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住まいの情報(99件)

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基礎の話。

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今回は住宅会社や工務店におまかせの「基礎」の話。結論から先にお話しすると、ニコハウス設計室は建物ごと基礎を設計しています。一般的な工務店や住宅屋さんはどの物件でもおおよそ「いつも通り」で基礎を作ってます。 現在主流の「べた基礎」。ニコハウス設計室でも高低差があるなどよほどの理由がない限りは「べた基礎」で施工しています。べた基礎の良さは、建物を基礎全体で支えることにあると思いますが、部分的に弱い地盤があるとその部分が沈み、家建物全体が傾く「不同沈下」がおきます。そうならないために、基礎を作る前に地盤調査をして各ポイントの地盤の強さが一定なのかどうなのかを調べます。 地盤の強度が一定であることを調査により確認し、基礎設計に反映します。「べた基礎」ってどこの会社も同じ作り方をしていると思っていませんか? 基本となる断面。若干の違いがはありますが多くの会社ではほぼ同じ作り方をしています。建築基準法よりは少し余力があるのでこの基礎で問題ないと思います。「べた基礎」の「スラブ」と呼ばれる建物加重と、反する地面の力を受ける面もだいたい同じ作りになっています。厚みは若干違うかもしれませんが写真のような配筋だと思います。以上が基本的な基礎ですが、計算によって鉄筋の太さや本数は変わってきますので基礎の立ち上がりでも複数の種類の配筋方法をとるのがニコハウス設計室。 問題は基礎の部分に点検のために設ける人通口。この部分は基礎の梁が切れる(連続していない)ため、必ず補強が必要です。ここからがニコハウス設計室の配慮している部分ですが図のように基礎の梁が切れないような配慮をして地面の反力と建物加重を受けられるように作っています。※鉄筋のサイズや本数は計算によって変わってきます。10年前から基礎の作り方を変えていない工務店などの多くの基礎は左のような基礎で施工していますのでその部分がとても弱く、地震など大きな力が加わった際に耐えれない可能性があります。基礎屋さんに「他の会社だとどんな基礎作ってますか?」と聞いたので間違いありません。基礎の構造計算によってわかるのですが、木造の2階建てまでの場合は構造計算をしなくていいので、そのままいつも通りっていうのが一般的。構造計算をしていくと「べた基礎」の一般的な断面では鉄筋の量が足りない部分が必ず出てきます。地震などの大きな力が加わらない限りは、それほどの問題にはならないと思いますが、いつかくる地震。力の加わり方を構造計算ソフトに入れるとこんな感じで見た目で強い力の加わる箇所が見えてきます。しっかりした基礎があってこそ、上部の構造も耐えてくれます。長く住む大切な住まい、ずっと安心して住むためにも基礎の作り方にもこだわっています。お問い合わせはこちらから相談している先に基礎の話をして、「べた基礎だから大丈夫」「基準法より太い鉄筋を使ってます」的な話だったらあまり知らなくてちょっと怪しいかもしれません(汗)

