COLUMN住まいの情報
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建物配置の確認。
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先日無事解体が終わりましたと連絡いただいた田原市のSさま邸。6月の着手に向けて,地縄を張りに行きました。山を望む側が南になる,とても気持ちのいい敷地。普段から見慣れているとなんとも思わないようですが,家の窓から山を眺められるのは好条件の敷地だと思います。その山を望む側をひらいたプラン。気持ちのいい陽射しが入り込み,庭仕事などの合間にはデッキに腰を掛けてゆっくりしたり。解体時に残された垣根でプライバシーが守られていますので,工事中のお昼休みも気持ちよさそう。来週末に地鎮祭を行い翌週より,着工します。広い敷地に似あう,平屋の住まい。8月の暑い時期に断熱構造の内覧,11月ぐらいには完成の内覧会ができる予定です。

着工が決まりました。
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田原市で土地選びからお手伝いさせていただいたFさま。プランが決定し,素材などの提案もほぼ受け入れていただき,着工準備に入りました。今回の土地は南東側に背の高いお隣の建物があり,そちらからの日当たりと景色は望めない敷地。なのでそちらは思いっきり閉じて,視線が抜ける開けた南西側に大きく開口をあけたプラン。シミュレーションで確認し,冬至でも9時30分すぎぐらいからは明るい陽射しが建物奥まで差し込みます。1F,2Fとも視線が抜ける南西コーナー方向に大きな開口を集中して取っているので,室内から見た時もそこに視線が集中し,気持ちのいい抜け感があります。日当たりがいいのでリビングをぐるりと囲うベンチ収納をしつらえ,昔懐かしい縁側的な使い方も可能です。そこでゆっくりしたくなるような場所を作って,さらにその外にはベンチの高さと合わせたごろっとなれるデッキもつながります。植栽も多めに取り入れて,季節を感じる居心地のいい住まいとなること間違いなし。ウッドショックの影響も心配ですが,材料の確保は出来そうです♪来週には地鎮祭を行い,地盤調査より着工いたします。

見積もりの確認の仕方について。
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間取りや外観と同じくとても大事な建築費用。新築でもリフォームでもいくらぐらいかかるのか?お施主さまより『いくらぐらいですか?おおよそでいいので』よく聞くお話です。 今回のテーマはその『見積もりについて』です。 以下は私が思うことですが,まず『一式』と書いてある見積もり。こちらについてはおおよそこのぐらいの材料や手間がかかるだろうというやり方。精度はあまり高くありませんがスピード重視。おおざっぱに材料や手間を拾うので正確な見積もりを出す際には金額が100万円単位で違うこともありえます。その分,ある程度の図面ができていればおよその費用を出すことが可能です。 もし『一式』見積もりで契約まですすむとしたらそれは,施工費用に対し相当な余裕を持った金額での契約になるでしょう。坪単価〇〇万円という間取りを変えても同じような金額の建物はおよそこちらの拾い方。お施主さん側から見ても他のプロから見ても内訳がよくわかりませんが,利益が十分出るようになっています。だから値引きの話も出来るわけです。この場合は値引き交渉の範囲が会社によって決まっていたり,担当者の気分によって変わったりするのでたくさんほめてうまく値引きをひきだしましょう♪一方で数量が〇坪,や〇㎡って記入され項目が多い見積もりは精度が高く信頼できます。その反面値引きは出来ません。なぜなら図面から数量を拾い,施工ロスを見てご提案しているからです。そのため見積もりにかかる前の図面の精度も重要になってきます。そうなると図面が決まっていない限り,精度の高い見積もりをご提案することは出来ません。時間と手間もかかりますのでここまでを無償ですることはおそらくないでしょう。もし無償でここまでしていたらその費用は他のお客さまからいただくことになります(汗)ちょっと不誠実だなと思います。 会社ごと見積もりのやり方は違いますが,ニコハウス設計室の場合,初回プラン提案につける概算見積もりは1つ前の契約物件の費用をベースにご提案建物に合わせた床面積,内外観の面積にて概算費用をだしています。 『いくらぐらいですか?おおよそでいいので』建物1件となるとたくさんの業者と部材から出来上がりますのでそんなに簡単に正確なものが出ないことはご理解いただけるとありがたいなーと思ってこの記事を書きました。ご参考になれば幸いです。

