点検で確認すること。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

豊橋市で2年前にお引渡しをさせていただいたEさま邸。

先日定期点検に伺ってきました。

弊社の定期点検はお引渡しから3か月・1年・2年・5年・10年の無償点検を行っています。

 

定期点検に来させていただく前の連絡であらかじめ気になる箇所などあるかお聞きしています。

今回は特にありませんでしたが、あらかじめお聞きすることでメンテナンス準備がしやすいためそのようにしています。

2年経っての変化ですが、南側の大きな窓近くに植えた落葉樹により、1年目より2年目の方が夏の日射の影響が少なくなり過ごしやすくなったといわれました。

夏の日射を適宜防ぎ、冬は落葉して日射が入ってくる『落葉樹』の使い勝手の良さが改めて知ることが出来ました。

すごく丁寧な暮らしをされているEさまなので室内もとてもきれいです。

家具デザインをされている方なので理解をいただいて使っている2階の床は『ラワン合板貼り』です。

コストダウンが目的でしたが9㎜のきれいなラワン合板を床材として利用しています。

当初はささくれなど気にならないか心配でしたが、お手入れもありそんな心配はいらず、むしろいい色に経年美化していました。

一般の方に理解いただけるのか?難しいところでしがプロ仕様の床材として理解したうえでラワン合板を利用するのはありだなと思いました。

ご希望で階段下に造ったヌックは、お子様のゲームをする居場所になっています。

でもそのお子様も2年の間に(計画からは3年以上)経ち、大きくなってきましたので少し手狭になってしまったようです。

第一種熱交換換気のフィルターは引き渡し時に『必ず月に1回掃除してください』とお願いし、その確認もしていますが今回もしっかり掃除していただいていて安心しました。

フィルターのつまみが小さいのでお施主さま自身で養生テープで取りやすくしているのはEさまならでは。

メーカーに伝えておこうと思います。

少し前のまだ暑いころに冷房エアコンの効きが悪いと連絡がありました。

結果的にエアコンのガス漏れだったのですが、最近はガス漏れ故障が多いなと感じます。

早いと1年程度でガス漏れすることも珍しくはありません。

昔と違い、部材が高くなったせいかエアコンの配管が薄くなりガス漏れ故障が起きやすくなったのかな?とも思ってしまいますが、夏のような暑さのタイミングでの故障は命にかかわります。

そのため夏用エアコンが壊れたときの対処法もお伝えさせていただきました。

Eさまとは点検終わりで小一時間ほどコーヒーをいただきながらお話しさせていただきました。

心地よい住まいは長くいても嫌な感じがしません。

今後もこういう家を造っていきたいなと改めて思いました。

 

ニコハウス設計室が点検でどんなことをしているのか?動画でまとめてありますので、弊社検討中の方、弊社で建築した方もぜひご参考になさってください。