社員旅行in万博。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
会社を設立して8年目。先日初めてみんなでまとまっていく社員旅行に行ってきました。
みんなに相談して1泊2日の、万博の旅。


木造建築をしている以上、万博の大屋根リングは全体にこの目で見て体感しておくことが必要だなと思っていました。
そして実物を見て、それをものすごく感じました。
木造建築のスケール感ではない建物ですが、それが木造で出来ていることに素直に感動。
貫の施工方法が会社ごと違うのも建築に携わる者として面白かったです。


木造は構造が整っていると骨組みだけでもとても美しいと感じます。
日本の建築は本来こういうものだったはず。最近の建築では柱が隠れてしまうので、構造はプレカット屋さんにお任せしている会社が多いのが事実ですが、隠れてしまう部分もこだわった計画をしたいと強く感じました。


評判のいい万博なので、パビリオンの予約はことごとくはずれ、坂茂さん設計のBLUE OCEAN DOMEだけ当たりました。
竹の集成材を使った構造の建物は軽く強靭で、加工もしやすく建築向きだそうです。
何よりもこの構造物自体がかるいので地盤補強の必要がないところは、転用の可能性のある建物では有効だなと感じました。
また3Dプリンターで造った、小さな建物を体験しましたがこちらは樹脂っぽい材で出来た壁&屋根部分も自然由来のもので森に変える建築だそうで、すごく興味が湧きました。
人が住み不要になったら森に帰るなんて、地球にやさしい未来の建築らしいものだと思いました。


2日間とも万博ということで、途中途中で作戦会議もしましたが、とにかく暑くて疲れました。
来年の社員旅行はもっと体にやさしい旅にしようと(笑)
なかなか行けなかった万博を社員みんなで経験できたことは良かったです。
万博開催もあと1か月ちょっと。本当に暑さがヤバいので行かれる皆さん十分な対策でいきましょう。
特にきつかったのは入場までの待ち時間。入場までに500mL 1本分のキンキンに冷えた水の準備をおすすめします(汗)