全館空調するメリットとデメリット。

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住まいの情報を定期的にと意気込んではいますが、なかなか手付かずのまま時間だけは過ぎてしまいます。住まいを検討する際に皆さんが参考にしていただけるような記事引き続き頑張ります。 今回のテーマは「全館空調」私の提供する住まいでは「全館空調」をつかわず『エアコン2台』で全館を暖冷房する計画をしています。※建物の大きさによります。「全館空調」の最大のメリットは家じゅうが同じ室内環境となることですが導入には少なくとも100万円以上する本体工事と、それに付属するダクト工事などの対応工事が発生します。ご予算に余裕があり、将来にわたってもオサイフに余裕があるようでしたら、とても快適に過ごせますので導入をおススメします。将来にわたってもというのは、機械ものなので必ず故障する時期が来るということです。その際に本体入れ替え、もしかするとその本体が販売中止になっていたり、サイズが変わっていたりすると再設置の際には、大工さんや内装工事をされる方などたくさんの職人さんが必要となり、導入時もしくはそれ以上の予算が必要になるかもしれません。また「全館空調」が故障している間の室内環境にも注意が必要です。気候のいい時期に故障したのであれば窓を開けての換気で対応できますが、寒い冬だったり暑い夏の時期には修理や再設置までの期間中の「我慢」が必要となります。当たり外れがあるとは思いますが、機械なので10年~15年に1回はその「我慢」と「お金」が必要になる覚悟が必要です。ニコハウス設計室の住まいは「エアコン2台」で全館を暖冷房しています。この方式だと初期導入予算は「エアコン2台」のみです。同時に故障することは考えられないので故障した際にはもう1台のエアコンに頼ることが可能です。故障の際の費用もどこでも売っている「エアコン買い替え」だけで済みますので「我慢」も「お金」もほどほどですみます。こうした理由からニコハウス設計室では「全館空調」を使わずに「エアコン2台」での全館の暖冷房計画としています。「エアコン2台」で足りるのかどうなのかということは性能から計算をしてご提案をしています。 どちらの方式もまずはその建物の断熱の性能と気密の性能が大事になってきます。中途半端な性能ですと「全館空調」でも「エアコン」でも逃げていく熱を補う電気代を室温が必要としますので、毎月の電気会社やガス会社からの請求にびっくりします。そうならないための基本性能は最低限必要なうえで、「全館空調」や「エアコン」を導入することが快適性に重要な要素となります。良く聞かれる床暖房ですが、断熱と気密の性能が一定以上備わった家であれば必要はありません。寒い家に住んでいると、信じられないかもしれませんが床も壁も天井も同じような温度となりますので、「床が冷たい」という感覚はなくなります。 リフォームでは全ての部屋の断熱を改修するのは費用も時間もかかります。さらに気密をとってとなると、とても大変なので「全館空調」の導入はおススメ出来ません。出来る範囲での断熱改修をしてその部分のみを暖冷房計画するようにしましょう。どうしたら快適な室内になるかはご相談ください。ヒートショックのない快適な室内空間をご提案いたします。ご相談予約はこちらから。

窓辺の太陽の暖かさを利用するメリット。

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朝晩に多少の冷え込みはありますが日中の気候がとても気持ちいい季節になりました。 この時期から窓辺の太陽光のありがたさを実感できるようになります。夏場よりも太陽の高度が下がり家の奥まで光が届くのもこの時期ならではです。よくブログに登場しますがこの窓から入る太陽光。冬場の南面の窓からは平均336W/㎡の熱が入ってきます。いわゆる「掃き出し」とよばれる外に出る一般的な窓の面積を考えるとだいたい1000W。あなたの家の電気ストーブやホットカーペットなどかそれ以上のエネルギーを「無料」で提供してくれます♪ですのでこの時期はレースカーテンなどせずにぜひたくさんの太陽の熱を取り込んでください。当たり前ですが家の中がポカポカと暖まります。陽が沈みかけたら、カーテンを締め、家を「保温モード」にしましょう。性能の悪いサッシからは夜間に冷えた冷気が窓を通して伝わってきます。可能ならば床についてしまうぐらいの長さのカーテンにしてください。それだけで窓辺の寒さを解消できます。 それができない方は窓辺に暖房器具を置いてください。室内に入ってこようとする窓辺の冷たい空気を温めてくれるので、室内側から暖房をするよりも効率が格段に良くなります。ぜひぜひ実践を。 もっともっと快適に過ごされたい方は断熱を強化する「断熱改修リフォーム」をお勧めします。ちゃんとやると寒いあなたの家は、少ないエネルギーで驚きの暖かさに!お問い合わせはこちらから。未来の子供たちに住みやすい地球を残すため、少ないエネルギーで快適に過ごす家いかがですか?

