COLUMN住まいの情報
住まいの情報(93件)
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。今回のテーマは『外壁を選ぶ基準』です。日本サッシ協会によると2024年の調査での住宅用建材使用状況のシェア率です。窯業系サイディングが圧倒的に多いのですが弊社では使用しないこととしています。なぜ使わないのか?結論を先にお伝えすると、耐久性、メンテナンス性、景観、本質を重視し、ご提案しているからです。外壁材は大きく分けて『① 塗膜により吸水しない材(工業製品)』、『② 塗膜はなく吸水するが性能を維持する材(自然素材)』、『③ 焼き物外壁』の3つに分かれます。ここからはそれぞれの外壁材のメリットとデメリットです。 ① 塗膜による吸水しない材(工業製品)窯業系サイディング、ALC、リシンなどの吹付、ジョリパッドなどに代表される塗装の膜を作って防水する外壁です。初期費用がお値打ちなものが多く、日本の8割以上がこの外壁を採用しています。上記全ての材料が『塗装の膜』によって基材が守られている仕組みで、逆にいうと『塗装の膜』がダメになったら吸水しだし、ほっておくと強度が保たれずぼろぼろになってしまうのが特徴です。そのため10年ごとぐらいの塗り替えは必須。デザインは様々なものがあり、職人ごとの力量による仕上げの違いがあまりないため、ハウスメーカーなどをはじめとした採用率が高いわけです。使いやすい反面、先々の塗装でお金のかかる外壁。塗った直後が最高に美しくあとは劣化するのみで、10年経った後にまた新品のような表情になるところが自然でなく、不自然だと感じます。建物は自然の中に建てるものだから、例えば森の中の魔女の家がサイディングの家だったとしたら絶対におかしいと気づくはずです。塗装を後回しにすると、基材が吸水し、強度を保てなくなります。傷んだ際の張替えが難しく、おおよそ柄は廃盤になっているため、全面張替えとなるリスクも高いでしょう。お金がかかり、メンテナンス性が悪く、不自然なので弊社では使わないこととしています。 ① ’ 塗膜による吸水しない材(ガルバリウム鋼板)ガルバリウムも塗装によって表面を保護していますが①の材料と違う点は、その基材自体が吸水せず、傷みにくいという点です。街中でも多く見かけますが、軒ありのガルバリウム外壁は要注意です。空気中には様々なほこりがとんでいて、ガルバに帯びる静電気のせいかガルバリウムに付着します。雨で洗い流される部分(屋根など)は大丈夫なのですが、軒を出した家の外壁にガルバリウムを使うと軒下だけ雨で洗い流されません。私も昔は軒ありガルバリウムを使っていましたが、地域によっては2,3年でも軒下あたりに白さびが出てくるでしょう。どうしても軒ありガルバリウムにしたい方には、屋根下あたりの外壁をたまに洗ってくださいとお伝えします。(2階建てだとなかなか難しいのですが) ②塗膜はなく吸水するが性能を維持する材(自然素材)弊社で採用率の多い木外壁、そとん壁・モルタルなどの塗り壁系の外壁材です。(ジョリパッドなどの樹脂系塗り壁は①なので違います)弊社の場合、木外壁は高級でなくガルバリウムの外壁と同じぐらいの費用で施工可能です。全国平均で採用率が圧倒的に低い理由は、費用の面と職人の手により仕上がりの差が出るということからだと思われます。また木外壁の場合は木が傷むという懸念からさけられるのかなと思います。傷んで見える(劣化が早くみえる)最大の原因は、『①塗膜により吸水しない材』との合わせ技が一番の原因だと考えます。①の材はできた瞬間が最大に美しく、それを保とうとするが10年後ぐらいに急にがたつく材料。②はできた瞬間の表情から年数が経っただけ変化が生まれる(経年美化)材料。根本的に『質』が違います。合わせて使う材ではありません。初期費用はサイディングに比べれば高くなると思いますが、その後の手の入れやすさが違います。傷んでも、絶対に廃盤がありませんので部分的に張り替えること(塗り替えること)が可能で、塗装するとしてもDIYにて施工が可能です。10年経てば、10年経った表情を見せる、それが自然素材の良さです♪ ③焼き物外壁タイルに代表する焼き物の外壁。吸水しないし、表情を変えることもない不老不死のような材料です…。でも弊社の場合はおすすめしていません。理由として、タイルが傷むことはなくても地震などで揺らされると下地のサイディングから剥離して割れます。そのころには柄が廃盤になっているため部分的な再施工ができません。もう一つ、建物自体が重くなること。地震力による建物への影響の計算式には重さが掛け算でかかわってきます。軽いほうがどう考えても有利。メンテナンス性は良さそうなのですが、再施工がほぼ不可能で建物が重くなる。長い年月が経っても表情が変わらない、年数を重ねた味わいは一切ないのが不自然だと感じます。とても高いお金を払った割には、3、40年後に傷んでいる際には、直すことが一番大変な材料だと思います。(パッチワークなら大きなお金にはなりませんが…、見た目はちょっと) 外壁材は様々な特徴があり、でも基本的には会社ごとのおすすめのものを選びがち。あとはインスタで見た、よさそうな写真をもとに髪型をまねるように、外壁材も真似てみたり。でも大事なのは長期的に見たときの耐久性、メンテナンス性ではないでしょうか。また自分ちだから何色の外壁でもいいじゃん、何色に塗ってもいいじゃんってことはおかしいと思います。地域や景色に馴染み、自然に寄り添うこと、弊社はそれが大事だと考えています。

シロアリ対策は何にするか?
