浜松市 基礎配筋検査。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

浜松市で新築施工中のYさま邸。

基礎配筋工事が終了いたしました。

よく見る基礎配筋検査と違って弊社の基礎下にはブルーの断熱材が敷いてあります。

スタイロフォームと言われる圧縮に強い断熱材です。

弊社は基礎断熱方式を取り、この物件でもご要望のあった床下エアコンを暖房にて利用します。

コンクリートは断熱性能が低いため(蓄熱性能は高い)、断熱をしない場合は土間下にある地球を暖めることになりエネルギーロスにつながります。

そのため弊社では基礎下に熱が逃げないように30㎜の断熱材を敷いています。

この断熱材にはシロアリ対策をされたスタイロATといわれる白い断熱材もありますが、弊社ではブルーの一般的なスタイロエースⅡを使っています。

床下なのにシロアリ対策は大丈夫か?

弊社では室内に影響のない地面には化学薬品のシロアリ材を基礎下砕石を敷いた段階でまきます。(建物はホウ酸処理にて施工しています)

その上に施工をしているから一般的なスタイロで大丈夫だろうという判断です。

シロアリ対策のスタイロATと一般的なスタイロでは2.5倍ぐらい金額が違います。基礎面積によって大きな金額差になるためそのようにしています。

 

また弊社の基礎は二度打ちと言われる一般的な基礎のコンクリートの打ち方をしています。

その際、一度目に打つ土間コンクリート(スラブコンクリート)と立ち上がりの基礎コンクリートには隙間(打ち継ぎ)ができます。

この打ち継ぎがある状態のまま、基礎断熱をして床下を暖めてしまうと暖かいところが好きなシロアリの心地よい棲み処が出来てしまいます。

弊社では二度打ちでもシロアリ侵入をさせないよう、土間コンクリートと立ち上がりコンクリートの間に鉄板を設置し、シロアリ侵入を防いでいます。

そのため基礎が出来上がると水が抜けることがなくなり、大雨が降るとプールになります。

基礎のつくり方は各社それぞれですが、なぜその基礎のつくり方をしているのか?

作り方にも得手不得手や価格差が生じますので、聞いてみるといいと思います。

Yさま、現場は順調に進んでいます。9月末の上棟楽しみにしていてください。

引き続きよろしくお願いいいたします。