COLUMN住まいの情報

2023年の記事(114件)

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2年点検であったこと。

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7月末から様々な勉強会などが毎週のようにあり,落ち着いて仕事が出来る日があまりなく,浮足立った日が続いてます。つまらないミスをしないよう,気をつけながら頑張っています。先日,といっても8月入ったころですが,建築後2年たったKさま邸へ点検に伺ってきました。以前何度か相談のあった造作玄関ドアの気密ですが,対処させていただいたのちは玄関ホールの空気感は良好なようで安心しました。ほんのりスリット窓から見える植栽がかわらずいい雰囲気でした。お伺いの前に気になるところをあらかじめ聞いてますが,植栽の剪定をおしえてほしいとのことでしたので,剪定するドイツはさみとのこぎりをもってちゃちゃっと剪定をしてきました。昔取った杵柄で剪定はお手のものなので,点検に伺える際はポイントのお伝えもしています。このころは気密がいまよりも若干悪かったのですが,それでも2階ホールエアコン1台で問題なく過ごされているとのことで安心しました。自然素材で仕上げてあると,お伺いした時にはいい色付きを見せてくれてそういった経年美化がたまらなく好きです。約3年前の打ち合わせの際に何気なく登場したボックスティッシュ置き場。いまでもしっかりつかってくれていて,しかもけっこういいみたいで,その後提案はしていませんが今後のお客さんには話してみようかなと思います。植木が伸びてきたという以外に気になる部分がないとのことで,楽しく点検させていただきました。Kさまお時間をとっていただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

引渡し前にやること。

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豊橋で外構工事前のEさま邸。先日,社内点検を兼ねた清掃を行いました。最近の物件は全てエアコンの設置までさせていただいてます。そしてお施主さまにおことわりをして,引き渡しまで2階のエアコンの除湿を24時間つけっぱなしにさせていただいてます。基礎断熱を採用された物件の場合,初年度はコンクリートの水分蒸発により,室内が高湿度になります。人の出入りがあるうちはいいのですが,完成引渡し前はその出入りがなくなり,閉めっぱなしになります。そうすると室内の気温も上がり,高湿度状態が続くとカビの原因になる可能性が懸念されます。そのため弊社では引渡し前からエアコンによる除湿を利用し,室内の水分を少しでも減らすようにしています。これけっこう大事だと思います。そのおかげで掃除,点検をする際には室内は適度に冷やされた状態になるため,作業効率もアップします。それでも窓際は日射熱の影響を受けて,輻射による熱を感じてしまいます。庇がついて,直接の日射を受けないような窓でも枠回りは外気温近くなります。壁は24℃ぐらいでも窓廻りは30℃近い…。北側の窓は温度が少し下がりますがそれでも同じような状況になります。壁が24℃ほどで,窓からの日射熱を受けていると室温の表示は26℃ちょっとぐらいを示していました。こういうこともあって,夏の日射は『窓の外で防ぐ』ことが最重要になります。日射だけでなく,暖まった地面などの輻射熱が防げると室内はめちゃくちゃ快適になります。庇やタープでは地面からの輻射熱は防げませんが,窓近くに設置するよしずやグリーンカーテンは地面の輻射熱が防げますのでとてもおすすめです。この建物は外断熱で断熱性能を示すUa値は0.36ですが,一番暑そうな屋根付近で27℃弱でしたので湿度さえなくなれば快適に過ごせるでしょう。快適に過ごすポイントは温度以上に湿度。50%台の湿度になれば28℃ほどの室温でも快適さを感じられると思います。引渡し前に住まいの状況を確認することで,私たちのスキルもアップします。より快適な住まいになるよう日々努力しています。

夏季休業のお知らせ

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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。下記日程にて夏季休業をとらせていただきます。 休業期間    8月11日(金) ~ 8月17日(木) 休業期間中にいただいたお問い合わせについては、夏季休業明けに順次お返事させていただきます。皆さまよろしくお願いします。