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今回のテーマは地味な『シロアリ対策』です。お施主さま自身で選ぶというよりは、どちらかといえば工務店やハウスメーカー任せの方がほとんどだと思います。私も建築を仕事とした最初の頃は気にしたこともありませんでした。先に結論をお伝えすると『初期コストよりもその後のことが大事!』です。30年後に『しまった!』と思わないようにすることが大切です。 まず初めに一般的に行われているシロアリ対策としては化学薬品による処理。土壌に薬をまき、地中にあるかもしれないシロアリの巣から上がってくることを防ぎます。そのうえで、建築基準法でも定められている地上1Mまでの木部への処理を現場にて行います。保証はほとんどの場合5年となっています。メリットとしては『初期費用がお値打ち』です。会社によるとは思いますが、新築お祝い価格といわれ3万円~ぐらいで施工+保証をしてもらえるのではないでしょうか?とってもお値打ち・・・・ですが、5年ごとの再調査、再施工を求められますのでその都度20万円~が必要です。40年住むとして、合計8回160万円!なかなかの費用です。なぜ5年ごとに再施工をしないといけないのかというと、化学薬品は5年ほどで揮発してしまうからです。5年後はシロアリに対してノーガードになりますので、再施工が必要になります。もう一つ、再施工の時には建物が出来上がっているわけなので、塗布できない部分も出てきます。まあしょうがないということです。また床下や構造体部分を使った空調方式などは、薬品を室内にばらまくことになりますので、絶対にやめておきましょう。人体にもオサイフにも優しくないため、弊社ではお勧めしていない方法です。建売などに代表するローコストなどはほとんどこの方法を採用しています。 次にご紹介するのは『ホウ酸処理』弊社標準のシロアリ対策です。化学薬品と違い『初期費用』は20万円~ぐらいの金額です。化学薬品に比べ、建物坪単価は1万円弱あがります。それでも採用している理由ですが、ホウ酸は目薬などにも入っているぐらい人体への影響が少ない材料です。(食塩ぐらい)そのため、弊社で採用している床下エアコンなど、構造部分が室内化するような空調方式でも心配なく使えます。またホウ酸はさきほどの化学薬品のように揮発することなく、木部表面で結晶化するためいつまでも効果が続きます。そのため15年の保証の内容では、5年ごと点検をするのみとなり、再施工の費用はかかりません。その先も自身で点検しておけば、費用はかからず半永久的に効果を発揮し続けます。ただし、水がかかると溶けてしまうのでその点だけ注意が必要です。40年間住むと、化学薬品に比べ140万円お得になります。人体にもオサイフにも優しい! 次に『注入材』といわれる柱や土台を使うという対策。緑色の柱といわれるものです。プレカット加工前に柱や土台などに薬剤を加圧注入する方法。耐久性は何もしていない材料に比べ5倍ぐらいアップするそうです。私は採用を迷いましたがやめました。理由ですが、一般的な化学薬品などと同じように人体には少なからずよくない(だろう)という点、一番気になったのはプレカット(木材加工)前に加圧注入している点です。プレカットをすると、処理されていない部分が表面に現れます。そこはやはり手による薬品処理が必要になりますので、結局化学薬品とお同じではないのかと感じました。またその部分の再施工はできないため、疑問に感じました。初期費用が一般的な構造材よりも高くなりますので、オサイフに優しいとは言えず、人体にもいいとは思えませんので私はホウ酸を選択しました。 最後にヒノキやヒバなど耐久性の高い樹種を使い、無処理とする方法。フラット35の仕様書にものっている方法です。当たり前ですが、費用は一番安くすみます。自己点検をしっかりしていればこの方法はありではないかと感じます…が、私が住む愛知県豊橋市の海沿いはシロアリの生息が多い地域なのでよほどこまめに点検できる人以外はやめた方がいいと思います。海岸から離れた人たちには向いているでしょう。人体にも、オサイフにも優しい無処理。 最後に、シロアリが怖いのは木材を食べてしまうからということではありません。木材を食べられたことにより、構造強度が著しく低下するからです。発見ができれば、対策をし再補強することは可能ですが、被害に気付いた時には大変なことになっているのがシロアリです。各地の大きな地震でも建物の強度不足と同じよぐらい、シロアリによる強度不足倒壊も良く見聞きします。長く安心して住むためにも、シロアリ対策は手を抜かずしっかり検討することが大切です。

