COLUMN住まいの情報
スタッフブログ(527件)
記事一覧へ抜けのある空間、田原市Kさま邸。
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設計アシスタントの鈴田です。田原市のKさま邸が完成し、手直しを兼ねて見に行ってきました。少し遠いこともあり、初めて行きましたがとっても図面では伝わらないとってもいい空間になっていました! まず入った瞬間に感じるしっとりと落ち着いた空間。Kさま邸は天井に木が貼ってあります。木視率が多いと人はリラックスできるといわれています。床と天井で40%以上、そして弊社では造作家具を多く取り入れているのでもう少し高い木視率になっています。もう一つは抜け感。視線が抜けるところに窓を設けていますので空間以上の広がりを感じます。またその先に何があるかも大事で弊社では必ず植栽を植えるようにしています。 型ガラス(すりガラス)がほとんどないので外とのつながりを感じることができ、椅子に座って植栽が風で揺れているのを見ているとゆっくり時間が流れるのを感じます。キッチンダイニングとリビングに程よい距離感があり、リビングが落ち着く空間になっているのもゆっくり過ごせるポイントなのかなと思いました。 今週末、完成見学会がありますのでぜひ体感していただけたらと思います。

ツートンの外壁施工。
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豊橋市で施工中のKさま邸。雨の合間で外壁工事が進んでいます。今回の外壁もスギ板ですが、下の部分はキシラデコールのジェットブラックの塗装。2階の部分はウッドロングエコの塗装。2階建てですが、平屋っぽく落ち着いて見えるよう、浮遊感のあるツートンの外壁です。2階の胴縁を大きいものを使って外壁に段差をつけて施工しています。ツートン使いの際は、段差となる部分に給排気のパイプが被らないよう注意して配管設計します。しっかりとツートンが分かれることがデザイン上、大事なので下の外壁色が上の外壁色に差し込んだり、余分な設備が色をまたいだりしないように。遠くから見ると周囲の緑に馴染み、新築感覚のない落ち着いた仕上がり。ぴかぴかの新築は、自然や景色に馴染んでいるようには感じませんので、控えめぐらいがちょうどいい。私の考えですが、敷地は自然からの借り物。自然はなるべく壊さず建てるのが理想ですが、敷地状況的にすべての自然を残すのは難しかったりします。景色に馴染むこと、自然な状態が住む人にとっても、ご近所にとっても一番いいのではないかと考えます。 先日台風が近づきましたが、また台風ができたようで、早めに足場を外したいなと思います。Kさま、工事は順調です。引き続きよろしくお願いいたします。

断熱工事への気遣い。
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豊川市で施工中のMさま邸。台風の影響による風雨をブルーシートでやり過ごし、外断熱の工事が進んでいます。外断熱を下から張り上げながら、気密テープで止めていきます。壁面に910*1820の大きさのものを置いていきますが、風があるとバラバラになってしまい厄介な仕事。仮止めしつつ、気密テープを貼りつつ進めていきます。屋根と壁の接続部分は暴風雨の際に雨が吹き込みしやすい部分なので、弊社では屋根を施工する前に屋根面から防水紙を連続させる方法をとっています。上棟作業の際に手間が増えますが、安心感がぜんぜん違います。樹脂サッシを使っていますが、樹脂サッシでも室内状況で結露します。結露対策は絶対に必要で、結露水が躯体やサッシの下地枠に吸い込みしないよう、サッシ取付前に四周ともに防水紙と気密テープで処理します。サッシ取付前にはサッシ取付部分に気密パッキンを設置。この気密パッキンをつける意味ですが、サッシの取付は木部になります。乾燥した木材を使っていますが、先々はもう少し痩せてきます。たった5㎜程度のパッキンですが低反発になっていますのでサッシ取付の際には1㎜程度まで圧縮し、木が痩せてもサッシとの間の隙間ができません。高気密は出来上がった時が最大になり、そこから木が痩せることによって数字は少しづつ悪くなります。そういった際にも気密が悪くならないような配慮をしています。この物件も床下エアコン採用のため、基礎断熱になっています。外廻りを完全防水したあとに、べた基礎面にも折り返しの断熱を設置します。べた基礎下にも断熱材がありますのでサンドイッチされた状態になります。床下の熱を逃がさないための工夫です。小屋組みはいつも通りとてもシンプル。上棟が終わったあとの2階は間仕切りがなく、柱は真ん中に2本立っているだけなので作業性がとてもいい。今日中にはサッシがつき、外回りの防水が終わります。夜から雨予報なのでその前にはすべての防水が完了します。ちょっと暑くなってきましたが、断熱が終わると室内はほんのり涼しくなります。Mさま、引き続きよろしくお願いいたします。