朝日と西日を考える。

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年々厳しさを増す暑さ。お盆前よりも、お盆を過ぎた今の方が暑いことが当たり前になってきました。日中の最高気温はだいたい12時~15時の間ぐらいになるようですがその時間帯の西日はとんでもなく暑く感じます。 そこで今回のテーマは「朝日と西日を考える」です。まずはこの時期の天敵「西日」このブログを書いている8月20日 15:30現在、西側の窓からは暑ーい西日が差し込んでいます。この西日の角度はおおよそ35度ぐらい。4月20日頃も同じ角度で差し込んできます。4月の西日はあってもいいですが、この時期はいらないですね(汗)そうなると防ぐ方法としては①  4月20日頃にはまだ新緑の葉がついていない樹種を植え、8月20日頃の西日をさえぎる② 時期によって開閉または移動できるような庇をつけるか、固定式で春先の西日をあきらめる③ 今の時期だけ外にすだれなど人工的な遮蔽物をつける④西側に一切窓をつけない ①は方法としてとても有効に思えます。4月20日頃は桜が散って2週間ほどの時期なので、木漏れ日ぐらいの差し込みが想定されます。この時期なら日射を遮り、涼しさを感じられるはず。成長するまでは少し我慢が必要です。②はその土地、方位、建物によって私たち建築屋が考えてご提案をしないといけません。開閉や移動となるとそれなりに費用は掛かりますが30年以上住むことを考えると検討してもいいと思います。今は優秀なシミュレーションができるソフトがたくさんあります。建てられる建築屋さんに相談してみるといいと思います。ちなみに当社ではそのシミュレーションソフトを使って庇の長さを検討しています。このソフトがとても優秀で、庇をmm単位で変えて、室内への日差しの入り方がどうなるか確認ができます。そのおかげで夏の日射を室内に入れないような設計が可能になります。③はちょっと面倒ですし、風が強い日には片づけたり、対策をしないといけません。でも安価なので出来ればこの「外側に日射遮蔽をする」ことをすると、室内環境が思った以上によくなります。④は風向きにより、気持ちのいい風が取り込めなくなるおそれがありますので要検討が必要です。 次に「朝日」を考えます。西日と違って朝の光なので目に見えないエネルギー的なもので考えるとすごくいいとは思いますが、「西日」と同じく低い角度で建物に差し込んできますので夏場は対策しないと室内環境がとても悪くなります。朝日は取り入れたいけど、暑いのは嫌だとなりますので、この「東側」は特に植栽をおススメします。1日のうちの暑くなってくる昼過ぎには「東側」の窓からは日射が入らなくなります。思いっきりカーテンを開けても室内への日射の影響がありません。屋外の樹木が風に揺れる様子が見られます。「東側」に落葉の植栽はおススメです。 近隣の敷地や接道の仕方によってその土地に建てる住まいは姿を変えていきます。プランの中から選んだり、箱を置くだけの住まいでは住んでからの「住みごこち」がよくなるはずはありません。周辺環境をとらえて、おうち時間が長くなるような住まいづくりをされることを心よりおススメします。ご家族の住まいづくりの参考になれば幸いです。ご相談予約はこちらから。