断熱材を選ぶ基準
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どの住まいにも必ず入っている断熱材。選ぶ会社によって使っている断熱材は様々です。どれを選んでも計算で出てくる断熱性能Ua値は、結果の数字のみになりますのでその違いは…?!結論を先にお伝えすると、断熱材自体に良し悪しはないのであまり偏った見方はしないほうがいいかなと思います。なぜそれを使ってるのか?が大事になります。 最初は代表的なグラスウールです。断熱材の中でも一番安価なため、使用されていることが多い断熱材。基本的には壁の柱間に使用しますので、丁寧な施工が大事。少し大きめに切って施工することと、押し込んだ後にふわっと戻すのが大事になります。断熱材はぎゅっとしているとその性能値はでなくなります。防火的な性能もありますので、外壁との合わせ技で様々な防火性能を発揮するのも魅力です。また木造の場合、必ず木が痩せてきますが柔らかいため、追従して動きます。地震などで揺れてもまた戻ると思います。施工は『グラスウールを入れる→防湿フィルムを張る→配線胴縁をつける』という手順のため手間は一番かかります。デメリットは柱間にいれてく断熱に共通しますが、熱橋(ヒートブリッジ)ができること。断熱材に比べ木部は5倍ほど断熱性能が悪いため、温熱カメラで見ると柱や下地がはっきり見えてきます。熱橋が気にならないなら一番安価で使いやすい商品です。どうしても気になる場合は内側のみでなく外側も断熱する方法もあります。弊社では2年ほど前まで使っていました。しつこいですがとにかく施工精度と室内側に貼る防湿シートの張り方が大事になります。 次に発泡ウレタン系の断熱。グラスウールと同じく柱間に施工されます。構造用面材に向かって吹き付けて、膨らんでくるため施工レベルによる精度差が少ない一番簡単な断熱材。業者まかせでOKです。グラスウールよりは金額は高くなります。柱間に吹き付けるので熱橋(ヒートブリッジ)はグラスウールと同じように出来てしまいます。発泡ウレタンのメリットは施工に一切の気を遣うことなく簡単に気密が0.5以下ぐらいになること。弊社では4年前ぐらいまで使っていました。デメリットは再利用が不可能なこと、木部にくっついてしまうことにより将来の解体コストは覚悟が必要です。(マンションなどコンクリート造には向いていると思います)地震などで揺らされた際には木部と縁切れがおこるので隙間ができてしまう可能性があります(断熱欠損)環境のこと、先々のことを考えると、いい点が見当たらず使用するのをやめました。 最後にボード系の断熱材。柔らかいグラスウール、自由に形を変える発泡断熱と違い固い断熱材。金額は一番高いものになりますが、断熱性能値が高いため薄くても上記2つの断熱と同じような性能を発揮します。柱間に入れた場合は、グラスウールと違い木が痩せた際には間違いなく隙間ができます(断熱欠損)熱橋があまり好きではないため、弊社は構造用面材の外側に断熱を施工する外断熱を採用しています。家をすっぽりと断熱で覆いますので、上記2つと同じような性能でも熱橋がない分暖かさを感じます。弊社が使っているネオマフォームは、とても高価なものになりますが施工が2日もあればできてしまうこと、防火的なメリットもあり今標準で使っている断熱材になります。 その他に自然素材系の調湿効果のある断熱材もございます。上記に比べ断熱の性能値は少し悪くなります。調湿効果のある断熱を使う際の注意点ですが、絶対にビニールクロスを使わないようにしましょう。せっかく高価な調湿断熱なのに意味がなくなってしまいます。(たまに見かけます…(汗)) 何を大切にするのか?目的に合わせて使うことが重要になります。偏った見方はしないほうがいいですが、なぜそれを使うのか?、検討中の会社にしっかり聞いてみるといい勉強になるかなと思います。高い買い物になりますので、いい住まいにするためにも、勉強は大事です!

