COLUMN住まいの情報
記事一覧(719件)
講習会現場の基礎工事開始。
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豊橋で基礎工事が始まりましたSさま邸。新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』で講習及び勉強会にも使わせていただく現場です。基礎の掘り方がスタートしたのが台風が来る前。そして台風明けに基礎下断熱施工前のシロアリ予防剤をまきました。建物のシロアリ対策はホウ酸処理で対応していますが,基礎下の断熱材のためのシロアリ予防です。シロアリ対策処理された断熱材もありますが,一般的な断熱材に比べて3~4倍します。この物件の場合,差額金額にして15万円~20万円ぐらい。昨今の値上げラッシュにより何でもかんでもいいものを使えばいいかというとそれは違うなと感じてます。基礎下は建物が建てば二度と見ることは出来ません。基礎から逃げる熱対策のためですが,防蟻処理さえしておけばそこまでの被害はでないだろうとの判断です。基礎下に薬をまくだけなら3万円ちょっとで施工が可能です。基礎下断熱工事が終わり,基礎配筋が完了。チェックも終わり,明日はべた基礎のベースコンクリートの施工を予定しています。朝晩は涼しくなりましたが,基礎配筋検査,めちゃくちゃ暑かった。全国の工務店さんに見ていただく現場,来月の上棟に向けて工事は順調です。

スギ板の外壁工事。
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田原市で施工中のAさま邸。台風明けにスギ板の外壁工事が始まりました。この建物は2階部分がガルバリウム鋼板。下がスギ板貼りです。まずは1枚目を貼ります。1枚目を貼った後に塗装屋さんが登場し,今回の塗料はキシラデコールのピニーという色で塗装します。2枚目押さえぶちを貼る前に塗装する理由は,押さえぶちが乾燥によりやせてしまって,1枚目の塗装されてない部分が出てこないように配慮するためです。自然な色目のこのスギ板も悪くないなと思います。外壁の下地が見えなくなると,いよいよ完成が近づいてきたなという気がします。外壁がスギだと腐らないですか?とよく質問されますが乾燥さえしていれば問題ありません。特に通気層が大事になりますのでそれをふさがないように施工すること。ニコハウス設計室では15㎜の胴縁をタテに貼った後にさらに15㎜の胴縁を横に貼り,合計30㎜の通気層を作っています。職人さんたちからもよく言われますが30㎜もあると風がさーさーに通ります。木材が濡れっぱなしでいる余裕がありません。まあそれでも長雨で乾燥が出来ず,小口から水を吸ってしまった場合は部分的に傷むこともあるでしょう。その時でも同じ厚みの木の板を購入すれば,1枚から張り替えが可能,DIYでも簡単です。それがスギ板のいいところだなと思っています。2枚目の押さえぶちまで施工出来ればようやく足場が外せます。

引き渡し。
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台風明けの先日,内覧会でもお世話になったMさま邸のお引渡しをいたしました。お引渡しの説明はだいたい30分ぐらいです。簡単にではありますが,使い方の説明をさせていただきます。また大事なのは住まい方なので,ニコハウス設計室では『夏の過ごし方』『冬の過ごし方』『春,秋の過ごし方』を常の見ていただけるようにA4用紙 1枚にまとめて,説明と合わせてお渡ししています。住み方を間違えると,いまいち快適に過ごせなくなるからです。別に難しいことが書いてあるわけでもなく,苦痛を感じるような内容でもありませんのでご安心ください。とにかく工夫をして少ないエネルギーで過ごしましょうということ。建物での工夫は限界がありますので,あとは住まい手による工夫が大事になってきます。最後に鍵の確認をしていただき,お引渡し。Mさま,完成おめでとうございます。そして引き続きよろしくお願いします。台風明けだったせいか,持ち込みいただいたポーチの照明のところにカエルがいました。照明のデザインか?とも思いましたが,ちゃんと息をしていました。カエルがいたことは内緒です笑

階段のささら桁。
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田原市で施工させていただいているAさま邸。造作工事が終盤に入ってきました。壁の下地となる石膏ボードを貼り終え,大工さんの造作家具工事が進んでいます。弊社では多いストリップ階段の納まり。段板をささえるためのササラ桁の加工が進んでいました。壁にささら桁を取り付けています。この建物の階段は12段で上がり切ります。階高を低くしているので一般的な建物よりも3段ぐらいは少ないと思います。このささら桁の上に踏板をのせると階段の完成です。洗面やそれ以外の棚類も階段のササラ桁と同じ,ラバーウッドの集成材で家具造作します。ラバーウッドはちょっと重たいので大工さんからは不評ですが,価格的につかいやすい集成材です。この住まいはプライバシーへの配慮がポイントになっており,窓も少なめ。特に水回りとパントリーなどは暗くなりがちですがそれが住まいの中心に来ていて吹き抜けと階段に面しているので明るくて気持ちがいい。ストリップ階段を通して玄関ホールを明るくする役割もある吹き抜け。完成が楽しみです。

