COLUMNブログ
スタッフブログ(548件)
記事一覧へ森の見え方。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。岡崎市で施工中のKさま邸。屋根工事、サッシ工事、防水工事が終わり雨の心配がなくなりました。森に向かって20mを超える間口の家。プランを考える際にはこの森をどう見せるか悩みました。① 全面的な開口をとり、パノラマ上に見せる。② 場所ごとに切り取り、少しづつ見え方の変化する景色を楽しむ。開放的な造りの全面開口に後ろ髪をひかれながら、場所ごとに切り取る提案をさせていただきました。全面開口に比べ、開放的な感覚は減りますがその景色に飽きてしまわないかと考えました。また開口が多すぎると室内の明るさがどこも同じような感じになり、空間に影が出来ず奥行きがうまれなくなることが気になりました。まだサッシがついただけですが、部分的に見せるという方法をとったのは正解だったかなと思っています。切り取ることで森の良さがより活きているようにみえます。変化のある空間を造るために、LDKの空間は構造表しを選択し、その先の子供室兼スタディースペースは床の高さを変え、また天井の高さも変えています。スイッチを入れ替える空間にしたかったためです。ほんのりとつながり変化していく空間。そうすることで20mの間口にもっと深い奥行きがうまれます。 来週はお施主さまと電気配線打ち合わせ。弊社にしては珍しく、いろいろな部分の詳細がまだ決まっていません。お施主さまの要望も細かなお話が増えていますので、慎重に図面を書きながら進めています。Kさま、電気配線の予習はしっかりとされていると思いますが、悩みがあればご連絡ください。趣味室のこと、また寝室の天井のこともお聞きします。打ち合わせに向けて工事は順調です♪Kさま、引き続きよろしくお願いいたします。

解体を見守る。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊橋市でこれから新築を施工をさせていただくIさま邸。予定より少しだけ遅れて、解体がスタートしました。元々建っていた倉庫はそうそうに解体されました。木造の簡易的な倉庫だったのであっという間です。南側の方はこれまで非力ながら耐えていた万年塀の解体待ちです。少しの土圧がかかっていて、これまで危険な状態でした。少し外側に傾いていたので事故にならなくてよかったなと思います。こうした万年塀はまだまだあちこちに残っていますが、なるべく解体してしまった方がいいでしょう。南側の方向は遠くまで家がなく、梅の木などお隣りの植栽を借景でき、自宅の庭に植栽しなくても緑豊かな気持ちのいい土地。人目もつかないので思い切ってお風呂からも出られるような気持ちのいいプランです。北側も開けていますが、保育園の出入り口になっている部分。お施主さまのイメージと立地を見たときにかわいらしい三角屋根のおうちがいいなあと、カタチからプランをしました。1.5階建てぐらいに見えるかわいらしい住まい。外壁は弊社のいつもの仕様、スギ板外壁。初夏ぐらいの完成を目指してこれから着手いたします。Iさま、年内は基礎工事の完成を目指しています。年内に素材打ち合わせがありますのでよろしくお願いいたします。

下地工事 スタッフ自邸。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室 二級建築士で設計アシスタントの鈴田です。木外壁の工事が終わり、石膏ボードを貼る作業が進んでいます。天井はほとんどが構造表しのため、壁がメインの作業となります。少しずつ完成がイメージできるようになってきました。写真の奥の壁は当初窓をつける予定でしたが、代表の鈴木からつけない方が光の陰影が壁にでて綺麗だとアドバイスをいただき、なしとしました。下地の段階でもきれいな陰影が出ていてなしにして正解でした。一般的にはとにかく明るく、と窓をたくさんつけたくなりますが壁による影や、光を受ける壁があることで奥行きのある美しい空間になっていきます。窓はもちろん大事ですが、壁は印象を変えるとても大事な要素です。壁を造り、あえて向こう側を見えなくし、期待感を持たせたりするのはちょっと上級編は造り方。またどーんと大きなLDKをつくってしまうと深みのない空間になってしまいますが、適度に仕切りながら、適度に視線を切りながら造ることで奥行きと居場所がうまれます。 現場に行くと大工さんの細かな作業に驚きます。石膏ボード貼りは仕上げをする際のしっくいの下地になる板材。仕上がりに大きく影響する大切な作業です。なるべく継ぎ目がでないよう梁の凹凸を加工して一枚で貼っていたり、奥行きのない棚は差し込んで固定することで余計な受け材が必要なくなります。(※省令準耐火としたい場合、この施工はできません。)貼ってしまうと分かりませんが、金物の厚さが柱の面より出ている場所はボードを欠いて不陸がでないようにします。完成してからでは見えなくなる部分が線の少ない美しい仕上がりになっていくのだと実感しました。暗くなるのが早くなり、作業が大変ですが大工さんよろしくお願いします。