太陽光を有効に使おう
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今回のテーマは太陽光発電です。弊社では太陽光発電を搭載することを出来る限り推奨しています。電気代が今後下がる見込みがない以上、つけておいた方がいいよというのが主な理由ですが、環境のことまた災害のことを考えても取り付けないという理由はないだろうと考えます。蓄電池についてはまだまだ価格が高く、容量も限られているため、弊社では中古の電気自動車購入をおすすめしています。 現在の太陽光発電の売電価格は一般的な10KW未満の場合16円/kwになりました。この費用は中部電力 スマートライフプランの ナイトタイム 16.52円/kwより安い。ガスを使われている方でも26円/kw程度はします汗ということで一生懸命、売電をしようと試みるよりも自家消費で使うことのメリットがとても大きいということになります。だから弊社では自家消費できるぐらいの3~5kw程度の太陽光をおすすめしています。 そして貯湯タンク型のエコキュートをお使いの皆様へ。エコキュートは一般的に深夜電力を使ってお湯を沸かし、それを保温しお風呂をメインとしてお湯を使います。夜中に沸かしたお湯を、夜に使う…。主で使うお風呂まで約12時間以上保温。冷めるのはイメージできます汗。。。。暖めて冷めてとーっても無駄!だから太陽の出ているお昼に太陽光発電したエネルギーでお湯を沸かし、夜にそのお湯でお風呂に入るほうが保温時間も短くて済みます。私の家のエコキュートはちょっと古いので昼間にお湯を沸かす機能がありません。勝手に夜中に動き出します。そこでエコキュート本体の時計設定をわざとずらして、昼間に沸かすようにしています。※非公式のやり方なので自己責任になります。 昼間に沸かすエコキュートの代表がダイキンさんのお日様エコキュート。弊社で見積をとったらちょっと高かったので導入をあきらめていました。そこで救世主登場。最近知ったパナソニックのエコキュート。その機能にソーラーチャージというものがあります。パナソニック ソーラーチャージとは?アプリで翌日の天気予報を確認し、昼間に沸かしたり夜に沸かしたりしてくれるそうです。すごい! 電気は送電ロスが多いので、自家消費できることは地球にとってとてもいいこと。電力会社にたくさん電気をつくってもらうよりも、できる限り自家消費。エネルギー自給率の低い日本はたくさんの工夫と気遣いが必要です。未来の子供たちのためにも、皆さんで少しづつ出来ることから始めましょう。

トイレを選ぶ基準。
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。弊社で契約されたお客さまによく説明する内容の1つをご紹介いたします。今回のテーマは『トイレ選び』です。めちゃくちゃ地味な内容ですが、提案するものすべてに理由があります。結論を先にお伝えすると提案するトイレはごくごく一般的なTOTOさんのタンク付のトイレです。なぜタンクレスのトイレをお勧めしていないかということを最初にお伝えいたします。1つ目は災害時に使いにくいということ。タンクのあるトイレは水の落差によって、汚物を流します。いざ断水してしまった際にもタンクに水を入れるといつも通りにレバーで水を流すことが可能です。一方のタンクレストイレは水をためる部分がないので、一工夫が必要でちょっと流しにくいかな。と思います。2つ目、ウォシュレットは必ず故障する。タンクレストイレでウォシュレットが一体型だったりすると交換部品がやたらと高い。トイレごと交換した方が安いぐらいになります。ウォシュレットは10年もすれば必ず故障しますので、なるべく安価に交換可能な一般的なウォシュレットを…となりタンク付トイレをおすすめしています。 またタンク付トイレでもウォシュレット一体型という製品があります。タンクとウォシュレット部分が一体となった形のもの。これもタンクレストイレのウォシュレット交換と同じ理由ですが、ウォシュレット故障時にタンクまで取り換えることになりますが、これがまた高い!このタイプは一番だめだと思います。なぜなら私自身がこの事実に直面し、タンク付の普通のトイレに交換したから。 次に見た目のこと。タンクレストイレは見た目、すっきりしていてとてもいいと思います。でも『トイレすごくいいねー』って誰かにほめてもらいたいか?ということを冷静に考えましょう。トイレはプライベートな空間です。機能をはたし、掃除がしやすければ費用はお値打ちな方がよくないですか?トイレに余分なお金をかけるよりも、有意義な場所にお金を使いましょう。 そして最後になぜTOTO?という点。まず樹脂製の軽いトイレは強度と長期使用に対しての部品劣化に不安を覚えるため、選外としています。陶器のトイレを基準として考えていますが、TOTOさんの陶器は表面の加工がすごくいい!陶器は焼きあがると見た目上も触ってもつるつるです。でも細かな顕微鏡レベルでみ見ると凸凹がたくさんあって、ゴミが吸着しやすい。一般的な陶器のトイレは表面が凸凹のまま汚れが付きにくくなる塗膜加工を施します。だからその塗膜が取れてしまうと汚れが付きやすくなるわけです。一方TOTOさんのトイレ、セフィオンテクト加工は顕微鏡レベルの凹凸をほぼなくしています凸凹がすごいレベルでなくなるので、汚れが付きにくい…。また焼き付けなので取れることもありません。 ということで私がおすすめするのはTOTOさんの一般的なタンク付トイレとしています。地味な部分ですが、そんなところもこだわって提案させていただいてます。

床下エアコンの温湿度状況