造作工事終盤。
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田原市で施工中のKさま邸。2階の勾配天井の工事が進んでいます。天井は全面にラワン合板を貼ります。壁との仕上げが違うことで空間の重心が下がり,落ち着いた印象になります。私ごとですが,設計の勉強をさせていただく中で,完成物件を見させていただく機会も増えました。著名な方々の建築に触れることでものすごい刺激を受けています。またその周りにいる方々も意識がとても高いので引っ張り上げられるように影響を受けまくっています。最近特に意識をしていることは光の取り入れ方と,景色の取入れ方です。やみくもに南に窓をとることは控えるようにしています。日本という気候風土を持つ住まいなので,陰影礼賛のように影と光の美しさを表現出来たらより落ち着きのある空間になるだろうと。日々勉強中ですが学びを止めることはありません。もっともっと上手になりたいなと思います。

基礎断熱の養生。
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豊橋で施工中のSさま邸。基礎の養生期間が終わり,型枠を外しました。今回の物件も床下エアコンを採用しているので基礎断熱の物件になります。基礎立ち上がり時に断熱材を打ち込みます。これは断熱材と基礎の間に空気層が出来ないようにするためです。ここに動く空気層があると基礎内側結露の原因になるからです。また型枠を外すと断熱材のスタイロフォームが紫外線にさらされます。スタイロフォームは紫外線を受けると表面が劣化し,予定していた性能とはならなくなります。スタイロフォームは水には強いのですが,紫外線にはとても弱い。。。上部構造が出来,紫外線から守られるようになるまではブルーシートで保護してあげます。ちょっとしたことですが,重要ということを勉強しましたのでさっそく実践しています。台風の風が少し心配ですが,家の性能も心配なので,雨雲を気にしながら養生をしてきました。10月の上棟に向け,しばらくの間は基礎養生となります。

ラウンジピット。
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田原市で施工中のAさま邸。断熱気密工事が終わり,下地材の取り付けに入りました。今回の建物は周りの景色があまりよくないため,囲まれて落ち着く空間を意識して設計いたしました。LDK空間は天井の高さに変化がないので単調になりそうですが,床の高さを変えることで変化を持たせました。リビングとしてくつろぐ部分,ラウンジピットといって床が1段掘り下げてあります。段差があることで座れる場所が増えることと,1段下がることでおこもり感がでて落ち着く空間になります。ヨギボーを置くというお話がでてましたのでいろんな使い道ができそうです。LDKの大きさは3間角。5.46m×5.46mという寸法の空間。その真ん中に大黒柱のように丸い柱が設置されています。まだお子様が小さいので,この丸い柱に身長を刻んでもらってもいいかなと思っています。外部は上半分のガルバリウム外壁の工事が終わり,大工さんの木外壁の施工待ちです。建物内を進めていきますので,外観はしばらくそのままになります。

内覧会前の気密測定。
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いつも完成時にやっている気密測定。今日は内覧会を行うMさま邸の気密測定に立ち会ってきました。屋内を負圧にするため,窓から室内空気を排出しますがなるべく小さな窓に設置したほうが養生が簡単なので,場所はだいたい地味な部分になります。基礎断熱の物件ですが,C値0.35という数字でした。現在は建具屋さんに作ってもらっている木製の玄関ドアですが,性能値を求められる世の中になってきましたのでいよいよ,メーカーの木製ドアに変えないといけない時期がきたのかなと思っています。それに変えれば0.3は十分切ってくるかなと感じています。 吹付ウレタン断熱を採用していたころは,簡単に気密が取れるので細かな意識はしていませんでしたが,先々のことを考えグラスウールに変えてからはとても気を遣うようになりました。参加している断熱気密塾を通して当たり前のようにC値0.2が切れるぐらいになっていけるよう,努力しようと思います。でも手間はかけず,施工はなるべく簡単に。数字だけを追って,お金をかけすぎるのは,あまり意味がないと思っています。

絵にかいた餅の怖さ。
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先日,新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』の第一回目の講義がありました。大工さんたちを呼んで,みんなで机を囲んで勉強会です。初回前半の古川さんの講義では初期結露や施工精度が低いとどんな結露事故が起こるのか,怖い内容ばかりでした。わかりやすく印象的だったのは『シミュレーションは絵にかいた餅』という言葉。いくら計算して,いくら図面を書いても,複雑な施工方法や図面通りにならないこと,現場では頻繁に起こりえます。それを実際はどうしているのか。勉強しなきゃ絶対にわかりません。なんとなくが一番危ないなと感じました。実際の事故事例を見ると,こちらもどうしていくのか,普段は現場で体を動かしている大工さん,電気屋さんと白熱した議論も出来ました。 後半は魚谷さんによる,実際の施工現場での施工性,それから実際に施工してみた工務店さんの話を聞けました。まだまだ知らないこともたくさんあり,また施工をわかりやすく,なるべく単純にどう納めていくのか。充実した4時間の講義でした。本当なら,お疲れ様で飲みながらさらに議論を深めたいところでしたが。。。コロナ禍なので止めておきました。みなさんに見てもらう施工現場,スタートまでじっくりと考えようと思います。

