COLUMN住まいの情報
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広がりのある間取りのコツ。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工中のFさま邸。外壁工事がおおむね終わりました。今回の外壁は標準的な施工、スギ板外壁 無塗装のまま押さえ縁仕上げです。いつも通りの見た目で安心感があります。木の外壁が徐々に増えています♪自然素材は景色に馴染むのであまり目立たず、控えめなところがいいなあと思っています。室内は石膏ボードが貼られました。天井の仕上げは弊社で多い構造表しです。上棟が終わると出来上がっている天井。木造らしい力強い構造は住む方に安心感を与えます。この住まいは小さな平屋(仮)のプロジェクトとして施工させていただいてます。コンパクトに造るときのコツは『視線が壁などにぶつからず外まで抜けていく』こと。居場所から斜めでも直線でも四方に視線が抜けていくことで面積以上の広がりを感じます。また構造的に必要のない壁は天井まで造らないこともポイントになります。間仕切り壁というよりもパーテーションといった方が正しいかもしれません。ただの目隠しの壁なので将来住み方が変わった際は壊してもなんの問題もありません。この造り方も視線が抜けていきますので広がりを感じていただけます。コンパクトに造るときの最大の注意点は『家の端から端まで見通せ、その先に窓と景色があること』。これがあるのとないのでは広さの感覚は全然違います。間取りをすると構造的に難しかったりするのですが、私は常に意識して計画しています。この話の延長に、普段座る場所の視線の先、キッチンに立った時の視線の先も注意します。よくある間取りで、家の中の壁に向いて座るリビングや対面キッチンをみますが、こういった間取りはとても狭く感じますのでやめた方がいいでしょう。アパートに住んでいても何も変わりませんし、ただ少し広いだけです。 間取りだけでは気づけない、広がりのある計画。意識してみると住んでからの感じ方が全く違います。

借景に感謝。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工中のIさま邸。外壁工事に入り、少しづつ家らしくなってきました。今回の外壁はスギ板のよろい貼り仕上げ(下見板貼り仕上げ)です。いつものたて貼りと違い、下から順番に30㎜の重ねをとって貼っていきます。普段と貼り方を変えた理由ですが、お施主さまを見たときのイメージというのが一番大きいかもしれません。外観は小さな子供が絵をかいたような三角屋根のおうち。そのおうちには縦に板が貼ってあるよりも横の方が似合うだろうと思いました。そしてお施主さまにもその方が合うだろうと。直感でしたがかわいらしい印象でいつもと違った佇まいになります。この住まいの主役は少しづつ咲き出した梅の花。実は両隣の方の植栽なのですが、大きさも十分で庭に出ると梅の花につつまれるような大きな木が複数本植わっています。その花を建物に取り込んであげたいと思い、どの部屋からも梅の木を眺めることができます。いわゆる借景というもの。玄関を入った正面にも梅の花が眺められる窓があり、誘い込まれるように室内へと誘導される仕掛け。寝室からもお風呂からも眺められるようになっているので花期の長い梅の花を存分に楽しめるようになっています。外壁貼りがまだまだかかりますので、足場シート越しですが、咲いている間にシート外せるかな?!焦らず来年の楽しみにもなりそうです。晴れている日は外壁工事が進み、雨の日は室内の石膏ボード工事が進みます。工事は順調です。安全第一で工事を進めていきますのでIさま、引き続きよろしくお願いいたします。