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弊社では2年ほど前より、床下エアコンの採用が極端に増えました。これまで、床下エアコンを採用されたお客様のすべての家で2.2KWサイズ 6畳用エアコン 1台にてご提案をしています。基本的にはつけっぱなしになりますが、昼間室内が暖かくなるとエアコンは止まります。床下エアコンの最大の特徴は床の温度が室温より少し高く、低温の床暖房になり冬でも裸足で過ごせること。 そうはいってもこの地域ではまだまだ採用されていない方式のため心配になる方もいらっしゃると思います。弊社では皆さんのお宅で温湿度をチェックし、アドバイスさせていただいてますのでどのぐらいの温湿度で過ごされているかご覧ください。 最初はUさま邸 Uさま邸の内外観はこちらから 大屋根で2階まで見通せる32坪の住まいです。浜松ですが一番冷える朝方、外気温は4.5℃でした。温湿度はというとおおむね、21~23℃で湿度も50%を超えていて快適そのものです♪温度差も3℃以内におさまっているため、リビングも脱衣室も納戸もどこに行っても不快にはなりません。 続いてTさま邸 Tさま邸の内外観はこちらから豊橋の弊社の近くの22.6坪の住まいです。外気温は3.6℃温湿度はというとこちらはおおむね20℃~23℃。洗濯物が室内干しでなく、かんたくんのため湿度が若干低めですがまあでも冬のこの時期46%なら十分でしょう。同じく温度差も3℃以内におさまっているため、リビングも脱衣室も寝室もどこに行っても不快にはなりません。 設計施工させていただいている私でも、十分な快適性だなと感じております。というよりも、これだけ快適なら、床暖房はもちろんですが、全館空調や各室エアコンは不要だなと思います。何より故障しても、買い替えも安価ですぐに交換ができます。しいて言うならば日射熱の取り入れをより増やし、エアコンへの負担をもっと減らせるとより省エネだなとは思います。ただ、その場合、家全体が昔の縁側のような一様に明るい空間になってしまうので、日本の住まいとしての陰影や明度差的にはどうなんだろうとちょっとだけ疑問を感じます。 そんなことも相談にのりますので、少ないエネルギーで快適に過ごす、設備にかかるコストをさげたいといわれる方には床下エアコンはおすすめです。ご興味あるようでしたら、床下エアコンの住まいをご見学できますので遠慮なくお声かけください。お問合せはこちらから。

ガラスはペア?トリプル?
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今回はガラスについて。最近の家では、シングルガラスはまず見ることがなくなり、ペアガラス、もしくはトリプルガラスを見るようになりました。住まいを検討されている方はどっちがいいのか迷うところです。リノベモデル(私の住まい)ではどちらも併用して使っていますのでその違いをお伝えいたします。 まずはトリプルガラス。トリプルガラスは断熱性能が高い反面、日射熱を取り入れるのはペアガラスより劣ります(一部高性能なガラスを除いて)極端に寒くならない渥美半島や豊橋の場合、南側をしっかり断熱するよりも、日射熱をしっかり取り入れるペアガラスの方が、熱の逃げと取得の差し引きでは有利に働きます。だからこの地域では東西北面にトリプルガラスを使うのが基本になります。リノベモデルの浴室窓。東側 YKKAP APW430です室温は21℃ほどで、お正月のお風呂上りに撮影しましたがガラス廻りの温度は13.1℃ほど。当然ですが、お風呂に入ってると室内側は湿度が100%近くなりますのでトリプルガラス廻りでも結露は生じます。それでも近くによってもヒヤッとした感じはありません。 次にペアガラス。脱衣室の高い部分にペアガラスの窓があります。冬は換気扇を使わず湿度を室内で利用しますので、脱衣室も湿度は100%近くになります。東側 YKKAP APW330です室温は21℃ほどで、ガラス廻りの温度は11.1℃ほど。さきほどのトリプルガラスより2℃ほど低くなっていました。性能が低い分お風呂以上に結露が出ていました(汗)今度は外から撮影してみました。まずはAPW 330 ペアガラス次はAPW430 トリプルガラス窓廻り2℃の差が外からどのように見えるのかという目的でしたが、私の勉強不足で外からの差はよくわかりませんでした。 おまけですがエコキュートに代表する貯湯型の給湯器私の家は太陽光の発電を利用して昼間に沸かしますので、エコキュートの温度は夕方ぐらいがピークです。外から見て15.5℃あります。触っても暖かい。断熱材がついてるにしても熱を放出して無駄ですね。朝方にはお湯がほとんどなくなり、熱の逃げは少なくなっています。貯湯型の給湯器の放熱は、何とかした方がいいだろうと思います。できれば断熱区画された場所に設置する方が経済的でしょう。 今回はガラスの違いについてでしたが、とにかく断熱を意識してトリプルガラスというわけでもなく、予算を削ってペアガラスという考えもどちらも間違いだと思います。大事なのは少ないエネルギーで快適に過ごせること。熱の出入りもしっかり検討することをお勧めします。

「Ua値が高い=暖かい」ではない
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本格的に寒くなってきましたので今回は断熱性能のことを書こうと思います。『Ua値が高い家が暖かい家』と思われている方がいます。結論を先に書くと、「Ua値が高い=快適な暖かさ」ではないので、それだけで建築会社を選ぶのはやめましょう。 断熱性能を表すUa値とは、断熱材の厚みや性能によって変わります。厚みと性能を考慮して計算し、壁や天井などそれぞれの部位の平均値がUa値です。断熱材が予定した通りに完ぺきに施工されていた際の数字が計算によるUa値です。 完ぺきか完ぺきでないかは一般の方にもプロの方にも仕上がった状態の家ではなかなかわかりません。どうしたらいいかというとサーモカメラで確認するのが一番!例えば弊社で使っている断熱の玄関ドア。U値1.78というユダ木工さんの木製ドア。 