しっくいローラー塗装。
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豊橋で施工中のIKさま邸。紙クロスの工事が終わり、しっくいの塗装工事に入りました。弊社は予算と好みの見た目に合わせて、骨材入りのしっくいの場合と骨材なしのしっくいの場合があります。骨材とは砂粒みたいなものがしっくいに入っているのですが、触った感じはざらざらとし、細かな陰影ができますので奥行のある空間になります。骨材なしの場合は、さらっとした壁になり陰影の深みは感じませんが、しっくいならではの艶のない上質な感じになります。今回は骨材入りのしっくい。それをローラーで仕上げます。最近はお施主さまによるDIYが多かったので、しっくい工事で塗装屋さんを見るのはめちゃくちゃ久しぶりな気がします。DIYでやる際にお施主さんにお伝えしますが、プロだと養生も下地作りも違います。細かいところも補修をしながら、しっくいを塗装しますので、DIYとは仕上がりが違いますね。DIYによる味はでませんが、プロの仕上がりもとてもいいものです。予算に合わせて、また参加意欲に合わせて皆さんに選んでいただいてます。IKさま、完成まで今しばらくお待ちください。井戸の工事楽しみにしています。

2階建ての建物はなるべく低く。
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豊橋市で施工中のKさま邸。夏のような暑さの中、外壁のスギ板貼り工事が半分終わりました。今回の建物は上下での貼り分けで表現しています。完成イメージはこちらから。2階建ての場合、建物はなるべく低く作ることが見た目のデザイン的に落ち着くし、メンテナンスする面積も減るし、お隣への日当たりも配慮できます。どのぐらい低いのかということですが、一般的な木造住宅の場合、軒の高さで地面から6.5m~7mぐらいだと思います。一番高いところだと10mで日陰規制というのが絡みますので8m~9mといったところです。弊社の建物は軒の高さが5.3mほど、屋根の一番高いところでも6.3mほどです。低く抑える分、構造を考える際、梁の大きさの検討、ダクトのルート検討も同時に行います。なぜ低くするのかのもう一つの理由は屋根裏や1階の天井裏に代表する何も使われない部分(ぜい肉と呼んでいます)を減らすこと。断面で余った部分を少なくすると気積(建物の体積)が減り、冷暖房する空間が減ります。ちょっと専門的ですが、無駄はなるべく減らすことはとても大事。換気はダクト式の熱交換機を使っていますので、シビアな天井裏の余白になっています。 現在、塗装屋さんがとっても忙しく、2階の外壁は塗装待ち。あまりせかしても、いい仕事はできませんので気長に待ちます。現場は順調ですので、じっくりいい仕事で進んでいきます。

快晴の上棟作業。
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豊川で施工中のMさま邸。先週までの天気予報の雨マークがすべて消え、気持ちのいい青空の中、上棟作業を行うことができました。道路よりも50cmほど高い敷地。低く抑えている佇まいですがそれでも大きく見えます。南側にも空き地があるので将来3階建てが建ってしまっても大丈夫なように計画をさせていただきました。早い時間帯からお施主さまもいらしてくれて、ギャラリーのいる作業はいつも以上に気合が入ります。人手不足を言われるこのご時世なのでお子様が建築に興味を持ってくれるといいなーといつも思います。たくさんの差し入れと、お弁当、お気遣いをいただきありがとうございます!構造はいつも出来る限りシンプルに。構造の計画を毎回変えることはせず、いつも同じ計画。そうすることで大工さんたちは現場で悩まず、いつも通りを貫き作業が効率よく進みます。今回も登り梁を利用した工法を採用しています。この上に厚物合板を貼ることで屋根面の水平構面の耐力が取れ、かっこ悪く強度の弱い火打ち梁から解放されます。上棟当日には屋根の断熱まで施工しますので、一般的な住宅と違い屋根面で4倍ぐらいの作業量がありますが、大工さんたちの段取りの良さで1日で無事野地板、ルーフィングまで納めることができました。Mさま上棟おめでとうございます。建築に興味をもっていただき、私たちが読んでいる書籍まで購入されその前向きな姿勢は社員も見習わなくてはいけません。お気遣いの品ありがとうございます。お手紙付なのはものすごーく励みになります。次回は電気配線の打ち合わせ。宿題は忘れずに取り組んでくださいね。Mさま引き続きよろしくお願いいたします。