構造見学会のお知らせ。

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現在施工中の住まいで『構造見学会』をさせていただくことになりました。『構造見学会』では弊社がこだわっている許容応力度計算による構造計画や木造ならではの梁表しにするための設計手法をお伝えいたします。弊社が計画する際に何を注意して構造計画しているのか?構造計画されていない住まいとは何が違うのか?熱橋のない外断熱は何がいいのか?構造設計は耐震等級3をとるためだけではありません。『構造設計された木造の骨組み』をご体感ください。開催日程:8月19日(土)~8月20日(日)開催時間:10:00~16:00  ※ 終了いたしましたとても暑いので興味はあるけど…という方はYouTubeにてweb構造見学が出来ます。WEB構造見学会はこちらから。合わせてご利用ください。住宅性能  耐震性能:許容応力度計算による耐震等級3断熱性能:Ua値 0.33  外断熱工法長期優良住宅取得物件

電気配線の打ち合わせ。

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豊橋で施工中のOさま邸。現場は防水工事まで終わり,先日の暑い中現地にて電気配線の打ち合わせをさせていただきました。この住まいは造作キッチンを予定していますのでキッチン廻りも自由に設計出来ます。お時間かかるかなーとは思ったのですが,あらかじめ検討してきていただいたおかげで,とてもスムーズな打ち合わせとなりました。私を含め,皆さんが口をそろえて,『大きく見えるよね』という感じでとても30坪を切るコンパクトな住まいには見えませんが,大きさはあっています(笑)大きく見えるように大屋根形状が感じられること,端から端まで見通せることを意識したおかげかなとおもいます。洗面の高窓から遠方のしゅろの木が見え,真夏の青空と相まっていい借景が出来ました。こんなに暑いさなかですが,弊社を検討されたい方,構造と断熱が見れますのでご興味あればお問合せ下さい。構造見学はこちらから。でも本当に暑いので,涼しい部屋で確認したい!という方には弊社構造見学会YouTubeがございます。WEB構造見学会はこちらから。合わせてご利用ください。

猛暑の地鎮祭。

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梅雨明け前の猛暑の日。岡崎で計画中のIさま邸地鎮祭が行われました。以前は農業用倉庫が建っていて,解体してみると,地面からいろいろなものがでてきて・・・。解体屋さんとの打ち合わせお疲れさまでした。大変だったと思います。まずは無事に地鎮祭が出来たことが喜ばしいです。疑問に思うことを素直な気持ちで質問されるIさま。ご自身で結露計算までやられる強者です(笑)ハウスメーカーをまわられた際には営業マンさんもたじたじだったよう。そんなこともあってまた親戚ということもあってご相談をいただきました。弊社から一時間ちょっとなので,なるべくなら地元の工務店さんを…とおすすめしましたが,思うようなところがなくご指名をいただきました。それに答える,高性能で住み心地のいい住まい。これから着工いたします。Iさまおめでとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

曇天の上棟作業。

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豊橋で施工中のOさま邸。元々の上棟予定日は雨っぽいので中止。そしてスライドさせた日も直前で予報が変わり雨が怪しい。梅雨に悩まされる工程となりました。材料は現場に到着してしまっているため,いくらシートをかけておいたとしても高湿度によるカビが心配です。私個人は晴れ男なので,くもりで行けると判断し,先日上棟作業を行わせていただきました。会社から祈っていましたが,9時頃に一度雨に降られたそうです。まだ構造用合板を貼っていませんでしたので,そのまま続行。濡れた場合ですが,木は一時的な雨で濡れるのは表面だけです。またしっかり乾かすことが大事になります。構造は含水率(木の持つ水分)が20%以下とされていますが,弊社では含水率計当てて,数字を確認して先にすすめます。その後は雨に降られることなく,工事はすすみます。大屋根形状の構造表し物件。大事な化粧の梁が整然とならびます。リズミカルな梁は木造を象徴するような力強い骨格表現となります。大屋根形状なので低い屋根から二階の屋根へと伸びやかな空間構成に。その後は雨に降られることなく,1枚目のネオマフォームの工事まで完成させることが出来ました。野地板も化粧なので化粧梁が濡れた場合は,乾燥させたいこともあって中止するつもりだったので一安心です。時間を見てこれ以上先に進めると,雨養生がしにくくなるとの判断で,今日はここまで。ブルーな住まいが完成しました。Oさま,天候に不安を抱える中で,ご心配をおかけしすみませんでした。しっかりと乾燥を確認しながら進めていきます。引き続き,よろしくお願いします。

