COLUMN住まいの情報
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年が明けてから初めてのブログになりました。時間がたってしまいましたが,本年もよろしくお願いします。 田原市で新築計画中のAさま。基本的な間取りは昨年に決まっていましたが,少しづつの変更を重ね,プランが決まりました。総二階素直な切妻の二階建て。外部とは横スリット窓でパノラマ状につながりますが,周りにいい景色が望めるわけではないので,開口をしぼった計画案です。お隣の敷地にはあまりきれいでない古い家屋が建っていますがそれは一切感じさせない窓配置としました。家の中心に光を届ける吹き抜けがありますが,リビングは単調になりがちな空間なので,こもり感をだすために床を彫り込んでピットのような作りとします。ベンチにもなるし,段下がりの床に座れば,その段差が背もたれにもなって落ち着けます。白模型にしてみるとちょっとさっぱりしすぎているかもしれません。この家の最大の特徴は回遊動線だと思います。行き止まりのない動線計画は高断熱の家ならではです。これから実施設計にすすみます。

エアコンにこだわる理由。
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朝晩は肌をさすような寒さになり,夜のウォーキングは風が強いとちょっと嫌だなと思いつつ愛犬が楽しそうなので続いています。当社が小さなエアコンにこだわっている理由を書こうと思います。 リノベモデルでは確認もあって常に温湿度とエアコンの消費電力を気にしています。6畳用のエアコンが1台 20℃設定で常時動いています。低い室温設定にすることで,湿度は上がります。同じ空気でも温度が高いと湿度が低くなるので乾燥感がまします。低い温度でも体が満足するようにするには,家全体の断熱性能がいいこと,床や壁や天井面の表面温度の差が室温となるべく違わないこと,が条件になります。断熱の低い家は室温が23℃あったとしても床や壁が15℃だったりするので体感は19℃程度,湿度30%台のウイルスまん延住宅となり風邪をひきやすくなるわけです。 リノベモデルの12月22日の温湿度。おおよそ20℃で推移しています。高断熱な住まいでも一日を通すと,1℃程度の温度差はでています。でも設定温度が低いため,加湿器を使わなくても40%後半を保っています。実際に生活し出せば,調理などの加湿も行われるので50%ぐらいになりそうです。 次に電力です。一番高い室温の時もエアコンの電源は入っていますが,その使用電力は『37W』,1000Wで30円ぐらいの電気代なので1時間1.1円ぐらい。部分を暖めるホットカーペットはだいたい600Wぐらいなので,家全体なのにホットカーペットの1/16しか電気を使っていません。一番寒い時間帯は?となりますがリノベモデルの場合は夜中の12時頃がその時間帯。18.7℃になっていました。温度が下がると湿度はあがるのでその時間帯は49.3%。ちょうどいい湿度です♪この時間帯のエアコンの消費電力は?というと『199W』使っていました。1000Wで30円ぐらいだとだいたい1時間6円ぐらいでしょうか。この日のエアコンの1日の消費電力は合計『2736W』でした。おおよそ82円。冬場エアコン1台をつけっぱなしにしていてもエアコンでの消費電力は『82KW』程度。おおよそ2,460円。気候のいい5月や10月などとの違いは,この2,460円と給湯器の金額差になるので,電気代は真冬でも10,000円程度でおさまりそうです。ちなみに全館空調のみでの電気代は月1万円ぐらいだそうで寒い時期だと2万円は超えるそうです。もう一つ,故障時の対応力と費用。リノベモデルで使っているのは夏用の6畳エアコン1台と,冬用の6畳用エアコン1台。使い分けているのは,温まった空気は自然と上に,冷たい空気は自然と下に,という自然の原理を利用するため。付けている場所の違いで床近くが冬用,屋根近くが夏用。故障時にどうにもならないときはどちらかを使えばそれなりに満足できる環境になるようになっています。故障時はどこにでも売っているエアコンなので,電気屋の知り合いがいればその日にでも直せます。また費用もエアコン代と電気屋さんの取り付け代なので8万円とかでしょう。 一方,全館空調は導入時に300万円近いそうです。使う気がないのに聞いてみました(汗)最初の方に書いたように,高断熱にすれば家の中の温度は3℃の差もないぐらいになるので,家じゅうを空調することの意味があるのか私はすごく疑問です。全館なわけなので,故障時には全館が不快な状況になります。寒い冬や,暑い夏だとどうするのでしょうか?補助としてエアコンが必要な気がします。また故障後はエアコンと違い,工務店経由で手配をかけますが,すぐの対応は難しいでしょう。エラーを確認して,部品手配して,直すといった行為が1日や2日の間にできるとはとても思えません。その間は寒い暑いをひたすら我慢してしのぐしかないでしょう。もし本体の故障なら再導入費用として再び100~300万円の費用が必要です。 記事を書けば書くほど,全館空調が嫌になります。なぜ採用するのかの理由がまったくわかりません。高級外車に余裕のある高級装備がついているのは理解できます。国産普通車に高級な装備がいるのでしょうか? 少し突っ込んだ内容になりましたが,エアコンの方がよさそうって思ってもらえたら幸いです。そのよさは少ないエネルギーで過ごせること。未来の子供たちに住みやすい環境を残すのは今を生きる私たちの役目です。自己満足のために莫大なエネルギーを使って快適に過ごすのはもうやめにしましょう。お問い合わせはこちらからみなさまの住まいづくりの一助になれば幸いです。