完成前の気密測定。
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来月内覧会を控える田原市のKさま邸。完成して、手直しが終了すると、恒例の完成時気密測定をします。中間の気密測定は自社オリジナルの方法で確認をし、完成時のみ第三者機関を入れての測定をしています。気密の合格ラインはC値0.5としていますが、どんどんよくなっているので弊社ではおおよそ0.1~0.3の間。引き違いの窓が多いと0.3に近づき、引き違いの窓がないと0.1に近づきます。引き違いの窓は障子の合わさる部分が必ずちょっとだけ風が入ってきます。相当隙間面積への影響は感覚的には大きな引き違い窓で隙間1c㎡ぐらい、小さな引き違い窓で0.5c㎡ぐらいかな。この建物だと大きな引き違いが2つ、小さな引き違いが4つなのでそれらがない場合に比べ4c㎡ぐらい悪いかなという感じです。0.1~0.3ぐらいという『0.2の差』は生活上ほとんど違いを感じません。気持ちの問題だけだと考えています。絶対に0.1じゃないと・・・、みたいなことを手間をかけてするとお金ばかりかかるだけなので、弊社では気持ちにゆとりをもって、気密測定をしています。測定は無事終了し、相当隙間面積が24c㎡、床面積が102.65㎡なのでC値は0.23という結果でした。十分な合格点で今回も無事終了。かんたくんの接続部分からの空気の漏れを確認しましたのでガス屋さんに手直しをしていただくことにしました。あとは外構の完成を待つだけです。Kさまあとちょっとだけお待ちください。内覧会は6月8日(土)、9日(日)を予定しています。また予約開始は5月27日(月)頃になります。気になる方はこちらから。みなさまよろしくお願いします。

電気配線の打合せ。
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設計アシスタントの鈴田です。先日Kさま邸のコンセントの電気配線お打合せをいたしました。LDKには南北に抜ける大きな窓がありますが、風が抜けてとても気持ちいい♪ 電気配線ではコンセントやスイッチの位置を一箇所ずつ確認していきます。当日ではなかなか判断しにくいので、まえもっての宿題としてお聞きしておくのが弊社のやり方。 コンセントやスイッチはできる限り目立たない位置につけることをおすすめしています。人間は必ずなれますし、空間の中のノイズをなるべく消すことを意識するとより美しい空間になります。遠方にお住いでなかなか打ち合わせができないため、忘れ物がないか慎重に…。制作予定の丸テーブルも確認していただきましたが、大きさは一旦保留です。 図面と照らしあいながらの確認はとても疲れますよね。Kさまお疲れ様でした! 次回は足場をとれたぐらいに外構のお打合せがメインになります。それまでに気になったことは遠慮なくお声かけください。Kさま引き続きよろしくお願いします。これからいよいと木外壁の工事に入っていきます。

植栽工事中。
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田原市で施工中のKさま邸。外構工事の一期工事で造成が終わり完成に向けて、現在植栽工事中です。植栽が入ると建物に息が吹き込まれるようなそんな感じがいつもします。現場にいると植えられた植物が風で揺れ、その揺らぎからは自然界特有の1/fゆらぎがおこります。この規則性のないゆらぎにより気持ちのいい心地よさを感じます。植栽は大きなものから順番に植えていきますが、現在は大きいものが配置された状態。ここからさらに中低木や下草、景石が設置されて完成に近づきます。青空なので仕事をしていても気持ちよさそう。そして冬と違って葉があるのがいいですね♪再来週ぐらいには完全に完成して皆さんにお披露目ができます。内覧会の予約は5月28日ぐらいから出来るようにしたいかな。(希望)ほとんど平屋のため、平屋希望の方もご覧いただける住まいだと思います。みなさまぜひゆっくりとお越しください。よろしくお願いします。