木のキッチン。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。岡崎市で施工中のKさま邸。先週より設備仕上げ工事に入りました。設備仕上げ工事とは?大工さんの工事が終わり、壁や天井の下地クロスとしっくい塗装を終えた状態。キッチン、トイレ、洗面、照明器具、コンセントなどを取り付ける工事。完成直前の工事です。今回のキッチンはⅡ型というタイプの造作キッチンです。シンクのある方は庭側に向いて気持ちのいいキッチン配置になっています。水を気にされカウンターはステンレスのバイブレーション仕上げ。そしてコンロ側はレッドオークのカウンターをオイル仕上げしています。『コンロ側は木で大丈夫なの?』と心配されますが、木はオイルを塗りますので、油跳ねとは相性がいいのです。跳ねた油でもカウンターは保湿されます(笑)カウンター以外の扉面材は弊社で多い、ラワンオイル仕上げ。Ⅱ型のキッチンをご検討の方は参考にしていただけると思います。この住まいは3月22日(土)、23日(日)に内覧会を予定。30坪の平屋の住まい。豊橋からはちょっと遠い岡崎ですが、みなさまの来場をお待ちしています。 その前の3月15日(土)、16日(日)は豊橋市植田町にてスタッフの家完成内覧会を開催します。本日予約ページをアップいたしましたので、こちらも合わせてぜひご来場ください。 25坪の平屋の住まいになります。スタッフの家もⅡ型のキッチンを採用し、コンロ側だけでなくシンク側もレッドオークのカウンターを使用しています。 二週連続で忙しくなりますがみなさまよろしくお願いたします。

間取り提案時の耐震断熱性能。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。浜松市で建築計画中のYさま邸。現在は遠方にお住いのためZOOMにてプランのご提案をさせていただきました。見晴らしのいい高台に建つ住まい。ご夫婦ともに在宅ワークをされていますのでそれぞれの書斎できれば4帖づつが必須の条件。無駄を省くのはいつも通り、ひさしぶりの30坪台ということで4人家族の住まいを36坪でご提案させていただきました。テーマはインドア派が住むアウトドアな住まい。どこかに出かけず、自宅でのアウトドアを楽しむことを前提にした提案。高台のため、庭からの眺めは抜群で視線を感じることはありません。そのためおそらく庭側の方はカーテン一切なしで生活することが出来るでしょう。これからのような気候のいい季節は窓を開け放ち、家の中と外を行き来できるそんな住まいになります。ガレージは贅沢に車用と大型バイク用をしつらえます。またアウトドアを雨の日でも楽しんでほしいと思い、雨天でも外で食事のできるデッキテラスも。内外がグラデーションをもってつながることができます。 弊社では初回の提案時に間取りと内外観だけでなく、性能値も提案しています。間取りを書きながら構造も考えているため、初回提案時点ですでに許容応力度計算をし、耐震等級3になっています。梁の大きさは梁の強さE110(ヤング係数 110)で見て、最大で240㎜なので経済設計が出来ています♪弊社へきていただいた方にはお話ししますが、間取りをしてもらい、構造計画をした際に梁の大きさが360㎜以上で出てくるのは構造がおかしいと思った方がいいです。梁は大きいほうが丈夫だ!と思っている方がいますが、それは完全に間違いなので注意しましょう。梁は小さいほうが上手に設計されているということになります。また断熱性能もおおよそこのぐらいの窓を使うだろうということで温熱計算をし、Ua値もご提案いたします。今回の住まいはUa値0.32で十分な高断熱での提案になります。気密性能はいつも通りでつくれば完成時のC値で0.3以下になりますので、この住まいも高性能は確約されています。 弊社の初回の提案時は間取り、内外観デザインだけでなく、性能値もすべてお伝えし進めていきます。そうしないとあとで『柱が増える』『壁が増える』『窓が小さくなる』なんてことが起こってしまいます。柱が1本増えるだけでも、部屋が外に抜けていく感覚はまったく変わります。大事なすべてを検討の上、ご提案しています。Yさま、間取りの検討よろしくお願いいたします。来週の打ち合わせも楽しみにしています♪ちなみに模型は打ち合わせ終わりごろに宅急便でご自宅に到着するというちょっとしたサプライズをいたしました(笑)

