大きな商売繁盛熊手を購入されている方がたくさんいらっしゃいます。縁起物なので手を出そうかいつも迷いますが、(置く場所がないという理由もあります)私は実力でしっかり繫盛させようという強い意志で購入を見送ります(笑)賑やかなところに行くと観光地にきた感覚をもつので、人込みと屋台を楽しみ、夜は妻の実家でのんびり過ごさせていただきました。もうひとつ、年末お世話になったみなさんには、りんごをお歳暮としてお渡しいたしました。そしたら、お施主さまよりリンゴパイを焼きましたとLINEが入りましたので、私も影響されお正月休みの課題としてリンゴパイを焼きました。得意料理を少しづつ増やすべく、今年はこれまでよりも料理をしようと決めています。 またお休みの間にやることリストをまとめるのもいつものこと。今年もいろいろチャレンジをしながら楽しんで仕事をしていきたいと思います。まずは来週末の内覧会。日本らしい陰影のある美しい住まいに仕上がったなと思います。少しづつ予約が入ってきていますので、ご興味のある方はぜひご利用ください。みなさまのご予約をお待ちしています。自然素材で造る高性能住宅で心地よい日常を。ちょうどいい価格でこれまでと変わらず今年も続けていきます。耐震と断熱の計算に合わせて、建築基準法の改正など設計業務での負担が大きくなってきました。これまで努力をしてきましたが、4月には設計料を値上げさせていただく予定でいます。弊社をご検討中の方、3月中までに設計申し込み、施工予約をいただければこれまでの金額でのご契約となります。ご検討される方はお早めにご連絡ください。お問い合わせはこちらから。改めまして本年もよろしくお願いいたします。
