リノベ書籍に掲載されました。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
弊社が所属させていただいている『性能向上リノベの会』昨年度末に性能向上リノベデザインアワード2024に応募させていただいた私の自宅。
特別賞という賞をいただきましたが、先日発行されたリノベの会の書籍に、私の自宅が掲載されています。
書店にも並んでいますが、Amazonでも、もちろん売っています♪ 1320円とそれほど高くないので、リノベをお考えの方、お盆休みに読むのにはちょうどいいと思います。

撮影はゴールデンウイーク前ぐらいだったと思いますが、3時間ほどかけて、インタビューや撮影をしていただきました。
リノベをする際に私が気を付けている点は、とにかく『あと何年住む予定ですか?、また将来どうするつもりですか?』ということ。
みなさん20年以上使う想定をされて相談に来られます。
その際には絶対に地震対策をしておかないと住まいが引き続き使えなくなってしまいます。30年以内に来るといわれる地震に対して無策で無事でいられるわけがありません。
予算が少ないなら、そのような補強の方法もありますし、市によって補助金も使えますので耐震は絶対!
長く住むのに暑くて寒い家ではエネルギーの使用量がすごいことになります。耐震のついでの断熱気密も絶対必要!
家じゅうができないのならせめて、普段いる場所だけでも快適に過ごせるように性能を向上させることは必ずやりましょう。
その上で、設備を新しくしたり、間取りを使いやすくしたりするのがリノベの正しい順番です。
だから私が一番嫌いなリノベは、耐震と断熱気密改修をせずに見た目だけきれいにすること。
見た目は1年もすると飽きてしまいます。根本的な解決は何一つしていないリノベというかリフォームはお金の無駄ですから絶対にやめましょう!

弊社に来ていただくと、性能向上リノベの会のパンフレットもございます。
この表紙にも私の家が掲載されています♪
リノベで何を大事にするべきか、私が普段お伝えしていることがとても分かりやすく記載されています。
例えば

『出典:性能向上リノベの会パンフレット +パンフレット記載の出典』
耐震はあなたの家族を守るためだけでなく、地域のインフラや道路事情も守るためにもとても大切なのです。
避難訓練でいつもあるく道路に、たくさんの家屋が倒壊していると避難所に向かうこともできなくなってしまいます。

『出典:性能向上リノベの会パンフレット +パンフレット記載の出典』
昨日にはカムチャツカ半島で大きな地震があり、津波被害もとても心配になりました。
地震は図のようにあちこちで何度でも起こっています。
あなたの家だけ、大丈夫なはずがないのです。

『出典:性能向上リノベの会パンフレット +パンフレット記載の出典』
パンフレットにも記載されていますが、ご自身で出来る簡単なセルフチェックもあります。
例えば、増改築が耐震にとって不利なことや、1階と2階の柱や壁が一致しないことなど、知らないこともおおいと思います。
地震はいつくるかわかりません。
すぐの工事は出来ませんが、ご心配であれば知識のある専門家(出会うのはなかなか難しいのですが)に相談するべきです。
しつこいですが、表面だけのきれいにするリフォームはよほど困っていない限りやめたほうがいいです。
お金を無駄に使うだけ。
根拠あるリノベーションをして、ご家族も地域も守れる住まいにしましょう!