しっくい塗料の不具合事例。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。約1年半前にお引渡しをした浜松のUさま邸にて、壁のしっくいがはがれてくるという連絡がありました。1年点検の時には何もなかったのですが、突然?!とのことで現場に伺ってきました。弊社では過去に例がなくなぜなのか、あらかじめいただいたLINE画像をしっくいメーカーにも送り見解を聞きました。弊社のアフターサポートは専用のLINEを家族及び弊社にて共有する形で対応させていただいてます。電話では状況が分かりづらく、またメールだとどうしても返信や気づきが遅くなってしまうため、LINEで動画や画像を共有することで迅速に対応できるよう努めています。お伺いして症状を見ると、一部分ではありますが、『水のりをうっすらつけたあとそれがはがれてしまってきている』、そんな感覚でした。触るとポロポロ落ちてきてしいます。連続して塗っていった面積部分で適宜その症状が出ているようだったので、おそらくその1缶分のしっくいで何か不具合があったと思われます。対策として、ポロポロ取れてしまう部分をやすりなどで落として、再塗装させていただくことにしました。お伺いする前は下地で何かおこっているのか?もしくは夏型結露でも起こった症状がでてきてしまったのか?大きな問題が起きている不安がありましたが、その他で出ていなかったり、内壁部分だったりなので、表面のしっくい塗料の不具合ではないかと結論を出しました。Uさまご迷惑をおかけし、申し訳ございません。年内にはお伺いし、おそらく1日で仕上げさせていただきます。年明けに心配を持ち越さないようにいたしますので、手直しまでご不憫をお掛けしますがよろしくお願いいたします。夕方暗くなるころのご訪問でしたが、適度な明るさのある照明計画をさせていただいたので落ち着きがありました。住まいをきれいにつかっていただきありがとうございます。手直し時に再度ご訪問させていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。

黒い木の家の完成に向けて。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊橋で施工中のOさま邸。先日お施主さまが現場に行かれ、『あれ?ここは可動棚ではありませんか?』というご質問があり、せっかくだからということで現場打合せをしてきました。原因は元々引き出しがついていた部分をなくしたのですが、その時のやり取りでオープンにするとう発想が『①何もなし、②オープンで棚付き』の想い違いでした。可動棚を取り付けることでお話はすぐに終わりました。いつもゆっくりいろいろお話いただいて言いますが、LINEでのやりとりにて、『引っ越し屋さんにゴキブリ、ダニ駆除をすすめられ、自然素材や人体に影響がないそうですがどうか?』というご質問。弊社はホウ酸処理にてシロアリ対策を行っています。ホウ酸は目薬にもはいっているぐらいで人体への影響はほとんどありません。万が一接種しても排出できるからです。ちなみに害虫は接種しても排出できないため死んでしまいます。人体に影響がない害虫駆除は何だろう?調べてみましたがよくわかりませんでした。まあやらなくていいでしょう。ホウ酸処理の家でもたまにゴキブリは出ます。原因はおそらくなのですが、持ち込むカバンや服、それから玄関など開口部を開けた際に近隣から迷い込むものだと思われます。これまで何件もホウ酸処理でやらせていただいてますが、ゴキブリが頻繁に出るというのは聞いたことがないので、一時的で終わるはずです。もうひとつのご質問もいただきました。『ウォークインクローゼットの窓に紫外線をカットするシートを貼りたいのですが…。』これについては必要ないでしょうと回答いたしました。弊社はYKKAPのLOW-Eガラスの樹脂窓を採用しています。北側がその窓でしたが、その窓には遮熱タイプの窓ガラスを使用しています。最近の車のガラスにも使われている技術ですが、室外側のガラスに金属膜が吹き付けてあって紫外線を大幅にカットしてくれます。表記上は76%の紫外線カット。LOW-Eガラスの詳しい説明はYKKさんのページへ。これでも気になるようなら、安価なカフェカーテンでもつけましょうということでお話いたしました。来週中には電気や水道やガスの工事が終わります。そして月末に向けては、外構工事が進みます。間口がそれほど広くない北側敷地の土地ですが、室内に入ると、しっくい壁に反射した優しい光に包まれていて穏やかな気持ちになります。外観は特徴的な黒いスギ板。1月の内覧会に向けて工事は順調です。Oさま、また何か疑問があれ遠慮なくLINEください。たぶんなんでもお答えできます(笑)引き続きよろしくお願いいたします。