夏家電のおススメの使い方。

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いよいよ夏本番の暑さになってきました。そこで今回のテーマは 『夏家電のおススメの使い方』 です。 まずは『エアコン』外気温が30℃を超え、湿度が高いような場合は絶対に 『エアコン』 を使ってください。我慢は命の危険につながります。また風があっても湿度が高いような日も我慢せず『エアコン』でお過ごし下さい。エアコンっていうものは例えば26℃設定にすると、吹き出し口は20℃を下回る温度になります。その部分で結露がおこり、家の外にあるホースから水が出てきます。そのおかげで家の中の湿度も下がり、さらっとした部屋の空気になるわけです。ちょっと涼しくなってきたからといって、湿度の高い外気を入れると湿度が上がり眠るころには不快な室内環境になったりしますので、外気の湿度が70%を超えるようだと夜も引き続きエアコンを入れておくことをおススメします。冷房を使うか、除湿を使うのかの目安ですが、26℃台で60%台の環境だと快適に感じると思いますので、室温が高いようなら冷房、湿度が高いようなら除湿がいいと思います。ただし、28℃で60%ぐらいの環境でも26℃まで温度を下げると湿度が70%ぐらいになり不快に感じるかもしれません。(温度によって持てる水分が違うため、温度が下がると湿度はあがります)冷房運転は目的の温度になるとほとんど電気を使わなくなりますので、頻繁に運転の切り替えをするよりは、そのままで冷房運転をおすすめします。夏にエアコンが効かないといわれる方がいますが、その場合、エアコンが悪いのではなく天井に入っている断熱が悪いはずです。断熱の改修が難しい方は、なるべく床に近い生活(例えば畳で横になる)のようなことなら不快には感じないかもしれません(笑) 次はエアコンと一緒に使ってほしい、 『扇風機』 に代表する風をおこせる機械。ざっくりですが、風速1mで体感温度1℃マイナスといわれていますので扇風機の弱運転でも2℃ぐらいは低く感じます。扇風機などを有効に使えている部屋であれば室温設定は27~28℃でも十分快適に感じられるはずです。電気代は1台30W程度なので、裸電球の半分程度で、省エネ性も導入費用もとてもメリットのある商品です。見た目がちょっとなあって方は、天井につけるシーリングファンもおすすめです。 同じ扇風機でも最近はやっている 『冷風機』 についてですが、これは使い方によって室内環境を悪化させてしまうので要注意です。冷風機は水を利用して冷たい風を吹き出します。風にあたっている部分は涼しいのですが、室内はその水により、湿度が上昇してしまいます。エアコンがない部屋で外気が蒸し暑く感じるときに使うと、寝る間もつけっぱなしにしないと、とても寝苦しい夜になってしまいます。使い方として、エアコンを使うほどではないけどちょっと暑いなーってときに窓を開けて風の取り込みと並行して使うと、有効だと思います。 最後に家電ではないですがカーテンなどに代表する 『日除け』窓ガラスは、夏の南面で平均133W/㎡、東西面は平均318w/㎡。よくある掃き出し窓といわれる窓だとこの3倍の熱が入ってきます。こたつの電源を入れて、冷房運転のエアコンをつけているようなものです!!!日よけの大切さを感じる一番の方法は木陰に入ることだと思います。その違いを家の大きな窓にぜひ追加しましょう。室内につけるよりも大きな効果の得られる 『外』 。最近はかっこいい見た目のものも登場しています。コロナの影響で換気の必要性もありますので、この際 『外』 での日よけぜひおススメします。”日よけは外で”キャンペーンはこちらから写真を撮ってぜひご応募ください。 今年の夏は暑くなるそうです。なるべく少ないエネルギーで快適な室内環境にて熱中症対策をしてください。何かいい方法ありますか?と疑問がある方はこちらから。みなさまよろしくお願いします。

塗り壁とクロスとの差を考える。

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今回のテーマは『塗り壁とクロス どっちにする?』です。皆さんご存知の通り塗り壁はクロスよりとても高価な素材です。それでも30年住むことを考えるとどうでしょうか?それをふまえて考えてみたいと思います。クロスといっても壁の呼吸をさまたげてしまうビニールは基本的におすすめしないので自然素材系のクロスとの比較です。それと合わせてしっくい塗料ローラー仕上げも当社で多い仕上げ方の一つなのでそれも併せて比較します。 ニコハウス設計室では自然素材の塗り壁(珪藻土やしっくい)と自然素材系のクロスの差額が1㎡あたり3000円です。3000円というのはベテランの左官屋さんに塗ってもらう手間賃と塗り壁材料です。先日もDIYで施工された方がいますが、お施主さま自身で施工すると3000円の差は1000円まで縮まります。しっくい塗料ローラー仕上げですとクロスとの差額は1㎡あたり1500円で,DIYで施工するとその差はなんと500円。1㎡あたり3000円とはいっても家は何㎡あるんだということになりますが、一般的な35坪~40坪ぐらいの住まいで壁はだいたい300㎡。左官屋さんに塗ってもらうと単純にその差額90万円。ローラー仕上げは差額45万円。これだけを見ると『高い!』と感じてしまうのかもしれませんがこの300㎡をクロスで仕上げ、そのクロスが汚くなってきてた将来全てリフォームをすると職人さんを迎え入れるための片付けをして、1~2週間の不便を感じてだいたい55万円です。クロスは剥がれたり目地が切れたりすると一般の方では手に負えないわけですが、塗り壁やローラー仕上げの場合、クラックが入っても壁にポスターを貼った穴でもご自身でメンテナンスが可能です。クロスは静電気をおびるため、ほこりを寄せ付け壁が汚くなってきますが、塗り壁やローラー仕上げの場合はそれがありません。 少しづつ塗り壁やローラー仕上げはありじゃないか!と思えてきませんか?最初の差額がどうしても難しい場合は、DIYで、そうでないなら左官屋さんや塗装屋さんにきれいに塗ってもらってあとは自身でメンテナンス。高そうなイメージのある塗り壁ですがこうして比べてみるとけして手の届かないものでもないですし、将来メンテナンスにお金がかかることもなくなります。そんなことをお伝えしながら住まいの設計を行っています。クロスの家なのにわざわざはがして塗り壁にしたという話もよく聞きますので、ケチらずに最初からやった方がいいと思いますよー。ちょっと話を聞いてみたいなと思った方、新築でもリフォームでも対応可能です。お問い合わせはこちらから。住み心地を大切に。 余談ですが…DIYで300㎡を施工すると、『どのぐらいの時間がかかるんですか?』と聞かれます。初心者の女性スタッフが塗ってみてその時間をはかるとだいたい6㎡ぐらいで2時間半。1人でやったら125時間かかります(汗)週末お友達を呼んでわいわいと言いながらみんなで施工すると2週間程度で完了します。全部は無理でも一部でも施工してみると、愛着もわいて、自宅でのお酒の席ではいつまでもつきない話のネタになります(笑)