造作工事も大詰め。
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豊橋で施工中の水平ラインのきれいな和モダンのKさま邸。大工さんの造作工事も大詰めを迎えています。吹き抜けに面した,木製の格子手すり,窓際のTVボード兼用の日向ぼっこベンチ,小上がり和室のスタディーコーナー。全て大工さんの手作りです。床と壁が張れそうだよーっていうタイミングで大量の造作用シナランバーと集成板を現場に納品。やたらと切っていくと,材料が足りなくなってしまうので,おおよそこんな感じというカット図面を目安に現場でプレカットしてもらいます。気が遠くなり,間違いが許されない作業ですが,切ってしまえばあとは組み立てるのみ。来週には吹き抜けに足場がかかり,勾配天井にヘムロックの板材が張られます。その後,室内の木部塗装,仕上げのしっくいローラー下地となる紙クロス張りへと進んでいきます。7月頃の内覧会に向けて工事は順調です。

断熱,構造内覧会のお知らせ
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。田原市で建築工事をさせていただいている現場にて断熱構造内覧会を以下の日程で開催いたします。 開催日時 5月16日(日)~30日(日) まで 10:00~16:00 ※完全予約制開催場所 田原市赤羽根町地内 ※予約をいただいた方のみに場所をお伝えいたします。 ご予約はこちらから こんな方におすすめ□ 今どき涼しく暖かい家になるのが当たり前だと思っている方□ リビング階段、吹き抜けは寒いと思っている方□ 全館空調や床暖房など特別な機械がないと家中が快適でないと思っている方□高気密,高断熱にすると夏は暑いんじゃないかと思っている方□ 許容応力度計算による耐震と自然の力を取り入れたパッシブデザイン設計に興味のある方□内側も外側も断熱する意味を知りたいマニアックな方。(笑) ※以前施工の物件です。 新型コロナウイルス感染予防のため、1組づつのご案内とし予約のみとさせていただきます。予約のない方の内覧は出来ません。ご予約はこちらからまた体調のすぐれない方、風邪のような症状のある方はご来場をお控えください。ご理解のほどよろしくお願いします。

外壁の工事。
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大工工事が終盤に差し掛かっている豊橋市駒形町のKさま邸。一般的な住まいのたぶん5倍ぐらいの外壁下地の手間をかけて,ようやく外壁工事に入りました。今回の外壁はガルバリウム鋼板とそとん壁のコラボ。先日そとん壁の下地となる,外壁二重目の防水と,ラス網が張り終わり,中庭部分から左官屋さんによるそとん壁塗りがスタートしました。手間と費用は掛かりますが,その素材感はジョリパッドなどの樹脂のものと違い圧倒的な素材感があります。また色あせもほとんどなくメンテナンスもほとんどいらなく,経年変化を楽しめるというのも,この材料のいいところ。玄関側は全面的にそとん壁になるので,仕上がりが楽しみです。 でもほんとに高価な材料なので部分使いとすることが多く,その他の部分はガルバリウム鋼板を張り進めています。スギ板の軒天とも相性がよく,ご希望されていました和モダンの要素が十分に備わっています。深い軒もポイントですね。GW明け中旬以降ぐらいには足場が外せそうです。建物が大きい分,豪華すぎるかなというぐらいの外観になります♪完成内覧会も予定しておりますので,『二世帯』,『コの字の家』のキーワードが気になる方はぜひご来場ください。おおよそ7月末ごろを予定しています。