ドアの下地がどのように入っているか、レントゲンのようにわかります。青い部分が木桟木が入っている部分で「ヒートブリッジ(熱橋)」と呼ばれる部分。木下地によって断熱材が入れられない弱い部分です。柱の内側に断熱を入れる「内断熱」という家を写真でとっても同じように映ります。U値の計算ではヒートブリッジ部分と断熱材が入った部分とを考慮して答えが出ます。このドアも青い部分(ヒートブリッジ)と赤い部分(断熱材)の平均値がU値1.78ということです。 家のあちこちを見てみると 窓が断熱性能にとって、とても弱いことがよくわかります。室温20.5℃に対して窓廻りは最低で12.6℃ほど。外から見てみるのも面白くて、家から熱が漏れていると外壁の部分が暖かくなっていたりします。 この物件の場合は基礎部分が赤くなっていますが、太陽の日射によりコンクリートに蓄熱されたためで、漏れてる部分はありませんでした。 壁や柱と梁の取り合いなどは断熱材がうまく入れれない部分でもあるのですが、外断熱を採用しているためヒートブリッジや断熱施工不足は見られません。 ヒートブリッジは内断熱では必ずありますので問題はありません。問題は断熱材の施工忘れや、やったつもりの施工ミス、施工しにくいからなんとなく入れている部分。そういった部分には結露が集中的にでてしまいます。結露は冬の間、ずーっと続きますので木材の不朽につながります。室温を20℃、湿度50%であれば露点温度は9.3℃。9.3℃の温度の部分と出会った室温は必ず結露します。外気温が10℃以下の真冬では結露しっぱなし・・・・怖い(汗)。 玄関の内側は土間の家が多いと思いますが、玄関廻りの基礎部分は、よっぽど気を付けている工務店さんでないと断熱材が入っていることはないでしょう!これは断言できます。弊社では確実に断熱されていますので、家を暖めると、土間に足をおろしてもヒヤッとしません。(みなさんなかなか信用していただけませんが) たくさんの画像をのせましたがUa値の計算上は、こういった部分に断熱材が施工されていようが、施工されてなかろうが計算上は同じということ!ということで断熱材の施工状況や、細かな部分への気遣いでUa値は変わらなくても、住み心地は全然違うよということ。 ちなみに弊社では床下エアコンの採用がぐーーーんと増えていますが、どんな感じなのかというと 床面のスリットから暖気が上がってきます。床面が暖かく、低温の床暖房状態になりますので、エアコン設定温度が低くても満足度が高いというものになります。 「Ua値が高い=暖かい」ではないというお話でしたが、これ以外に気密性能、日射熱取得、換気という部分もUa値では表せないけど、暖かさに大きな影響を与えているものになります。 心配だったら工務店さんにサーモカメラを借りてください。持っている工務店さんはおそらく大丈夫でしょう。持ってない工務店さんはちょっと疑いましょう(汗)Ua値だけに振り回されることなくしっかりした快適な家をお願いしましょう!!!

換気の能力は足りていますか?
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もうすぐ寒ーい冬がやってきますね。冬になると、室内の熱はなるべく逃がしたくありません。でも換気をしないとCO2濃度があっという間に1000PPMを超えてきます。最近の建物は高気密のためなおさらしっかりした換気量が大事になってきます。 ところでその『換気』は想定通りの量を給気、排気できていますか?建築基準法では室内空気を1時間に0.5回変えなさいよという決まりがあります。それは上記に書いたCO2濃度や、その他化学物質などを適切な濃度以下に保つため。怪しい場合はとにかく実際に計る。これが大事。 これまでとても多い『第三種換気』の場合は想定した換気が行われているか?第三種換気の場合、トイレなどから排気し、リビングなどから給気しますので、リビングにCO2濃度計を置いてみましょう。1000PPM以下になっていれば適切に換気されている目安になります。色々は計ってみて心配なのは、リビングよりも寝室です。給気口の位置が寝室入口付近だと、寝ている場所がぜんぜん換気できていない…なんてことも多々あります。ぜひ計ってみることをおすすめします。CO2濃度計はAmazonなどで2~3000円程度で売っていますのでぜひお試しください。第三種の場合は、換気のための機械があちこちにあるので、お互いの風量でけんかしあって換気ができてないこともあります。同じくCO2濃度計で室内環境を確認しましょう。次に『第一種換気』の場合ですが、給気排気を1つの機械で行うこともあるため室内はダクト配管されることが多いはずです。問題は、そのダクト配管の長さや施工方法により想定している換気風量が出ていないケースがあること。ボリューム調整ができるものなら、換気風量が出ていない場合は強めにしないといけません。予定風量に足りてないことは計測すればすぐにわかりますので工務店さんに頼んで図ってもらうことをおすすめします。ちなみに先日お引渡しした建物では第一種の熱交換換気を利用していますが『メーカー想定風量ボリューム 給気 1、排気 2』でしたが一通り図ると全体的に給、排気量が多め。多めに出るのは優秀です♪でも多い場合、室内発生熱を屋外に捨てていることになるのでもったいない。『ボリューム 給気0.8 排気1.5』にして想定の0.5回/時間となりました。たかが換気ですが、室内環境を気持ちのいい状態に保つため、高気密になればなるほど大事なこと。また無駄に熱を捨てることも、高い電気代を考えると馬鹿らしくなります。 あなたのおうちは換気できてますか?心配なら間取りに換気扇の場所を書いて相談に来てください。怪しい場所が見つかるかもしれません(汗)気密が低い家は換気できていますのでなんの心配もいりません(笑)

耐震等級3の建物荷重は正しいか?