平屋の相談会とは?
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。来週末に開始予定のイベント『小さな平屋相談会』について、どんな相談にのってくれるのか?ということを平屋の造り方を踏まえてお伝えします。弊社でもとても多い平屋。今年は平屋と2階建てが半分づつぐらいですが来年には平屋の方が多くなりそうです。そして20坪を切る小さな平屋が増えてきています。20坪以下で本当に足りるのか?平屋の間取りを見たと時、とにかく気になるのが『遠くの部屋までの無駄動線面積』と『動線交差』です。1つの間取りを例に、いくつか指摘させていただきます。ネットで見つけた実際に建築されている間取りを参考に少し変えましたがほぼ実在しています(汗)。 改善のススメ その①『20帖を超える大きなリビング!』にありがちな内容です。ソファーの背面が壁についていない状態の間取りは、そのソファーが落ち着きません。ソファー生活に慣れていないとソファーを背中に床に座ったりするのですが、どこまでもソファーが移動します。今の家そうなっていませんか?広いのに狭いリビングの代表的な使い方です(汗)改善のススメその②『リビング通過動線』リビング通過動線とは、リビングの横を通ったり、TVの前を通ったりして、キッチンや水回りなどに向かう動線のこと。人の通過が頻繁にあることで、リビングが落ち着かないだけでなく、買い物帰りにはリビングで仕分けをしたりして片付かないのがこの間取り。通路があることで、そこには何も置けませんので、同じく広いようで狭いリビングの完成です(涙)改善のおススメその③『キッチン通過動線』リビング通過動線ほどではありませんが、よく見る間取りとしてキッチン通過動線。キッチンの奥に水廻りや部屋がある場合、全ての人がキッチンを横切りその場所へと向かいます。キッチン廻りは物が増え、ただでさえ片付けがしにくい場所。その場所が通過動線になっているとキッチン廻りが落ち着きません。片付けがしにくく、常にきれいにしないといけないストレスキッチンになるでしょう。間取りだけみると成立しているように感じますが、実際に住んでみると『広いけど狭い』家が完成します。上記の間取りはおおよそ24~25坪ほどですが、無駄を省くことで20坪ほどにすることはできるでしょう。この間取りにはまだまだ改善できる場所があるのですがそこは…相談会にてお伝えします。 人気の平屋ですが、間取り方を間違うとやたらと長い廊下や動線交差が頻繁に起こり、とても住みにくい家になります。出来上がってからではどうしようもできません。小さくすることで敷地に余白がうまれ、豊かな庭を造ることができます。また小さくすることで予算に余裕が生まれ、いい素材を使うことも可能です。『小さいけれど広く使えて居心地がいい』そんな住まいを目指しましょう!小さな平屋相談会は以下より申し込みできます。みなさま、ぜひ有効にご利用ください。こちらからの営業は一切いたしませんので安心してご利用ください。