実施設計前にすること。
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土地探しからご相談をいただいたFさま。いくつかの候補の中からライフプランをまじえた予算と周辺環境のご提案をし,土地の購入を決定されました。私が見た限り,坪数と周辺環境,日当たり含めて,どう考えてもお買い得でちょっと言いすぎかなーと思うぐらい推した土地。この購入はほんとうによかったと思います。そして,その土地でのプランが決まりました。コンパクトですが,敷地を生かしたとても楽しいプランができ,先日から実施設計(現場と見積もりで使う細かい図面)を書き出しました。 いつものことなのでおおよそプランの段階で『耐震等級3』となるようなイメージを持って提案しています。たぶん大丈夫だろう…の疑問のまま実施設計を進めていくのは気持ち悪いので図面を書く前に構造の確認をします。木造の平屋だろうと必ずやらなければいけない壁量の確認。耐震で3,耐風で2はしっかり取れています。耐力壁の次に床の剛性の確認。床倍率というものです。地震力や重量は耐力壁だけでなく水平構面と呼ばれる屋根や床の部分から柱に伝わり,基礎,そして地面へと伝わっていきます。大きな吹き抜けがあったり,階段が吹き抜けとは別の場所にあったりするとNGが出やすいです(汗)最後に一般的な重量だけでなく本棚などを置くかもしれない想定で割り増しの荷重をふまえて,梁の大きさを確認します。屋根からの力の伝わりが素直だと感覚的にはおおよそ梁の高さが270㎜以内でおさまります。300㎜以上の梁がある場合は力の伝わりの悪い,構造的にあまりよろしくないプランということが想像できます。田舎では『太い梁や柱が使ってあって丈夫そうだねー』ってよく聞きますが,梁は太いと自重でたわみますし,ただただ重いだけでいいことはありません。 実施設計に入る前に許容応力度計算にて『耐震等級3』であることを確認し,図面を書いています。1時間に1回ぐらいは目を休めようと思っていますが,集中しだすと平気で3時間とかが過ぎています。…気を付けようと思います(汗)

リノベモデルの施工状況。
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ながーいこと工事をしている事務所隣の古民家リノベモデル。お客さま優先のため,大工さんたちはそれぞれ豊橋,田原の現場へ旅立って行ってしまいました(笑)。それまでの間一生懸命進めてもらって室内は耐力壁の施工がほぼ終わり,勾配天井の石膏ボードも張り終えています。個室となる低い天井の部屋も構造表しの天井がきれいにおさまっています。外部は最後まで足を引っ張り,ドイツからはるばる船旅を終えた,外付けブラインドがつき,無事足場が取れました。総木板張りの落ち着いた外観は古民家らしく周囲に溶け込みます。ただ,外観が完成しただけなのでポツンとしてとてもさみしい。大工さんたちがいない間に,外構工事を進めましょうということで,先日からまずは高低差部分の目隠しとなる擁壁工事にはいりました。順調にいけば5月半ばから駐車場の整備が始まり,6月頃には造園植栽工事にすすみます。費用的にもどうしても後回しになってなってしまう植栽工事ですが,家を少し小さくしてでもそこに費用をかけるべき!と設計塾でもおそわりましたので,今後のお客さまには積極的に植栽工事を進めるという意味でもまずはリノベモデルからはじめます。ビフォーアフターを見たら造園と植栽の大切さがわかってもらえるかなと思います。その変化もぜひ体感ください。いつでも見学は可能です。お問い合わせはこちらからでもしばらくの間は駐車場が工事中のため,来社される方はご注意ください。ご迷惑をおかけしますが,みなさまよろしくお願いします。

ゴールデンウイーク休暇のお知らせ
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。ゴールデンウイーク、下記の期間を休業日とさせていただきます。 4月29日(木) ~ 5月5日(水)5月6日より通常営業いたします。 休業期間中にいただいたお問い合わせについては、営業開始日以降に順次お返事させていただきます。皆さまよろしくお願いします。

上棟日和。
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田原市赤羽根町の現場。雲一つない気持ちのいい天候の中,上棟作業をさせていただきました。回りには小学校や中学校,ホームセンターなどもあるとても過ごしやすそうな場所。田原らしく,北側にはキャベツ畑が広がっています♪青空がほんとうに気持ちいい。お昼には棟があがり,一重目の屋根,防水,そして二重目の屋根まで無事終わり,夕方5時過ぎ無事上棟式を迎えました。Hさまおめでとうございます。お餅投げがやりたいとのことでしたので,コロナが少しでもおさまっていればと思いましたがウイルスには逆らえません。少し残念な気もします。…がでもご家族で式に参加いただきお子様たちも喜んでるんじゃないかなって思えるとてもほほえましい,思い出に残る式になりました。最後におHさまからねぎらいの言葉,丁寧な品もいただき,ありがとうございました。安全第一で頑張っていきますので今後もよろしくお願いします。せっかくの建築ですので遠慮することなくどんどん足を運んで,仕事と進み具合を見ていただければなと思います。Hさま,本当におめでとうございました!!