完成見学会のお知らせ。

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7月に完成する『大屋根でつながる住まい』にて,完成見学会をさせていただくことになりました。将来的に平屋完結できること,大屋根らしい形状が感じられる空間とすることを意識して計画させていただきました。限られた予算の中で要望をぎゅっと詰め込んだ住まいとなります。4人家族,30坪ほどの住まいをご検討の方は参考にしていただける住まいになりますのでぜひご参考になさってください。要望の多いランドリールーム,広い洗面台,土間収納もございます(笑)開催日程:7月29日(土)開催時間:10:00~16:00  ※終了しました階催場所:浜松市北区三方原町規模1階床面積 70.81㎡(21.4坪)2階床面積34.78㎡(10.5坪)延床面積 105.59㎡(31.9坪)空調計画第一種熱交換ダクト式換気床下エアコン 6帖用サイズ2Fホールエアコン 6帖サイズ住宅性能  耐震性能:許容応力度計算による耐震等級3断熱性能:Ua値 0.32  外断熱工法気密性能:C値 0.13長期優良住宅取得物件

電気配線の打ち合わせ。

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豊橋で施工中のTさま邸。電気配線の打ち合わせをさせていただきました。湿度は高かったですが気持ちのいい風の抜ける日となりました。現場にコンセントボックスをつけて1か所づつ確認させていただきます。上棟が終わった時点で構造表しの屋根面は完成しています。配線を通すこともできないので電気屋さんは毎回頭を悩まします(汗)あらかじめ検討いただいていたおかげで今回は30分ぐらいでお打ち合わせ出来ました。Tさまご協力ありがとうございます。また造作によるデイベットもご採用いただきありがとうございます。来週からは,熱交換となる第一種換気の施工から電気工事を進めていきます。外部はいよいよ木外壁の工事に入ります。引き続きよろしくお願いいたします。

夏エアコンの電気代。

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梅雨も終盤。いよいよ暑い夏がすぐそこまでやってきました。今回のテーマは『夏エアコンの電気代』です。『夜まで暑かったからエアコンはタイマーにして夜中に消すようにした』『夜になると外が涼しかったから窓を開けて寝たよ』『エアコンが切れたらすぐに暑くなってまた電源つけました』一般的な使い方はこのような感じの方が多いように感じますが,『ぐっすり眠る』ことを優先したほうがいいのになーと思って聞いています。昔ながらの断熱性能の低い家の人ほど,夏のエアコンを我慢する傾向にあるように感じます。エアコンって1日中かけていくらぐらいか知っていますか?エアコンの使用は同じ条件で断熱性能を変えて検討してみます。 31坪平屋の住まいでエアコン1台使って家中冷房の検討(リノベモデルではありません)一番暑い8月をシミュレーションしてみた結果  (1KW=33円 で計算)弊社が建てている高気密高断熱住宅の場合1か月使用して,電気使用量131KW   4,332円平成4年ぐらいの低断熱の住まいで同じエアコンの使い方をした場合1日のエアコン電気使用量が221KW  電気代換算で7,305円だいたい倍近い電気使用量になりますが室温の安定感も前者に軍配が上がります。1枚目がUa値0.24 2枚目が平成4年ぐらいの低断熱の住まいエアコンは6帖用を1台設置で設定していますが高断熱の住まいは各部屋の室温が安定しています。年間を通すと3万円ほどの電気代の差になりますので30年で90万円,断熱材の差額は十分元が取れます。それ以上に快適性が違ってきます。実際の1日の温度の変化がこのぐらいなので,どの部屋も快適な状態が月々4000円ぐらいの空調代で実現できます。 私が住んでいる自宅兼リノベモデルの室温ですが同じように1日を通してほとんど変化はありません。1Fも2Fも違いがないためグラフが重なってしまっています。ご興味ある方は常時見れますので遠慮なくご覧ください。…読み込み時間がちょっと長いです(汗)リノベモデル今の室温はこちらから。使っている空調は6帖用エアコン1台のみです。リノベモデル兼自宅で電気代を測定していますがエアコンの使用電気量は1日2.5KW程度です。15時~エアコンの電気代が高くなっているのは建物が45度振っていて,西日が差し込んでいるからです。1か月に換算して75KW。金額は2, 475円。(もう少し暑くなれば4000円ぐらいにはなると思います)これで家じゅうがさらっとさわやかな感じで快適になっています。(場所によっては寒いと言われるので改善の必要あり)これにより私は毎晩ぐっすり眠れています。無駄に使うエネルギーはなるべく減らした方がいいですが,必要なエネルギーを我慢するのは人命に影響を及ぼします。正しい知識を持って,夏の暑さを乗り切りましょう。 家が暑くて大変というご家族は,まずは窓から入る日射熱をカーテンでなく,屋外側で防ぐことが最大級に重要なことになります。その上で消費電力の少ない扇風機やサーキュレーターを使い,エアコンとお付き合いください。消費電力を少なくしながら,快適に過ごしたいという相談はどなたでも無償で承ります。(自宅を見に行くことはしませんが)快適で省エネな夏を過ごしていただくことを願っています。