住まい設計の手法。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。蒲郡で建築計画中のIさま邸。先日、初回提案をさせていただきました。せっかくなので私がどうやって住まいを設計しているのかのお話をします。ご依頼をいただいて最初にすることは敷地の状況及び周辺環境の確認をしに現地へ行きます。ぐるりと写真を撮って、動画も撮影し、さらにアプリを使って太陽高度の確認もします。地図やグーグルマップではわからない情報が現地にはたくさんあります。私が特に意識することは① 視線が抜けるポイントがどこにあるか?⇒現地に行くと敷地の先の緑が見えたり、遠くまで視線が抜けるポイントがあったり、逆に空き地でも建築されそうな場所や隣の建物との距離や違和感を感じたり、とにかくいい場所悪い場所を洗い出します。② 周辺住宅の建て方を気にし、周囲を散歩します⇒周辺の街並みも気にしてうろうろします(笑)。周囲の人からすると変な人に見られそうですが、街並みに合わせた計画をすることで街並みもきれいになりますし、威圧的でなくなります。③ 日当たりの確認⇒最近はスマホの有料アプリで太陽高度が手に取るようにわかります。どのあたりから朝日が昇り、日射が入るのか?、冬至に日当たりは確保できるのか?、夏場西日はどのあたりまで影響するのか?別の方の敷地ですがこんな感じでわかります。④ 居心地のいい場所を探す⇒ 一番気持ちのいい場所を探し、その場所から離れた位置に駐車場を計画します。気持ちのいい場所はリビングということが多いですが、間違っても窓を開けたら目の前駐車場なんていう計画はご法度です。リビングが外部とつながり緩やかに地域とつながることが大切です。以上のことをふまえたうえで、計画案に取り掛かります。 計画をしていく上で、いい場所でない所はいくら日当たりが良くても窓は設けません。もしどうしてもその場所に窓が必要になる場合は、窓外に景色を造るべく植栽をします。またいくら自分の敷地だからと言って何をしてもいいとは私は思っていません。お隣りにも配慮し、お互いの生活が気にならないようなことは必要ですし、計画する敷地より北側の方には日当たりの確保も必要です。長くお付き合いする近所なのに、じぶんちの壁を見て息苦しく過ごしてもらうのは、逆の立場だったら嫌なはずです。人目が気になるからと境界ぎりぎりに高い壁をどーんと建てるのもいかがなものかと思います。見通しが悪くなり、交通事故の元になりますし、近所付き合いを遮断しているようにも感じますので、できればご近所の方が勝手に休憩しているぐらいのベンチが外にあるといいなと思います。そういったことを私たち設計者は『敷地を読む』と表現します。しっかり読み込んだ敷地に唯一無二の計画をいたします。間取りだけなら簡単そうに( 知れば知るほど難しいのですが)思われるかもしれませんが、複合的に様々なことを考えながら計画していることを知ると提案の深みがわかるかもしれません。Iさま、プランのご検討よろしくお願いいたします。

植栽工事。スタッフ自邸。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。忙しいスタッフに変わり、私がスタッフ自邸のブログを書きます(笑)3月に完成内覧会を予定しているのですが、植栽工事が佳境に入りました。道路と駐車スペースの境界は緩やかな築山で仕切ります。まだまだ小さな植栽ですが、いずれ大きく育ち歩行者も楽しめる緑の目隠しができます。敷地が広くゆとりを持った平屋の計画。走り回れる芝生の庭と高低差のある築山は飽きることなく子供たちが遊べます。室内から目が行き届くので親も安心。玄関と庭は適度な高さのウッドフェンスで目隠し。フェンスを造るときにいつも私が気を付けているのは、歩行者など外の人に対して威圧的になりすぎないようにすること。やたらと高い塀で囲むのは地域とのつながりを遮断しているようで個人的にあまりすきではありません。ちょっと見えるぐらいがちょうどいいと思っています。来週は暖かくなると天気予報で聞きました。落葉樹の新芽も少しづつ膨らんでくることでしょう。雑木の庭の目標は『庭先に小さな鳥が遊びに来ること』私の自宅では週末、庭先にメジロが来ます。たまに来るヒヨドリはメジロをおいかけるので悪者(汗)。バードウォッチングも毎日のように楽しめます。3月上旬には完成し、3月15日(土)16日(日)あたりでお披露目となります。平屋にご興味ある方、25坪らしくない大らかな住まい、楽しみにしてください。

