COLUMN住まいの情報
2017年の記事(7件)
記事一覧へ壁内結露の話。
up - 住まいの情報
先日上棟式を終えた現場は、現在外装の下地となる耐力面材を張っています。ニコハウス設計室の住まいは外装の耐力面材に大建工業㈱のダイライトMSという材料を使用しています。耐力は通常の合板と変わりませんが金額は通常の構造用合板の倍以上します。それを使う主な理由は、とても怖い壁内結露の対策をよりよくするためです。 一般的に耐力をだすためには以下の方法をとります。・筋交いを入れる・耐力面材をはる・その両方 当社は外周部に筋交いを入れることはしていません。すべて耐力面材のみです。その理由は筋交いを入れることでその部分の断熱材の厚みが減ってしまうからです。それでも耐震等級は3相当を確保できます。 その耐力面材にダイライトMSを使う理由は、壁の中に入り込んだ湿気を外部に排出しやすくするためです。外部に耐力を上げるために張る面材でよく使われるものと透湿抵抗の比較・構造用合板 透湿抵抗 10.3・OSB合板 透湿抵抗 30.6 (DIYやガレージ内装で最近よく使われる木のチップの板)・ダイライトMS 透湿抵抗 2.3 数字が大きいほど湿気が逃げにくい、ようするに壁の中に湿気がたまりやすいということになります。壁の中は普段からみれるわけではないのでずっとじめじめしてるとカビが生えたり腐ったりします。建物と人間にとってこの湿気はとても有害です。 じゃあこの面材なしがいいんじゃないかと思いますが、それだと今度は建物の気密性能ががくっと落ちます。(真冬の風が強い日に風を通すセーターで過ごす感じ)詳しくはこのページの気密の大切さへちなみにお値打ちに作る家のほとんどは、面材が張られず、筋交いや柱の上に防水紙を張ることをします。気密はいっさい無視(涙) 外周部に張る面材は建物を長持ちさせるためにはすごく重要です。また内部の石膏ボード下地には防湿シート(ビニール)を張り、継ぎ目などに気密テープを張ることで壁内への湿気の侵入を防ぎます。 壁は外側も内側もよりよく作ることで家族の笑顔が続く家を造っています♪

フラット35の団信の話。
up - 住まいの情報
我が家は今日の昼休みに、リビングに冬用のラグを敷きました。昨日から急に寒くなり、子供もブーブー言ってましたので緊急対処。冬生まれの私は寒くなるのは嫌いではありません。それからなんとなく感じる冬の外気の雰囲気も好きです。 今日の新聞に載ってて、変わったんだーと感心したこと。借り入れ中、金利が変わらない安心感のあるフラット35。 今までフラット35を利用して、住宅ローンを借りると毎月の返済額とは別枠で団体信用生命保険(ご主人様が万が一のことがあった時のための保険)の請求が年一回きていました。それが通常の銀行ローンと同じように金利に含めることになったそうです。これで普通の銀行ローンと同じ感覚で組めるようになったわけです。もちろんその分金利は高くなるのですが、従来の別枠での団信の支払いよりはトータルの負担が減ったとのこと。 個人的な意見ですが、一般的な銀行の住宅ローンよりもフラット35の方が借り入れがしやすいように感じます。また個人事業主などにも幅広く借り入れ対応してくれる印象なので、少し幅が広がったかな。 まあ無理な借り入れはそもそもお勧めしませんが、場合によってはフラット35の検討もいいかもしれません。

水の話。
up - 住まいの情報
普段はお休みですが、旅行明けで忙しいということもあり、本日は働いております。 本日から事務所への来店時の飲み物に新たな仲間が加わりました。「水素水」ペットボトルなどでも見かけますが、水素ってすぐに抜けてしまうらしいんですよね。元々、胃は弱い方で昔からおなかが下ることがよくありましので自分でもその効果を確かめたいと思いました。これは、日本トリムの電解水素水を作る整水器です。 この器械がいいなーって思った理由は1.日本で唯一効果効能が認められている「医療機器」だから2.すぐに抜けてしまう(48時間らしいです)水素水を気軽に飲みたかったから3.水素の強さが調整できる4.フィルターを通してるのではなく電極で水素を作るので劣化が少ない(年一回の部品交換でOK)5.水素水で入れたお茶やごはんが普通の水で入れたのとぜんぜん違う!など・・・。 最初からあまり強いのを飲むとおなかが下ってしまうとのことなので徐々に慣らしていこうと思います。高断熱により住み心地がよく、健康を意識できる家づくりをしていますので、さらに上の健康へ。 電気において、電力会社とは縁を切って自給自足でいけることが理想(送電ロスが減るので)ですが、体も病院の必要を感じない健康を保てるようになるといいなー。そういう意味で運動と口に入れる基本となるお水は大事だと思います。 効果が出てきたらまたブログに書きます。そのころにはニコハウス設計室の標準仕様になっていると思います。(笑)