情報過多時代の施工。
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豊橋で施工中のSさま邸。お盆休み前より,基礎工事が始まりました。これまでの基礎断熱では,基礎の上に施工をしていましたが,全国の工務店さんに見ていただく現場として参加させていただいている新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』での指導により今回より基礎ベースの断熱は基礎の下に施工することにしました。さまざまな勉強会に参加させて頂いたり,書籍を読み込んだり,他社のユーチューブやホームページなども見たり。プロとして17年ぐらいは建築をさせていただいてますが,情報が多いので,プロであっても何が正解なのか常に探しています。そんな中『これだ!』と思う方法を選択し,施工しているのが現状。一般の方が多くの情報を入れすぎて,迷子になるのはとても理解が出来ます。はっきり言って何が正解で何が間違いなのかも,個人の判断でしかありません。そんなこともあって今回の勉強会に参加させていただくことにしました。 ニコハウス設計室として今回の断熱気密のゴールは『結露で住宅寿命を地締める住まいをつくらない,結露で健康を阻害する住まいをつくらない,でも施工はわかりやすく簡単に』結露なんて…と思うかもしれませんが,高気密高断住宅の結露は目に見える部分の話だけではありません。ほとんどが見えない所でのお話です。 見られること,変えていくことは職人さん含め,みんな好きではありません。というか面倒だし,内心嫌だなと…(汗)でもよりよくなるのは結果的にお施主さんも含めたみんながハッピーになります。地域NO.1の設計施工工務店を目指して今日から勉強会がスタートします。

9月の内覧会のお知らせ
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。豊橋市にて施工しましたMさま邸の内覧会の日程が決まりましたのでお知らせします。見通しのいい景色を魅力的に見せることを意識して窓を計画,普段見ている景色が特別な景色に見える工夫をいたしました。日程 9月10日(土)~9月18日(日) ※終了いたしました。時間 10:00~17:00 ※予約対応のみ 1枠1時間 ご予約はこちらから場所 豊橋市老津町 注意 密を避けるため、入室は1組づつ(1枠1時間)、ご予約のみとさせていただきます。 マスクは必ず着用とし、 体調の悪い方はご遠慮下さい。 お引渡し前の住まいですのお施主様への十分な配慮をお願いします。建物の特徴性能:耐震等級3 Ua値 0.31 最終C値 0.35□ 見通しのいい景色を取り込む室内空間□ 景色になじむ杉板木外壁□ お友達の居場所を作る窓際ベンチ□ ごろっと寝転がりたいタタミヌック□ 6畳用エアコン1台の涼しさ体感ご予約はこちらから

小さな住まいのご提案。
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豊橋で建築計画中のTさま。初回のヒアリングをしている中で,たくさんのお友達またお友達のお子さまを呼んでワイワイと過ごしたいという希望がとても印象的でした。20坪ほどの平屋をご希望され,その小さな住まいにどう詰め込んでいくのか。最近の住宅事情ですがウッドショックに始まった建築材料の高沸により,これまでのようには計画しにくくなりました。材料,人件費を落として建築していくのは,限界がありますし,様々なものに支障がでて,いい住まいになるとは思えません。ニコハウス設計室ではそんな中,住み心地よく住んでいただくために,『小さな住まい』を提案し,庭と一体に使え,じぶんちが一番楽しいと思える住まい提供を意識しています。今回のTさまへのご提案はその想いが詰まっています。すぐ南側に背の高い倉庫が建っているため,南側からはひきをとってハイサイドから光を取り入れる計画としました。倉庫が見えないような窓計画とすることで1階からは空の青がきれいに見えるはず。夜には月もみえることでしょう。南側には倉庫の関係で開けないので,北側に雨の日でも食事が楽しめるデッキ空間をご提案。時間に余裕がある際には,ぜひここで食事をしてもらい,特別な時間をすごしていただきたいとの想いです。お隣には親御さんの住む母屋があるのですが,お互いに楽しめる植栽によるほどよい目隠しを考えています。そして最大のポイントは芝生の屋根。ごろんと寝転がり,空を眺めたり,星の観察だってできます。植栽が成長してきたら木登りで庭と芝生屋根を行き来することもできるでしょう。20坪ほどの小さな住まいにもたくさんの『楽しい』が詰め込めます。 せっかく建築を計画するなら『家だけ』を考えるのではなく,敷地全体をとらえ,毎日が楽しくなる工夫をすることをおすすめします。出かけるよりも,家にいることが特別な時間になるかもしれません。楽しい住まいが欲しい方,遠慮なくお声掛けください。ご予約はこちらから。みなさま,充実したお休みをお過ごしください。
