気密確認と現場確認。

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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。

浜松市で施工中のYさま邸。

いつもは外断熱で施工させていただく弊社ですが今回は『ニコ断熱』。内側と外側を断熱しています。

理由は外壁の納め方上の防火構造的な難しい話なので書くのはやめておきます。

弊社の中間気密の確認は、業者さんに来てもらって確認するのではなく家の中を負圧にしてアナログに怪しい箇所を徹底的に調べます。

弊社的な気密の怪しい箇所としては

① 入隅といわれる構造と壁の角

② サッシと構造材の取り合い

ぐらいです。(一般的には電気屋水道の貫通部も怪しいのですが弊社はばっちり対策済み)

室内を負圧にしてそういった箇所に手を当て確認する作業。おおよそ1時間ぐらいは手をあて、なんとなく風を感じる場合は風量計を当て、空気が動いているとそれを気密テープで補修。ひたすらに繰り返します。

それ以外にある場所としてはとにかくサッシとドア自体の隙間。

これは製品的なことなので防ぎようがないのですが、そのため引き戸系のサッシや玄関は少しばかり弱点が多くなります。

この住まいも感覚的にC値は0.1~0.3の間にはなるでしょう。(最終的に完成してから測ります)

また自宅に住んでいて想うことはおそらくC値は1.0を切れてればそれほど影響はないように思います。

換気扇を使っていればその分給気も排気もしてますので、神経質になりすぎるのもどうかなと最近は感じています。

外部は防水紙が貼られて、外壁材の到着を待っている状態。

今回もスギ板を貼りますが、いつもよりも細いスギ材を等間隔で貼っていきます。

いつもよりも繊細な感じに見えることでしょう。

まだまだ到着まで時間がかかりますので、しばらくは黒い防水紙のまま過ごすことになります。

Yさま工事は順調です。

現場のことでいろいろとやり取りさせていただいてますが、いつも早めの返信ありがとうございます。

現場は大変助かっています。

引き続きよろしくお願いいたします。