無事上棟。
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先日,クラウドナインさんの保育施設の上棟作業が行われました。敷地が16坪ちょっとしかなく,そこに20坪ちょっとの施設を建てます。敷地目いっぱいなので,道路は通行止めで作業させていただきました。近所のみなさんの協力もあり本当に助かりました。みなさま,ありがとうございます。遠目に見ても,近くで見ても,とても小さなカタチ。家型のシルエットがとても可愛く見えて,子供たちも喜んでくれるかなと思いました。年配の方が多い地域のようで子供たちの黄色い声が聞こえるのはうれしいと言ってくれる方もいて,わたしたちもうれしく思いました。完成まで安全第一で頑張ります。

リノベの気密と断熱。
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10月に部分解体より工事を進めさせていただいているリノベ物件のSさま邸。とにかく断熱と気密をよくしたいということで,お声掛けをしていただきました。家全体の改修ではないので,出来る範囲を断熱区画する方法で施工を進めています。既存の窓をそのまま利用する部分は,内窓をつけ2重窓にしていきます。土壁は断熱の性能がありますので,そのままにして,内側に間柱をたて,気密確保を考えウレタンフォームを現場吹付します。屋根面はヒューヒューと風が通っていますので,気密をするのは大変な工事になってしまいます。建物のためにも風が通るのはいいこと。そこで内側から先に防湿シートを張り,天井を仕上げます。30年前の小屋裏が広い住まいなので,内側の仕上げをしたのちに,小屋裏面からウレタンフォームを吹き付ける予定。これで屋根面の風通しが良くても,室内側は気密断熱が確保され,安心できます。床面は,既存床の上にスタイロフォームを敷き詰め,床断熱と気密を確保。床下から風通しのいい,間仕切り壁は通気止めに間柱を使い,細かな隙間は全てウレタンフォームでふさいでいきます。床下からの排水など,貫通部はゴムシートを使って気密をとっていきます。 今回の,断熱気密のやり方は新築の住まいとほとんど変わりません。今の時代にあった,高気密,高断熱の住まいになります。 費用はかかりますが,ここまでしっかりやると住み始めた時の感動はそうとうなものになるでしょう。完成までいましばらくお待ちください。