猫と暮らす木の住まいのお引渡し。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。先日内覧会を開催させていただいたMさま邸のお引渡しをさせていただきました。Mさまとの出会いはホームページからのお問い合わせ。お会いした当初はガルバリウムと木の外壁を使った、スタバのような見た目をご希望だった印象が強くあります。ガルバリウムの外壁にする場合、弊社では軒無しをおすすめしています。長期的にメンテナンスがいらないイメージのガルバリウムですが、雨で洗われることで美しさを保ちます。雨がかからない軒下部分は、静電気によるゴミの吸着のせいか特に軒下近くに白い点々としたさびが発生します。それを避けるために弊社では、ガルバの場合は軒無しをお勧めしています。軒無しはちょっと…とのことで、その後外壁はスギ板へと変更されていきました。ご主人様は木外壁にしたかったそうで、私のガルバの話はグッジョブだったと聞きました♪Mさまは建築工事に積極的に参加してくれました。外壁の塗装はとても暑い夏のさなかでしたが、お子様と一緒に施工されました。また室内の壁天井のしっくいは、ご主人さまが『もう二度とやらない…』と愚痴をこぼされるぐらいい大変な作業でしたが無事やり遂げられました。内覧会に来た方々からは『え—!一般の方でもここまで出来るの?!』とびっくりされ、プロ顔負けの仕上がりさすがです!まだまだ暑い日だったので大変でしたでしょう。本当にお疲れさまでした。弊社の引き渡しは約1時間~1時間半ほどのお時間で説明させていただきます。以前はもっと早かったのですが、住まい方の説明をいろいろしているうちに長くなってしまいました。高気密高断熱の住まいは住み方を間違えると、住みにくいと感じてしまうことが起こりえます。いままでの家と同じように住むのではなく、より少ないエネルギーで快適に過ごすことが大事。床下エアコン、2階のエアコン、換気システムの掃除、給気などの使い方…あげるときりがないですが、それらを一番いい使い方をしていただくことで建物の性能をフルに発揮できます。何事も勉強。Mさまもメモ帳をもってお聞きいただきとてもうれしかったです。先日から少し早起きして、外で使えるベンチを3つ制作いたしました。ベンチが欲しいといわれてましたが、サプライズでお渡しいたしました。個人的に、デザインと強度含めいい仕上がりになったと思います。庭先のあちこちにおいて、さらに居場所を増やしてください。Mさま、建築中よりいろいろなお気遣いありがとうございました。また最後の最後も、本当にありがとうございます。ご丁寧なお手紙はめちゃくちゃうれしいです。今後もたくさんの人たちの居心地のいい場所を造っていけるよう努力し続けます。新築おめでとうございます。これからの方が長いお付き合いになりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

景色のいい平屋の上棟。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。岡崎市で施工をさせていただいているKさま邸。週末は雨の心配をしながらでしたが、上棟作業当日は無事いい天気になり、また寒さも和らぎ過ごしやすい中での上棟作業をさせていただきました。この住まいのブログでは必ずでてくる景色のお話。南側の開口の先には自然の森が残っています。岡崎市の管理でこの先も当分の間は森の景色が楽しめます。そんな森という最高の景色を取り入れる平屋の住まい。景色の取り入れをするために、奥行5mに対し幅が20mほどある住まい。森方向に対して素直に幅をとり計画をさせていただきました。幸い敷地の南側も所有されているのですが、その部分は雑草などが映えていて、平屋ということもあり広い通りからは一切建物が見えません。森側が完全に自分たちのためだけの庭になっていて、とても贅沢。今週中にはおそらく外断熱が完成し、サッシの取付が完了します。そうなると南の日射熱を受け、建物内はほどよい室温になり作業のしやすい心地よい空間になります。おそらくニコハウス史上最も景色のいい住まい。Kさま上棟おめでとうございます。いつも丁寧な対応をいただき、スタッフ職人一同大変うれしく思います。日々建築が進んでいきますが、安全第一で進めてまいりますので引き続きよろしくお願いいたします。上棟作業また帰りにもさまざまなお気遣いをいただき、ありがとうございました!