収納の考え方。

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どんな住まいにしたいですか?との要望をお聞きすると、必ず上位に来る収納。どのぐらいほしいですか、と、聞くと「なるべくたくさん」と答えられてしまうので、まず何があって、それをどこにしまいたいかをお伺いします。適材適所という言葉がありますが、収納はまさにそれがぴったりで、使う場所の近くにその収納があるべきだと考えます。そうするとあちこちにそれほど大きくない収納ができますがその方が片付けの効率は圧倒的によく、使いやすいと思います。またその収納する際のアクションの数を減らすことをおススメしています。アクションとはその手数。例えば①しまう場所に行く ②扉を開けて ③その中の引き出しを開けて ④収納して ⑤引き出しをしめて ⑥扉を閉めるこれだと6回のアクションになりますが、毎回これだと結構めんどくさい。そうなると隠すためにつけた扉が開けっ放しになったりするわけです。特にウォークインクローゼットなどは行く頻度が多いので、その扉の開け閉めをしないようになっていきます。 私の提案するクローゼットまたはウォークインクローゼットは基本的にオープンで扉はありません。パイプがついていたり、棚がついていたりするだけです。それが普段いる場所から見えないように作ってあげれば、①その場に行く ②しまうという2回のアクションだけで、かたずけが完結します。使う頻度が多いものほど、この2回のみだとさっとかたづけられるので、普段過ごす場所が散らかっていることも少なくなるはずです。おまけで扉がなくなるとコスト削減にもつながります。 それからかたづけが苦手な方がよくやる「物の上に物を置く」という収納。そうならないために収納には高さの変えられる棚板を設置しています。その奥行も深すぎると「物の手前に物をしまう」ということをやり、奥のものが何だったのかわからなくなるので棚板の奥行は300㎜を基本としています。あとはお伺いした収納したいものに合わせ200㎜~400㎜ぐらいの奥行を使い分けます。 ここから先は余談で収納棚板の材と収納自体の壁の話。 棚板の材にもこだわりがあり、シューズクローゼットや食品庫などはスギの無垢板を使用しています。足場板のような雑な材料で、節やソリもありますが、スギ自体が湿気の吸放出をしてくれ、臭いなどもとってくれるためです。素朴な材ですが既製品の棚にはないとても有利な部分だと思っています。 最後に収納内の壁材。見えない部分なので当社では構造用合板(ラーチ合板)のやすり掛け仕上げとしています。一般的には石膏ボードの上に仕上げがしてあることが多いのですが、収納の壁が白くないといけない理由はなく、物を当てても傷むことがなく強度があり丈夫です。住んでみて、足りない部分は壁にフックをつけたりも、合板なので問題なし。DIYで棚板を壁につけることも可能です。 何も考えず、普通に作ると「枕棚」という床から1800程度の高さの棚と「中段」とよばれる床から800程度の棚だけでとても使いづらくなってしまいます。 たかが「収納」ですがちゃんと考えて作ってあげると、使い心地のいい「収納」になります。

