『ちょうど暮らしの平屋 vol.2』地鎮祭。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊橋市で解体の終わったSさま邸。
先日地鎮祭を執り行わせていただきました。
この住まいは弊社が提案するセミオーダー型住宅『ちょうど暮らしの平屋』のvol2となる物件です。


Sさまは初めてご相談いただいた際はリノベーションの相談でした。
予算のこともありましたが、詳細な図面などを見せていただく前まではリノベーションでどこまで提案できるかなと考えていました。
まだ30年に満たない住まいで構造的な大きな問題がなければ十分出来るだろうと…。
ただ図面を見せていただき、『…、ちょっとここが』という箇所がいくつか出てきました。
表面上のリフォームはそれを無視してしまえば施工することは可能です。
いつも私が聞くこと『あと何年お住まいになりますか?』
これに対してはまだ30年近く住むこと、またお子様に譲るかもしれないことなどを考えるとリノベーションでないほうがいいだろうと思いました。
また建築当時のことを覚えていらして、地面に土管が埋まっているという不安も抱えていました。
設計士としてそれを聞いた以上簡易的なリフォームは1次しのぎでしかないことを伝え、
① このままお金をかけずに済む ② 思い切って小さな住まいを新築する
ことを提案しました。


究極の2択で、考えるのは大変だったと思います。
普通の工務店さんなら、しれーっとリフォームしていたことでしょう。でも私は命を守る住まいが不安を抱えたまま見て見ぬふりをするのは出来ないのです。
私の考え方をお伝えし、セミオーダーとなる『ちょうど暮らしの平屋』を選んでいただきました。
今回は『ちょうど暮らしの平屋』といいつつ、小屋裏を利用した2階建てになります。
Sさま地鎮祭おめでとうございました。
確認申請が長ーい期間になっていますので着手まではもう少しお時間をいただきますが引き続きよろしくお願いいたします。