段取りが大事。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工中のFさま邸。現場の進捗は把握してはいるのですが、お施主さまからもいつも送っていただきます。都度質問をいただくので、疑問に思われる個所が洗い出されるようで参考になります。現在、床板貼りの真っ最中です。床材はいつもと同じくるみのユニ材。間仕切りは最小限で視線が斜めに抜けていく建物。小さな平屋(仮)タイトルで施工をさせていただいてますが、コンパクトなため現場の段取りがめちゃくちゃ重要です。いつもなら1週間ぐらいかかる作業も、コンパクトなので1~2日で終わります。次から次へと間違いのない段取りと、間違いのない材料手配がないと現場は止まってしまいます。大工さんがとても順調に進めてくれていますので、もうすぐ外壁のスギ板張り工事に入っていけそうです。屋外は軒天がキシラデコールのジェットブラックで塗装されました。いつもながら塗装屋さんの丁寧な仕事には関心させられます。Fさま、本日構造のチェックをさせていただきました。第三者機関の確認も終えました。コンパクトな屋根ですが、太陽光を6KWほどのせ、自家消費と緊急時の対策としています。光熱費は今後今以上に上がっていきますので、太陽光は出来る限り『必須』でおススメをしています。今年度の太陽光の搭載率は新築7件に対して6件。敷地の条件によって難しい場合もありますが、そのうち5件はZEH(ゼロエネルギーハウス)になっています。住む人にやさしく、地球環境にもやさしい住まい。小さなエネルギーで快適に過ごせる住まいを造っています。

冬場の乾燥対策 加湿方法。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今回は弊社で建築されたお客さまからの質問『冬場の乾燥対策』について書こうと思います。 お施主さまからの質問『乾燥シーズン真っ只中、昨年はあまり感じなかったのですが、今年は、リビングの乾燥(湿度30%前半)が気になります。加湿器を買うべきか?買わずに他にいい手はあるのか?』外気が乾燥している以上、住まいの中で何か知らの加湿をしない限り湿度が上がることは絶対にありません。もし加湿をせずに湿度が保てているとしたら、どこかしらから加湿されているはずなのでその状態はよくありません。古い木造家屋の場合、構造土壁が適度な湿度を保っていて、それを放出出来ている可能性もありますがこれはとてもいい状態。また第一種換気の全熱交換型を使うと室内の湿度を一定量室内に戻せますので3種換気よりは湿度に有利に働きます。 私がおすすめする加湿の方法以下は高気密高断熱の家で特に効果を発揮する方法です。私の自宅の場合、この方法で加湿器を使わずに室温21℃程度、45%程度の湿度を保っています。① お風呂は入っているとき以外入口をしめない、蓋もしない。また冬の間換気扇はまわさない(カビが心配ならサーキュレーターをあてる)⇒私の家は一切換気扇回さずそこに洗濯物干しますが夜には乾きますしカビも生えません。湿度は素直に高湿度のところから低湿度のところへ移動します。② 洗濯物を邪魔でない室内に干す。⇒せっかくの水分。屋外に捨ててしまうのはもったいない。私の家では寝室に干してます。これもお風呂と同じく乾きます。余談ですが、施工させていただいた住まいを調査するとかんたくんを使用されている住まいは湿度30%台の湿度で室内干しされている方の湿度は40%台になっています。洗濯物の室内干しはかなり有効だと思います。③ 観葉植物を多めに、適度に水を上げる。⇒ 観葉植物を置いている方はわかると思いますが、鉢のそこから水が出るまでぐらいにあげると背丈ほどの植物でも1.5Lぐらいの水が必要になるはずです。それが葉の表面より水分を出すわけなので小さな加湿器を置くよりも、見た目も省エネ的にも効果的です。最後にIHコンロ限定のお話し。ガスでこれをやると一酸化炭素中毒で命の危険がでますので絶対にダメです!④ 油を使わない煮物などは換気扇を回さない(加湿に利用)⇒ 特に自宅ではせいろ蒸しが流行っていて(笑)、よくやるのですがその際に一切換気扇をまわしません。そうすることで蒸気は室内で利用できます。 以上を試しても湿度が上がらないようならいよいよ加湿器の出番かなと思います。相談いただいた方は、目立たない室内にタオルを数枚干してみたところ、うまく湿度があがったとのことでした。 何でも機械に頼るのではなく、まずは生活の知恵で上記を試してみてください。加湿器は単純に電気の力で水分を沸騰させ蒸気をだします。それなりに電気を使うのであまりエコではありません。どのぐらいの電気を使うかというと6帖エアコン運転しているぐらい、あとホットカーペットなら中ぐらいで運転し続けているぐらい。できれば電気を使わず自然の力で加湿しましょう。潤いのある生活にするためぜひご参考になさってください。