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住まいを計画する際にはみなさま、基準とされている耐震等級3どの会社も耐震等級3でやるのが当たり前のような世の中になってきました。 今回のテーマは『耐震等級3はすべて同じ?』なのかについて。結論を先にお話しすると耐震等級3はすべて同じ強さではありません。 耐震等級3には構造に配慮して造られたもの、無理やり後付けで造られたものの2パターンに大きく分かれます。 配慮して造られた建物の特徴は①屋根から1階まで柱が通っている箇所(通し柱でなくてOK)が3.64m角以内にある②小さな梁や無垢の梁材が多い(コストが少ない)③下に柱のない梁の上には耐力壁や筋交いが少ない無理やり後付けの耐震等級3の場合(等級3はいい住まいができないと考えているケース)①屋根から1階まで通る柱が少ないまたは、ずれている②大きな梁や集成材、LVLで造られた梁が多い(コストがかかる)③下に柱のない梁の上に耐力壁や筋交いがたくさんある梁の大きさというのは支える荷重によって大きさが変わります。屋根の重さ、梁の重さ、天井・壁の重さ、床の重さ(本棚などは重いよ)、配慮する荷重がたくさんあります。荷重をなるべく素直に屋根から地面に伝えることが大事。『重さ』についてですが、許容応力度計算をする際の『重さ』は計算者によって任意に設定できます。その『重さ』について極端に軽くなければ審査機関で指摘を受けることもありません。(汗)適切な『重さ』を設定しているか、軽くしているかによって厳しさは違うわけです。 例えば弊社が使っている構造計算ソフトの屋根の初期値は1㎡あたり約34kg私が手計算で弊社の屋根構成の重さを計算してみると1㎡あたり約69kg倍近く違います。太陽光があればさらに15kgほど追加します。初期値でやれば梁が小さく設計できます。 最初から構造に配慮していると荷重によって梁の大きさが極端に大きくなることはありません。梁は床荷重を支えるのみになり、屋根などの荷重を支えないからです。無理やり後付け耐震等級3の場合は、梁を大きくして対応します。梁を大きくしても対応できない場合は梁材の種類を強度の高いものに変えます。だから構造表しなどは樹種がそろわずちぐはぐになります。もしかして、軽い加重で計算していたら…と思うとぞっとします(涙)梁が大きくなると、構造コストもかかってしまうため、結果的に計算していないほうがコスト的にも不利なんじゃないかなと思います。 もう一つ『たわみ』というのがありまして、長いこと荷重を受けるとその重さで梁の真ん中あたりが沈んでしまうというもの。梁の場所によって基準値は違いますが例えば3640の間口なら12㎜~18㎜ぐらい。でも部屋の真ん中で18㎜も沈んだら扉に支障がでそうです(汗)18㎜でも計算上はOKですが弊社では7㎜を許容範囲として計算しています。建物の荷重のお話でしたが、依頼先任せになりますので心配な方は『重さ』について聞いてみましょう。あなたの住まいの屋根は㎡あたり、何kgですか?