プランが決まりました。
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豊橋で建築計画中のMさま。初回プレゼン案から大きな変更なく,決定いたしました。構造を意識して,今回は偏心切妻による軒なしの外観です。南西側に遠くまで見渡せる景色が広がっていますのでそちらを思いっきり意識した窓配置。気持ちのいい景色が室内に取り込めそうです♪ 室内は南北に抜けのある計画で広がりを感じます。ポイントとなるのは『タタミヌック』。天井高さを抑えた空間で,落ち着きがあります。ここで寝転がってみたいなあ。リビングとほんのりつながっているのも気配が伝わり,とてもよさそうです。 これから実施設計,見積もりへと進んでいきます。こちらの提案を真剣に受け止めてくれて,またわくわくするような室内案も出てきて,打ち合わせは毎回楽しくさせていただいてます。Mさま,今後もよろしくお願いします。

保育所の工事。
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以前ご自宅を設計させていただいたMさま。事業を拡大されるとのことで,豊橋の吾妻町に保育所の工事をさせていただくことになりました。告知用にかわいらしく手書きパースを…とのことでささっと書かせていただきました。土地が狭く,建物も小さいのですが近くに公園があり,いい場所かなということで場所を決められたそうです。保育園の名前はクラウドナインさんといいます。英語で過ごす保育園。私が打ち合わせに伺ってもお会いする子供たちは流暢な感じで『ハロー!』と英語であいさつしてくれます。日本語しかしゃべれない私は,なんとなく照れながら『ハロー』と返します。小さなうちから英語と触れ合えるのはとてもうらやましい。私も小さいうちから英語にふれてたら今頃はきっとバイリンガルでちょっと自慢できたんじゃないかなと思います(笑)。来年度の入園者募集もされているそうなのでご興味ある方はお問合せしてみてください。クラウドナインさんのホームページはこちらから。 現場は基礎工事に入りました。2月末の完成に向けて安全第一で工事進めてまいります。子供たちの笑顔に触れる仕事。私も楽しい気持ちで仕事をさせていただいてます♪

引渡し前のチェック。
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田原市で施工中のSさま邸。完了検査と合わせて養生を撤去し,清掃を行いました。ニコハウス設計室では最後の掃除を自分たちで行います。掃除屋さんに頼んだ方が簡単なのですが,施工中の傷の確認や不具合などは,ぱっと見ただけではわかりません。掃除をすることで細かい部分まで目を凝らすことができます。また何より,お施主さまの想いにこたえるために私たちが施工した物件なのでその感謝の想いも込めて。掃除していると,約1日をその現場で過ごすので,日当たりによる変化や居心地を感じることができます。この建物は窓の配置に高低差があり,また視線が抜けるように考えてあるのでキッチンから見た際の,それぞれの窓からの光のさし方がとてもきれいに感じます。遠くの窓から緑が見えるし,上方の窓からはほんのりした明かりがふってきます。景色もいい場所なので借景でとったスリット窓からの眺めも気持ちがいいです。あとは各職人さんたちの手直しを終え,工事が完了になります。あと少しお待ちください。

レゴブロックのような物置。
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新築の住居を立てる前に,物置を作らせていただいたAさま。8月上旬に道路のセットバックに引っかかった倉庫を解体させていただき,8月下旬から基礎の工事をさせていただきました。先々,住居を建てるのでそれとけんかしないように,あまり主張しすぎないようなすっきりしたデザインの物置が完成しました。軒がないのでなんとなくレゴブロックのような感じもします。外構などの飾りつけをしたらオープンカフェみたいなことも出来そうですね。 解体から約2か月半の工事が無事終了しました。物置でもちゃんと構造計算をします。耐震等級は3なので地震が起こっても大丈夫でしょう。少し期間が空きますが,引き続き住居のお打ち合わせもよろしくお願いします。