エアコンのサイズの決め方。

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当社で建てられる住まいには、取り付けるエアコンのサイズをアドバイスしています。求め方1.建物の断熱性能の数値を出します。その数字で、熱が外に何ワット逃げるかがわかります。(夏は何ワット入ってくるか)2.室内の目的の温度を、夏場は26℃・冬場は20℃とした時、設定温度を保つための必要なワット数がでます。屋外の温度は常に変化するのでそれはパソコンのソフトに任せます。3.室内から逃げていく(入ってくる)ワット数と、目的の温度を保つワット数がちょうどいいのが必要なエアコンのサイズです。※冬場の日差しはエアコンの能力の補助となるので安全側となりますが、夏場は日差しが入るか入らないかで求めるエアコンのサイズは変わってしまいます。住み方も重要です。 暖かい空気は自然と上に、冷たい空気は自然と下にいきますので、それを利用し、冬場は一階のエアコンを、夏場は二階のエアコンを使うことが、より省エネとなります。当社はこの地域の一般的な断熱基準より、2.5倍ほど上の基準でご提案していますので、6畳用エアコン2台を使わないぐらいで家中快適となります。 一生支払う光熱費が少なくなるのは、今回のコロナウィルスのようなことが起きて、家時間が増えてもおサイフにとても優しい!(年間10万円程度)これも一般的な住まいからすると半分から1/3ぐらい。適切なエアコンの大きさがわかると、なんとなくで買う大きなエアコンの必要がなく、経済的です。 10年間で100万~200万円もの光熱費の差額が出ます。光熱費で払うぐらいなら、10年に1回ぐらい海外旅行はいかがですか??どちらを選んでも同じ出費です(笑)

機械に頼らない設計方法とは

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地球温暖化の話がニュースでも頻繁に取り上げられるようになりました。ニコハウス設計室の住まいは少ないエネルギーで快適な空間を作ることで結果的に「未来の子供たちに住みやすい地球を残す」ことへの小さな小さな貢献ができると思って提案しています。そういう住まいが増えることで、各家庭が使うエネルギーが減り、温暖化の原因となる二酸化炭素の量が減るわけです。快適で地球にやさしい、それを適度な断熱気密と自然エネルギーの有効利用をし、実現させています。 なるべく機械に頼らない設計方法には順序があります。1.  敷地の状況、周りの環境を現地にて確認し、その要素を取り入れた建物配置や建物形状とする2. 年間を通した太陽からの日差しを夏はカットし、冬は取り入れるよう配慮する3. 気候のいい季節はなるべく風が通り抜けるよう、窓の配置や開け方を考える。まずは以上の3つをプランニングする際に考えます。 それをしたうえで断熱や気密という建築の材料やつくり方への配慮をします。一定の地域で同じ家を作るメーカーなどは最初の手順を踏めないので断熱材と機械に頼った室内環境になるわけです。またその3つを気にしない、または詳しくない方も同じように断熱材と機械に頼った室内環境になってしまいます。 最後に住むご家族に工夫をしてもらう。例えば、東や西の窓は日差しの角度が低いので、どうしても室内に入ってしまいます。夏場はその日射を入れないように雨戸をしめてもらったり、緑のカーテンなどをする。冬場の天気のいい日はなるべく日差しを取入れ、家の中を太陽熱で暖める。少ないエネルギーで過ごすには、住む方の工夫も重要になってきます。 ニコハウス設計室では必要以上にならないよう、そして一般的な機械だけで「住み心地」がよくなるよう、OB客さまに協力をいただいて温湿度の常時計測をし、またその住み心地をお聞きし、さらによい住まいとなるよう努力しています。必要以上の断熱気密はお客さまのオサイフ負担を増やすだけですし、その数字上の満足度は建築側のエゴだと思っています。特別な機械(全館空調や床暖房など)を入れるのは使用エネルギーが増えるだけでなく、故障の際のリスクも背負うことになり、家族のオサイフ負担が増えるだけだと思っています。 機械に頼ればとても簡単に快適な住み心地が実現できますが、自己満足の環境では未来の子供たちに住みやすい地球を残せません。一件でも多くの家が地球へ気遣いが出来る住まいとなることを願うばかりです。