小さな平屋の上棟作業。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工させていただいているFさま邸。週間予報は曇りのち雨でしたが、せっかく乾かした基礎を濡らしたくない想いで上棟作業をさせていただきました。私は名古屋の方へ出張していましたので、天候状況がわかりませんでしたがお施主さまはお休みを取り、弊社の関係者以上に写真と進捗を送っていただき状況がよくわかりました♪雨が降るまでに屋根を伏せようと意気込んで作業開始。この建物はミニマムに住むことを最大化するというのがテーマとしてあります。物価高により、コストは全て上がっています。そんな中今まで通りに建築をするのは難しい状況。価格勝負をし、利益を減らし、材料や性能の質を落とし、下請けのコストをカットする3重苦のような建築をしていては会社の身がもちません。会社として利益を確保しながら、材料の質や性能を落とさず、下請けさんもしっかり利益確保をし、お施主さまには価格以上の心地よい日常を提供する。それを実現する小さな平屋。見る人が見るとわかるスケルトンインフィルで、不必要な柱は一切なく、家全体の柱の数は31本。もちろん耐震等級は許容応力度計算の耐震等級3で必要壁量はその1.5倍以上とし、1000項目以上の検定対象は全て2割以上の余力を見ています。これは弊社独自の地震に対する作戦です。構造面だけでなく、断熱の性能はUa値0.33で気密はおそらくいつも通りC値0.1~0.2ぐらいにはなるでしょう。6畳用のエアコンで家じゅうが快適になるのもいつも通り。一切の妥協はしていませんが、唯一価格面がとてもお手頃。屋根の断熱はいつも通り、ネオマフォームの二重貼り。上棟が終わると屋根の断熱が入るので夏場だと作業効率がまったく変わります。職人さんたちの素晴らしい連携により、雨が降る前に二重目の野地板が貼られ、スタンバイしていただいてた板金屋さんにルーフィングを貼っていただきました。もういつ雨が降っても問題ありません。最終的には面材も貼れ、目地の気密処理も完了。心配された雨は降ることなく、無事上棟式を迎えることが出来ました。Fさま上棟おめでとうございます!とても喜んでらっしゃる姿を見て私たちもとてもうれしい気持ちになりました。また様々なお気遣いもありがとうございました。安全第一で進めていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。来週末には電気配線コンセント打ち合わせがございます。さぼらず予習をおねがいします♪

しっくいでしっとり。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。岡崎にて施工させていただいているKさま邸。仕上げ工事の下地紙クロス貼りが終わり、しっくい塗装工事もあと少しとなりました。しっくいが塗り終わると壁や天井のしっくい部分にあたる光がやさしく柔らかい光に変わります。もしかしてこれは建築にかかわっている人だけが感じる違いなのかもしれませんが、一般的によく使われているビニールクロスとは全く違う優しい光。変な艶もなくしっとりした感じがおちついた空間の印象をもたらします。私が提案する建築はなるべく装飾を施さないシンプルな物。装飾はお施主さまにしてもらう。その方が飽きても取り替えられますので間違っても柄の入ったアクセントクロスというものは絶対に使いません。私に合ったことがある方はわかると思いますが、絶対に断ります(笑)店舗的な建築なら定期的に全面改装するのでアクセントクロスなどを使うのは悪くないと思いますが、住宅は30年以上住むわけなのでやめた方がいいと思うのが理由です。もう一つ、クロスで仕上げるとメンテナンスが一般の方ではできなくなります。その点、しっくいであれば一部汚れたとしても上からDIYで塗ってしまえば元通り。廃盤がないのでいつまでも手入れができます。来週、外構造園工事の打ち合わせをお施主さまとさせていただきます。その時に造作ソファーの色も決めていただく予定。造作ソファーの色の私なりのアドバイスの仕方ですが、① 木質に合わせた暖色(赤など)にする② 補色関係にある寒色系(青など)でアクセントとする③ 飽きないようモノトーン系(グレーなど)にし、クッションや小物などで色を入れるその3つからまず選択してもらうと、選びやすいように感じます。私が個人的に好きなのは①の暖色。無意識に進めてしまうかもしれません(汗) 完成に向け、左官工事、外構造成も進んでいます。平屋の落ち着いた佇まいで絶景の家。養生が取れるのが楽しみです♪