お客さまの電気料金。
up - 住まいの情報
昨日エコ診断士の一次試験の合格発表がありました。余裕?の合格で8月末の二次試験に挑みます! 先日お客さまから光熱費の明細の写真が送られてきました。建築するお客さまには少ないエネルギーで快適に過ごせる住まいですよってことをお伝えしていてエアコンの使い方なども教えているのですがこういう報告はすごくうれしくなります。この住まいはニコハウス設計室で標準的な性能でのご提案建物です。太陽光は3kwぐらいついているオール電化住宅。(3kwなのでZEH(ゼロエネルギーハウス)ではありません)暑くなったので1F、2F共小さなエアコンが24時間運転されています。また小さなお子様もいるので設定温度は27~28℃ぐらいですが 「5、230円」です。その前は4,000円台だったそうです。一年間データを捨てないでねとお願いしておきましたが、冬のデータも楽しみです。 無理をしない住み心地のいい住まいいかがですか?もうほかの家には住めません(笑)

びっくりする構造。
up - 住まいの情報
先週末、リノベーション希望のHさまと打ち合わせをしてきました。お話をし、打ち解けたころに他のリフォーム会社さんが作った間取りが出てきました。こんな感じにしたいんですけど…と。見て固まりました。「おおっ!」っとびっくりする構造完全無視の増築を兼ねたリフォーム図面。詳しいお話をし、僕にはこの間取りのようなリフォームは出来ませんとお断りしました。家の構造に問題がでるから。 さらにお話をしていると家も傾いているようで基礎からやり直すとなると新築の方が…、っていうことになり、計画を変更することとなりました。希望をお伺いし、しばらくお時間をくださいとお伝えして帰りました。…が帰りの車の中でアイディアがふってきまして、他の仕事を横に置き、書き上げました。コンパクトな27坪の中にパッシブの要素がたくさん詰まった気持ちのいい住まい。提案するのが楽しみです。気に入ってくれるかなー。 それから、リフォーム特に増築を兼ねる場合、ちゃんと構造を考えてもらえるところに依頼することをお勧めします。なんとなくでもぱっと見のリフォームはできますがいざというときには人命に影響を与えます。お金じゃ買えないもの、大切に、そしてちゃんと考えましょう。

地震保険料の値上げ。
up - 住まいの情報
ヤフーニュースなどにも取り上げられていますが1月に値上げした地震保険料が2019年(2年後)からの契約分で5~6%値上げされるそうです。 偉い方たちが会議で19%程度値上げすべきだといったそうでそれを3回に分けて行うそうです。…余分なこといわなきゃいいのに。 地震保険は最大で5年まで加入出来ます。あってほしくない大地震ですが、いつか来るものだと理解し、備えておくことはとても大事です。 どうせ払うなら早めに5年契約をしておくほうがお得だと思います。面倒な保険の見直しですが人の保険だけでなく家の保険もたまには気にしてみましょう。

雪の日の室内温度。
up - 住まいの情報
本日より新築現場は土台の工事に入りました。朝から寒いとは思ってましたが思いがけない雪がちらつくスタートとなりました。めっちゃさぶい。 それから1/15の雪の日の室内の気温がどうしても気になって本日お客様の家へ訪問してきました。この日は平均気温が0.5℃、最高気温が3.6℃、最低気温が-2.1℃。この日は愛犬も寒そうでした。以下はトイレの窓際に置いた温湿度データ。なぜトイレに置くのかというと北側で、暖房はリビングなどからの伝わった熱のみで家の中で一番温度が低くなるから。ちなみにニコハウス設計室は全館空調などではありません。1台の8畳用エアコンでのみ暖房したデータです。トイレの最低気温は朝7:00~8:00の14.6℃。これは概ね4月の平均気温ぐらいです。 どうですか? こんな家を造ってます。