効率のいい部屋の暖め方

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本格的な冬がやってきて、外出する際にはその寒さにびっくりします。インフルエンザも流行ってきているようで、年末の大事な時期、みなさん身体には十分にお気を付けください。 寒い家にお住まいの方々へ、「効率のいい部屋の暖め方」を紹介します。 この時期の寒さの最大の原因は性能の低い窓のせいです。窓際に行くとひんやりするその「ひんやり」が原因なのです。コールドドラフトと呼ばれるのですが、下の絵のように窓を介して侵入した冷気は床面を伝って部屋の中へ侵入してきます。そのコールドドラフトを防ぐように窓際床面近くに暖房器具を置くと冷えた空気が暖められながら部屋に入ってくるので効率よく部屋が暖められます。これだけでも相当違うはずです。またコールドドラフトへの対策としてカーテンを長めにして床面につけてしまうのも寒さ対策として効果的です。(掃除が大変になりますが…) 次の対策として扇風機やサーキュレーターなどを使って天井面に向け、送風をおこなってください。寒い家ほど、下の図のように天井高さに対して一定の高さのところに暖かいゾーンと寒いゾーンの境目ができます。送風機などはその熱の境目をより床面に近づくようにし、部屋の上下の温度差を少なくする効果があります。エアコンが効かないといわれるのは、天井近くに設置されていて、いくら温度を上げ暖めても床近くに座っているご家族のところに届かないためです。なのでホットカーペットや床近くで温めるファンヒーターなどが必須になるんですね。新しい家でも床暖が必要になるのは寒い家の証拠です(笑) 最後に廊下など暖房していない部屋との温度差。これはもう、どうしようもないのですが、暖房している部屋と、暖房していない部屋を断熱性のあるもので仕切ってあげることが大事です。簡単な方法としては「断熱ブラインド」というものがあります。例えばニチベイさんの「ハニカムスクリーン」  どんなものかはこちらから  もちろん寒い窓にも使えます。その名の通り断熱性能がありますので、自宅で実験してみると窓際とブラインド室内側との温度差10℃程度ありました。注意が必要なのは空気の行き来はしますので、室内の熱が窓際に伝わりにくくなることによる結露の促進が出てしまうことです。それが嫌だなーと思う方は内窓をおすすめします。例えばYKKAPさんの「プラマードU」 どんなものかはこちらから 一番いいのはしっかりした断熱気密をして少ない電気で部屋中を暖めることですがそこまでを求めていないご家族は上記を参考にこの寒い冬を乗り切りましょう。 古い家なのでどうしていいかわかりませんリビング階段作ったばっかりにさむいよ~家は新しいんですけど、暖かくないんです など悩まれている方はご相談ください。ご相談はこちらからちょっとした内容でも遠慮なくお声かけ下さい。少しでも快適に過ごせるようアドバイスいたします。

夏の室内温度の対策方法

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例年より一週間ほど長かった梅雨がようやくあけました。外ではセミが鳴きだし、本格的な「夏」という感じがします。みなさん、熱中症には十分にお気を付けください。その熱中症、一番多いのは「住宅にいるとき」です。多くは65歳以上の方になりますが、家の中は思ったよりも暑いのです!出かける際には、家にいる人に「気を付けて」と一声かけましょう。 夏の室内温度ですがエアコンを使ってもなかなか涼しくならないという経験はありませんか??特に寝室が2階で、寝る少し前にエアコンをつけるなどしている場合は、エアコンの温度を下げて早めに冷やそうとしていませんか??すぐに冷えないのはエアコンのせいではありません。天井、壁、床が日中に暖められ「蓄熱」をしているからです。35℃をこすような熱が家に蓄えられ、それを頑張って冷やすのですが、天井、壁、床はいつまでたっても暑いまま!!夏の夜のコンクリートやアスファルトのような状態が家の中で起こっています。その熱が私たちに暑さを感じさせます。(太陽の光にあたったときに暑いとかんじるのと一緒) エアコンを使った快適な1階のLDKの涼しい気温は、2階に持っていくことが出来ればいいのですが、「冷たい空気は勝手に下がり、熱い空気は勝手に上がる」のが覆せない常識なので1階でエアコンを使っている限りとても難しい問題です。 じゃあどうしたらいいんだ!というとおすすめは2階のエアコンをつける。どこのお宅にも2階にエアコンがついていると思いますので思い切って2階のエアコンを使って下さい。出来れば吹き抜けや階段ホールなどに設置してあると、2階も冷え、1階にも素直に冷たい空気が下りてきます。そうすると1階の天井の温度は2階の室温に引っ張られますので、今まで1階でエアコンをつけていた時よりも快適になるわけです。さらには夜、寝る際に2階に行った時も、天井、壁、床が冷たい熱を蓄熱していますので、より快適に寝ることができます。それでも熱く感じる際は扇風機を使えば「弱運転」でも体感温度が2℃くらいは下がります。 それぞれの家の断熱の性能などにもよりますが、平成12年以降ぐらいに建てた家であれば、この方法でも驚くような電気代の増加はないはずです。それ以上に親御さんの熱中症対策ができ、ご家族みんながこの夏を涼しく乗り切れます。 ニコハウス設計室は夏場の室温を、「主居室28℃以下、それ以外のホールなどを29.9℃以下」を保証しています。快適な室温は家族の熱中症対策となり、快適な安眠をお約束できます。今年だけでなく、この先30年の快適性を考えて、家づくり、リノベーションをご提案しています。お問い合わせはこちらから。今なら来年の夏に間に合うかも…!