電気配線打ち合わせ。
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豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。豊橋市で施工中のIさま邸。先日電気配線の打ち合わせをさせていただきました。電気配線はスイッチの位置、コンセントの位置を確認していただく作業です。最初にお話しさせていただくこと。①今後の配線変更はできなくなります理由:電気配線が終わると、大工さんが壁や天井の石膏ボードを貼ります。それを終えてしまうと石膏ボードをはがさないと配線変更ができなくなり、手戻り工事となるためです。そのためにしっかり予習してきていただくようにしています。②完成後は見積金額ではコンセント増やせません理由:当たり前ではありますが、完成後にコンセントを増やしたいといわれても、新築見積時の金額では増やせません。ついで仕事ではないし、完成後に配線を増やすのはなかなか大変な作業です。そのため予習がかかせません(汗)弊社の構造はストイックに造ってありますので、天井裏のスペースが少なかったり、構造が表しで配線のルートがなかったり。電気屋さんにとってはなかなか手間のかかる配線工事になっています。間取りと構造を同時に考え、配線ルートも考えたうえで電気屋さんにバトンタッチします。これを考えておかないと施工できないような無理配線になってしまいます。特に換気系のダクトは径が20cmほどあったりしますので、階高(1F~2Fの高さ)を低くしている弊社は構造の梁の大きさと合わせて十分な検討をしています。コンセントとスイッチを考えるだけでも、施工者側はたくさんのことを検討しているので時にはできませんということも。出来上がってからの見た目も大事なので、コンセントの位置形状は目立たないようにというお伝えもさせていただきます。Iさま、配線打ち合わせありがとうございました。借景の良さが伝わったのではないかと思っています。引き続き安全第一で工事を進めていきますのでよろしくお願いいたします。

住宅プランニング道場最優秀賞 受賞。
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ニコハウス設計室 二級建築士で設計アシスタントの鈴田です。 昨年の8月から近畿大学主催、YKKAP株式会社講演の住宅プランニング道場に参加していました。高断熱の先をいく差別化手法ということで省エネ住宅が当たり前のスペックになった今、これからの新たなビジネスプランを生み出す手法をこの半年間学んできました。 住宅コンセプトの考え方として①クライアントの要望を論理的に整理して,答えを導きだす手法②PEST分析をして問題点を洗い出しそこからアイデアを出す手法など今までに考えたことのないような方法で新しい商品開発をしていくというとても学びとなる塾でした。 最後は「あなたが理想とする30年後の住まい」をテーマに課題を取り組み、発表のために博多へ。発表会場は石蔵酒造博多百年蔵。歴史ある建築物で国の登録有形文化財となっています。 発表は6分間という時間制限があるので限られた時間でいかに伝えれるのかが勝負でした。数ある作品の中でなんと最優秀賞をいただくことができました!!小さな2つの平屋というタイトルで、日本は取り壊された住宅の平均築年数が30年と他国と比べてとても短命です。これを低炭素で長寿命な家をつくろうと思うとお金がかかってしまう…私の考えた小さな2つの家はコストを抑えながらも開放感のある小さな家をつくることでより多くの方に快適な住まいを提供できるという内容です。苦手意識を持っていたパースも仕上げることができ、挑戦することの大切さを実感しました。今後の仕事に生かしていきたいです。