夏エアコンのお掃除方法
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朝晩そして日中もずいぶん涼しくなってきました。外気温及び湿度も下がってきて、高断熱高気密な家は窓を開けて快適に過ごす季節となりました。そうなると夏のエアコンを切ってしまうわけですが、来年に向けてやっておくといいと思うことを紹介いたします。 以下は弊社のような高気密高断熱住宅のお話になります。夏場のエアコンは止めずにずーっと使いっぱなしだったと思います。暑く湿度の高い空気を一生懸命に除湿し、屋外へ水分を排出してもらったエアコン。でも突然止めると、内部が結露したままエアコンのふたがしまりますので、カビには過ごしやすい機械内環境となり、来年使おうと思ったときに一からの掃除となり大変です。以下は弊社のような高気密高断熱住宅のお話になります。夏場のエアコンは止めずにずーっと使いっぱなしだったと思います。暑く湿度の高い空気を一生懸命に除湿し、屋外へ水分を排出してもらったエアコン。でも突然止めると、内部が結露したままエアコンのふたがしまりますので、カビには過ごしやすい機械内環境となり、来年使おうと思ったときに一からの掃除となり大変です。弊社では、エアコンを止めてしまう前に送風モードでエアコン内を乾燥してもらうことをおススメしています。送風モードは電力消費が20W程度なので、1日中つけても15円程度と、カビ掃除の労力に比べたら比較対象にもならないぐらいです。そうすればカビが繁殖するなんてことにはなりません。ちょっとしたことですが来年に向けてとても大事なことです。 また弊社では各部屋にエアコンの冷気を届けるため、部屋間にダクト換気扇がついていますがこれも同じく、急に止めてしまうとカビの原因となってしまいますのでしばらく送風をしていただいたのち、切っていただくようにしています。 最後に弊社で最近使っている夏用エアコンのご紹介。メーカーの回し者ではないですが、夏用エアコンは富士通ノクリアを採用しています。これまでカビに悩まされていた夏用のエアコンですが、機械本体に『加熱除菌』というものが付きました。これが優れもので掃除しにくい熱交換器部分を55℃以上の熱でカビが除去されるそうです。小一時間部屋の中で熱くなるため、窓を開けられるこの時期なら安心して除菌ができます。詳しくは富士通 ノクリアホームページへ快適に暮らせることは、しっかりしたメンテナンスの上になりたっています。なるべく手間をかけず、メンテナンスがしやすいことが、結果的にいい住まいを長持ちさせることにつながります。お世話になった夏エアコン、みなさんしっかり掃除して来年にそなえましょう。除菌ができなかった方、カビを閉じ込めておいてもいいことはありません。早めにプロのお掃除屋さんに頼みましょう!

夏エアコンの電気代。
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梅雨も終盤。いよいよ暑い夏がすぐそこまでやってきました。今回のテーマは『夏エアコンの電気代』です。『夜まで暑かったからエアコンはタイマーにして夜中に消すようにした』『夜になると外が涼しかったから窓を開けて寝たよ』『エアコンが切れたらすぐに暑くなってまた電源つけました』一般的な使い方はこのような感じの方が多いように感じますが,『ぐっすり眠る』ことを優先したほうがいいのになーと思って聞いています。昔ながらの断熱性能の低い家の人ほど,夏のエアコンを我慢する傾向にあるように感じます。エアコンって1日中かけていくらぐらいか知っていますか?エアコンの使用は同じ条件で断熱性能を変えて検討してみます。 31坪平屋の住まいでエアコン1台使って家中冷房の検討(リノベモデルではありません)一番暑い8月をシミュレーションしてみた結果 (1KW=33円 で計算)弊社が建てている高気密高断熱住宅の場合1か月使用して,電気使用量131KW 4,332円平成4年ぐらいの低断熱の住まいで同じエアコンの使い方をした場合1日のエアコン電気使用量が221KW 電気代換算で7,305円だいたい倍近い電気使用量になりますが室温の安定感も前者に軍配が上がります。1枚目がUa値0.24 2枚目が平成4年ぐらいの低断熱の住まいエアコンは6帖用を1台設置で設定していますが高断熱の住まいは各部屋の室温が安定しています。年間を通すと3万円ほどの電気代の差になりますので30年で90万円,断熱材の差額は十分元が取れます。それ以上に快適性が違ってきます。実際の1日の温度の変化がこのぐらいなので,どの部屋も快適な状態が月々4000円ぐらいの空調代で実現できます。 私が住んでいる自宅兼リノベモデルの室温ですが同じように1日を通してほとんど変化はありません。1Fも2Fも違いがないためグラフが重なってしまっています。ご興味ある方は常時見れますので遠慮なくご覧ください。…読み込み時間がちょっと長いです(汗)リノベモデル今の室温はこちらから。使っている空調は6帖用エアコン1台のみです。リノベモデル兼自宅で電気代を測定していますがエアコンの使用電気量は1日2.5KW程度です。15時~エアコンの電気代が高くなっているのは建物が45度振っていて,西日が差し込んでいるからです。1か月に換算して75KW。金額は2, 475円。(もう少し暑くなれば4000円ぐらいにはなると思います)これで家じゅうがさらっとさわやかな感じで快適になっています。(場所によっては寒いと言われるので改善の必要あり)これにより私は毎晩ぐっすり眠れています。無駄に使うエネルギーはなるべく減らした方がいいですが,必要なエネルギーを我慢するのは人命に影響を及ぼします。正しい知識を持って,夏の暑さを乗り切りましょう。 家が暑くて大変というご家族は,まずは窓から入る日射熱をカーテンでなく,屋外側で防ぐことが最大級に重要なことになります。その上で消費電力の少ない扇風機やサーキュレーターを使い,エアコンとお付き合いください。消費電力を少なくしながら,快適に過ごしたいという相談はどなたでも無償で承ります。(自宅を見に行くことはしませんが)快適で省エネな夏を過ごしていただくことを願っています。