落ち着きのある間取りにするには。
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家事をテーマに代表されるさまざまな『動線』例えば,洗濯物⇒干す⇒しまう買い物から帰る⇒しまう⇒キッチン…など。これらは間取りの時にとてもイメージがしやすく,話として必ず出てくる部分なので,私自身も提案の際によくなるように心がけています。でもそれ以上に注意しているのが『居場所』人間は常に動き回っているわけではありません。ゆっくりしている時間の方が多いはずです。いい間取りはその『居場所』が動線と重ならずゆっくりできる空間になっています。これを考えない間取りが建売をはじめ多く存在します。このブログを読んでいるあなたの家もそうなっていませんか?例えば一瞬で考えられるこんな間取り建売でもよく見るし,ハウスメーカーや注文住宅でもよく見るような間取りです。この間取りが出てきたあなたは家事動線のスムーズさに感動!いいじゃんって思うかもしれません。ですがこれに書き込みをしてみると…このように動線だけを気にして間取りをすると,実は通路だらけになってしまいます。そして住んでみて初めてその落ち着きのなさに気づきます。リビングを通って他の場所へとなりますので畳数以上に狭い住まいの完成です。そこで登場するのが『回遊動線』。行き止まりを作らず通路を何かと兼ねるような作り方。まったく同じ大きさで和室が少し小さくなり畳コーナーのような空間になりますが…このように動線に重ならない落ち着いた空間が出来ます。和室の収納はウォークスルー出来る納戸でカバーできますし,買い物帰りにリビングを通らずキッチンへ行けます。またコロナ対策として洗面を通路に設けたので帰宅後の手洗いもスムーズです。同じ大きさの住まいでも提案次第でこんなに違います。ちなみに最初の間取りだと家の中心に壁の量が足りないので耐震的にも後者の間取りに軍配があがります。 また『居場所』は天井が無駄に高いよりも低い方がより落ち着きます。常に立って生活するわけではないので天井を高くする理由はありません。よくあることですがゆっくり休む際,ソファーに座らず,ソファーを背もたれにして床に座るっていう行為が圧倒的に多いのではないのでしょうか?それならばいっそ,ソファーというものをなくして落ち着ける場所を作った方が高い家具を買うこともないし,広く使えるはずです。 間取りって簡単に思えるかもしれませんがとても奥が深く,住み心地に大きな影響をあたえます。動線も大事ですがもっと大事なのは『落ち着ける場所』これから住まいを考える方,今まさに考え中の方。ちょっと違った見方をしてみるといいですよ。 オンラインでもご相談は可能です。お問い合わせはこちらから気になった方,相談は無料です。お気軽にお問合せ下さい。

提案の仕方。
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新築を計画する方へのご提案方法のお話。最初にお会いした際に,どんな家にしたいかまとめていただくことと合わせて,お話をお聞きし,間取りと外観のご提案をします。当社では手書きの平面,立面と簡単なパースを概算の費用と一緒にお渡し。こんな感じ。今週ご提案予定のボツ案。サンプルです(笑)また外観は会社のパソコンモニターに住まいをぐるぐる回しながらイメージをお伝え。その際に,どうしてこういう形にしたのかというお話や,間取りのご説明。そして内観ではその建物を建てた際の日当たりもご覧いただいています。方位は敷地測量の際に正確にだしていますので,それぞれの敷地に建った際の冬至の一日の日当たりはほとんど狂いなくご提案出来ます。昼から,この壁に陽が当たって,影がいい感じに落ちますよ~などそれぞれの角度でのイメージのお伝えが可能です。また耐震的に絶対にいる柱や壁のお話もこの時にさせていただきます。工事開始後に,様々な色を決めていただく際にもこんな感じで決めていきます。図面上ではわからないこともシミュレーションやウォークスルー(部屋の中を歩く)ことで理解が深まります。どんな家にしたいのか,すべてをお伝えいただければ,およそ2回ぐらいで間取りと外観が決まります。 最近よく聞かれる質問,どのぐらいの期間で完成しますか?おおよそ,間取り~見積もり確定までで3~4か月。工事開始~完成までで6か月程度です。どの間取りがいいのか選んで建てるハウスメーカーとは違う,それぞれの敷地でのご提案。せっかくなのでその敷地,ご家族にあった住まいはいかがですか?近隣の住まいに変化がでても,日当たりの確保できる気持ちのいい住まいをご提案しています。お問い合わせはこちらからご興味あれば,ぜひ♪個別営業する余裕がありませんのでお返事いただかないと提案しっぱなしの場合もございます(笑)