夜の風景。
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リノベモデルの内覧に予約いただいた方々ありがとうございます。肌寒くなってきましたが,断熱性能のおかげでリノベモデル内はほんのり暖かいです。お気軽にご予約ください。ご予約はこちらから。 リノベモデルは照明の数をぐっと絞っています。全体を明るくする照明もありますが,普段からつける予定はありません。それぞれの居場所をつくるようなしつらえにしたかったからです。スタンドライトや部分照明が点在しています。このほんのりした明るさが,落ち着きをもたらしています。この空間にいたら寝落ちしてしまうのはしょうがないなとおもうぐらいにとにかく落ち着きます。写真でみると,とても暗く感じるかもしれませんが,実際にはそんなことはありません。煌々と明るい空間は活動的な空間になってしまいます。夜ゆっくりするならこのぐらいの方がいいんじゃないでしょうか。ご予約いただいた方には17時以降の照明が活きる空間も体感できます。ホテルライクのような水回りも明るすぎず適度な落ち着きをはなっています。みなさまの来場をお待ちしています。ご予約はこちらから。よろしくお願いします。

北側に余白のある敷地のご提案。
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豊橋で建築計画中のMさま。先日,最初の提案をさせていただきました。今回の条件はご要望もあり,東側は閉じ,西側に開きながらの30坪程度。西側は遠くまで見通せるので景色としては悪くないなーという印象。また北側に敷地の余白があるのでそこをどう使いこなすかもポイントになるかなと思いました。外観はシンプルな切妻。30坪とコンパクトなので今回は南北に抜けがあって,どちらも広がりのあるコーナー開口にしようと決めて計画。和室のリビング併設,ヌックの要望もありましたが規模的に別々でもうけるのは難しいので『タタミヌック』としてご提案。LDKとほんのりつながりがありこもり感が気持ちよさそう。ヌックといいつつもその北側には屋根のあるデッキスペースが広がるので,ここでは床に座ってバーベキューを楽しんでもらいたい。デッキ側から南を見ても階段を隔て,南の窓まで抜けているので広がりのある気持ちのいい家になりそう。Mさまとの打ち合わせ,いろいろ盛り上がって楽しかったです。遠慮せず,今後もよろしくお願いします。

目隠し格子の工事。
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田原市で施工中のFさま邸。内覧会を11月に予定させていただいています。完成に向けて足場が外れ,気持ちのいいデッキスペースに目隠しとなる格子の工事を行いました。まだ途中でしたが角材のリズミカルな感じが適度な目隠しになり,中間領域となるデッキの心地よさがさらによくなりました。職人さんがお弁当を食べるのにもとてもいい場所が完成しました(笑) 玄関はリビングへの期待感を持たせるため,窓がありません。それでも脇にあるスケルトン階段の上から入る光のおかげでほんのりと光が回り,いいアクセントになっています。 みんなでいるリビングはベンチとヌックをしつらえ,居場所も落ち着きもある心地よい空間に。おおよそ内部の塗装工事が終わり,来週からは紙クロス工事,しっくいローラー塗装工事へとすすみます。内覧会までには外構と造園工事もびしっと終えられるといいなーと思います。

狭小敷地のご提案。
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ホームページよりお問合せいただいたWさま。ご自宅の建て替えをご検討されています。敷地は30坪ちょっとの南道路。東西及び北は目いっぱいに建物が近いので,南側のみが開けています。普通に南側にリビングを作った間取りではカーテンが閉めっぱなしになり,敷地を生かしているとは言えません。また奥まった北側は絶対に暗くなってしまいます。一般的に2Fリビングをおすすめしたくなりますが,ご年配のご家族もいてリビングは絶対に1階でないといけません。 出来ないこともありますが要望を言ってくださいとお伝えした中で一番かなえてあげたかったどこでも明るく,風通しのいい住まい。1Fの南はカーテン開けっ放しに出来るよう高窓に。家がスキップフロアになり,複雑なので模型にてご提案いたしました。ライトを太陽に見たて,奥まで光が届く住まいを視覚的に確認いただきました。高窓から光を奥に届けてあげることで,北側に居心地のいい部屋を持っていくことが可能になります。そうすると南道路からの視線を気にすることもなくなります。プライバシーに守られた居心地のいい空間。敷地が小さいので空間をつなげてあげること,家族それぞれの居場所があることを考えご提案いたしました。狭小地ならではですが,広がりのある明るく風通しのいい住まいになりそうです。Wさま,今後の打ち合わせもよろしくお願いします。