湿度の対策と室内干し。

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じめじめとした日々が続きますが、湿度への対策はしてますか?室温が26度台ぐらいで60%台の湿度なら人にもよりますがそれなりに快適に感じるような気がします。(私は快適です)この季節の外気温は30度前後で湿度が80%ほどあるので、室内に取り込む場合はその差を「除熱」と「除湿」をしないと快適になりません。 窓を開けて自然の風で過ごしたい場合、その外気がもろに入ってくるので風をたよって体感温度を下げるわけですが風速1mで体感温度1度さがるといわれていますので、30度の外気温なら湿度を加味しても風速4mぐらいないと快適に感じません。扇風機の強運転にあたり続けるぐらいで同じぐらいですので、家族みんなで快適に過ごそうと思うとなかなか難しい感じがします。なのである程度の気温になった場合にはエアコンの連続使用をおススメしています。エアコンの良い所は湿度が下がる効果がある点です。車のエアコンなどで道路に水あとが残っているように、相当な量を「除湿」してくれます。エアコンは設定温度を目標に室温を下げようとするため、吹き出し口はとっても冷たくなります。そこが冷たくなると、冷たいジュースを入れたコップの周りのようにその部分に水滴が発生します。結露になりますが、これによって空気中の水分が減り「除湿」されるのです。 空気は温度が高いほど、持てる水分量も多くなるので、冷やされた空気は持てる水分の量が減り、持てなくなった分が結露として目に見えた水分になります。それが外部に排出され、屋外に流れ出る水に変わります。それを連続的に続けることで部屋の「湿度」がある程度快適な領域でおさまります。室内干しをした際にも室温の持てる水分以上はエアコンで除湿されるので有効に働いているんですね。 この時期は「ドライ運転」と「冷房運転」どっちが省エネですか?とよく聞かれます。私が知っている限り「冷房運転」です。「ドライ運転」はエアコンの冷たーい部分に連続的に結露を起こさせるように運転するので、冷やすエネルギーがたくさん必要です。また目標の温度設定があるわけではないので、いつまでも結露を起こす努力をし、結果的にエネルギーがたくさんいるようになります。洗濯物を急速に乾かしたいわけではなければ、普通に「冷房運転」をしたまま、室内干ししてみてください。きっと乾いていることでしょう♪あと余談ですが、洗濯物を乾かすのには太陽の光はあまり関係がありません。大事なのは洗濯物周りの100%近い湿度の空間に風の道を作ってあげて、低い湿度の空気を通してあげることです。室内干しなら扇風機などでそよ風を送ってあげてください。その際、「強運転」の必要もありません。とにかく風だけを通過させてあげると乾き具合もそうとうに変わります。 家じゅうが快適にしたいなーという方は思い切ってお問い合わせください。お問い合わせはこちらから。今までなんだったんだと思うぐらい快適に過ごす方法をご提案いたします。