点検強化週間 その2。

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弊社は定期点検を3か月,1年,2年,5年,10年の5回させていただいてます。3か月目は初期不良と,高気密高断熱住宅の住み方の再確認,一種換気の掃除をしているかの確認が主です。 引き渡しから3か月のSSさま邸。大きな片流れの屋根と,切妻の屋根が特徴の平屋の住まい。お引渡し時は3月でしたのでまだ新緑が芽吹きだした頃でしたが,新しい葉がでて,より魅力的な住まいになりました。暑くなってきたので,エアコンの使い方の確認をし,弊社の特徴でもある遠隔で確認できる温湿度計を設置をさせていただきました。チェックさせていただき,適時住み方アドバイスをさせていただきます。3か月の不具合ですが,屋根が大きいことと先月の集中豪雨により,庭の築山が崩れていました。下草が伸びてくれば崩れなくはなると思いますが,思いがけない豪雨には対応が難しいですね。しばらく様子見をなりました。 同じく3月に引き渡しをしたNSさま邸。無塗装のスギ板の色がいい感じに抜けてきてます♪落ち着いてきたなという印象。色の変化があるのが自然素材の魅力ですね。植栽にも囲まれて,気持ちのいい公園のような庭。テントを張って楽しんでいただいたそうで思い通りの使い方に私も満足。室内からも気持ちのいい庭が望め,改めていい住まいだなと思いました。エアコンの使い方ですが,この時期の床下エアコンは送風モードでお使いいただくことをお伝えし,第一種換気の掃除をしているかの確認もさせていただきました。 合計4件の点検強化週間でした。改めて伺うと,住まい方でお引渡しの時以上に魅力のある住まいになっています。設計者として喜びを感じる瞬間でもあります。点検以外にも不具合がある際,弊社では専用のメンテナンスLINEにて対応しています。 みなさま引き続き,快適にお過ごしください。

点検強化週間 その1。

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法人化から6年目になりましたが仕事のご依頼を安定していただけるようになり,引渡し物件も多くなってきました。お引渡しが多くなると点検にお伺いする住まいも多くなります。先月末から点検日程が重なり,点検強化週間となりました。 お引渡しから1年のWさま邸。30坪台の敷地に5人家族で住み,駐車場は3台分,建物も30坪弱,とにかくぎゅっと詰め込んだスキップフロアの住まい。共働きのため,ランドリールームも必要だったのですが,専用の部屋として準備するのは面積的に不可能。来客がそれほど多くはないということで通路兼用で物干しスペースを用意させていただきました。上手に使われていて,うれしかったです。1年を通して住まわれての感想ですが,夏冬,小さなエアコン1台づつでも快適に過ごされたそうです。ただ,普段は1台可動のため,エアコンから近い部屋は夏,寒くなってしまうそうで冷気用衝立をうまく使うことを説明させていただきました。 お引渡しから3か月,リノベのFさま邸。リノベ前,片付けの際にたくさん断捨離をされ引き渡しからほとんど物が増えずにきれいに過ごされていました。LDK+水廻り+寝室を1つの断熱区画として施工させていただいたエリア断熱の住まいですが快適になった空間で生活が完結出来るので,以前とは比べ物にならないくらい楽になったそうです。ご訪問させていただくたびに,リノベした住まいをほめていただき,私たちも大変うれしく思います。雨漏りがあった部分もこちらでわかる範囲にて簡易的に補修させていただきましたがその後の大雨でも漏れてきてないとのことでほっとしました。 点検に伺うと当たり前ですがご家族それぞれの住み方をされ,またいい使い方をされているとすごく励みになります。改めていい仕事させていただいてるなあと実感いたします♪