来週の上棟に向けて。
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豊川で施工中のMさま邸。来週の上棟に向けて土台設置工事が終わりました。土台設置後は少しでも濡れないようにお値打ちな防水シートで仮養生をします。上棟前に床合板を敷かれている現場をよく見ますが、弊社ではコンクリートの乾燥を促すため屋根や壁の防水が終わるまではひたすらと基礎を乾かします。高気密高断熱住宅の結露対策の一環です。昨日は結構雨が降りましたので基礎はちょっと水たまりに・・・。少しでも基礎の乾燥をすすめるため、ポンプで排水してきました。足場の設置前に水道屋さんが配管工事です。元々が畑だった土地のため、土がとてもいい。先々植栽工事の際には恵まれた土地のおかげですくすくと樹木が育ちそうです。来週の上棟ですが、前回の豊橋Kさま邸と同じような天気予報で雨が若干あるのかないのか?!私は完全な晴男なので自分を信じて、決行連絡を皆さんにいたしました。Mさま、無事晴れることを祈ってください。来週の上棟に向けて工事は順調です♪

住まい見学会にて。
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ホームページを見て『あれ、変わってる!』と何人もの方にいわれましたが、無事新しいホームページに変わりました。内容をいままで以上に充実させ、皆さんに有益な情報を届けたいと思いますので引き続きよろしくお願いします。 住まい見学会へお越しの皆様どうもありがとうございます。お施主さまに直接お話を伺えたことで分からなかったこともいろいろ解決されたのではないかなと思います。新築内覧会とは違って、実際の使い勝手まで確認できるのがいい部分だと感じてます。しゃべれなかったお子様がおしゃべりするようになり、人見知りなく見学会中もトコトコと歩き回り、癒された1日でした。芝屋根がようやく青くなってきて、まだ寝転がるには早いですが夏ぐらいまでにはもっといい芝庭になってくれるのではないかと期待しています。芝屋根の向こう側、木登りで使う予定のコナラの木はまだ1年生のため、今後の成長に期待。無塗装のスギ板外壁はいい色味に変わっています。同じ町内なので愛犬散歩の際に足を延ばしその都度見ていますが、神社の色になるまであと何年かかるかな?落ち着いたグレーの色になったら完成です♪ 見学会終わりにTさまから古民家リノベーションの相談を受けました。親御さんが運営されている『渥美どろんこ村』。その事業の一部として、古民家を使った農泊やインバウンド需要をみこんでのことだそうです。みせていただいた古民家の写真ですが、そのままでも魅力的な部分がたくさんあります。初めて聞くお話ばかりでしたが、『共生する未来に向かって』『命をそだてる・命をたべる・命とつながる』など共感し感動する部分が多くありました。いただいたパンフレットもすごく素敵な写真がたくさんあり、命の循環を農業を通じて発信され、すばらしいなと感じました。できることなら一緒にお仕事をしたい、そう思う内容でした。おすすめなのでぜひホームページをご覧ください。どろんこ村のホームページはこちらから こころよく見学会を受け入れてくれたTさまどうもありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

来月の完成に向けて。
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田原市で施工中のKさま邸。設備の設置が終わり、完成が近づきました。木視率がいつもより多いので、落ち着いた印象を持ちます。少し濡れ色になっているのがいい意味で色っぽいなと思います。窓は多くとりすぎず、奥行き感を感じるように壁の陰影、光の入り方、暗い部分を意識的に造っています。外部は連休明けから外構工事に入ります。植栽が進むともっともっとよくなります。Kさま完成まで今しばらくお待ちください。6月8日(土)、6月9日(日)に内覧会を予定しています。5月半ばくらいには予約を始めますのでみなさまよろしくお願いいたします。