木外壁 スタッフ自邸。
up - スタッフブログ
豊橋の工務店。ニコハウス設計室 二級建築士で設計アシスタントの鈴田です。雨が多くなかなか進まなかった木外壁。今週は雨が降っていないので順調に進んでいます。前面道路は2m弱と狭い道路に接する土地。雨が降ると道路に土が少し流れてしまうので掃き掃除をします。あまり車が通らないからか小・中学校の通学路になっていて夕方になると人がよく通ります。通る人が興味を持ってくれるわくわくするような家ができたらいいなと改めて思いました外壁材はもちろん弊社での採用率NO.1のスギ板です。弊社ではガルバリウムとほぼ同価格でできることもあり、迷うことはなかったです。塗装をするかしないか、これは悩みました。せっかくなら経年変化していく姿を見たいと思い、無塗装に。幅広の木板に隙間をあけながら貼っていき、狭い板で重ねるように施工していく押縁張りで施工します。将来一枚変えたいよとなった時でも簡単にかえることができ、職人さんを呼ばずに変えることもできてしまいます。サイディングは産業廃棄物にしかならないですが、杉板は外構のフェンスで使えたり、焚火に使えたり、環境にやさしい家づくりをしていると実感します。それでもなるべく余りが出ないように発注する前に1枚1枚拾います。今週には外壁が貼り終わりそうです。 スギ板外壁については弊社代表がみなさんの疑問にお答えしていますのでぜひご覧ください。現場のご案内も可能です。みなさまぜひお声かけください。お問い合わせはこちらから。お隣の家がスギ板のやさしい自然素材の家だと、とても喜ばれます。ご近所に愛される家づくり、いかがでですか?

内覧会の感想と次回開催について。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。週末内覧会へお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。弊社の内覧会の特徴でもありますが、みなさまものすごくゆっくりされていきます。座っていただき、心地よさを体感いただけるのでとてもいいことだと思っていますが、いつも時間が足りないな…と感じてます(汗)今週末も追加で内覧会を開催させていただきますが、もっとゆっくりすごしていただきたいということで、2時間枠とさせていただきました。2時間あると実物を見ながら具体的な相談もできますので弊社初の試みではありますが、内覧&相談会とさせていただくことにしました。予約が埋まっている時間もありますので、気になる方はお急ぎください。ご予約はこちらから。内覧会で評判のよかった点をお伝えいたします。① 家事動線がものすごくいい。きていただかないとわかりにくい内容ですが、回遊動線になっていて行き止まりがない間取りになっています。文章だけで見ると通路が多そうに感じるかもしれませんが通路だけで使うことはなく通路兼〇〇〇というように用途を2つ以上もたせてます。裏動線があるとリビングが散らかることがぐっと少なくなります。リビングを通過しないとキッチンへ行けない間取りでは、片づけている間はリビングが落ち着かない空間になりますが、ゆったりしている時間に買い物から帰ってきてもリビングを通りませんのでリビングは落ち着いたまま。住んでみるとその良さに気づきます。耐震等級3が多くなり壁の関係で裏動線を造るのが難しくなったりしますが出来る限りリビングを通らず水廻りやキッチンへ行けるように工夫しています。②落ち着き弊社の天井高さは勾配部分の低いところで1.8mぐらい、一般的な天井は2.1mです。吹き抜けなどで高さの感覚は変わってきますが低さは感じません。むしろ天井が低いことで包まれるような落ち着きがうまれます。みなさんイメージだけで天井が高いほうがいいと思われていますが、ぐっと抑えた天井を経験するともう元には戻れなくなります。椅子に座ってゆっくりされた方々は包まれた落ち着く感覚を実感されました。いつもお話させていただきますが、吹き抜けた大きな空間でゆっくり過ごすことと、押し入れの中でゆっくりすごすこと。押し入れの方が落ち着けることがイメージできると思いますが、天井が低く囲まれていた方が人間は落ち着きます。だからこそヌックという場所も好まれるわけです。とにかく広く造るよりも落ち着ける場所はたくさん作る。昔のように家族団らん、TVを囲んで過ごすことはなくなってしまいました。本を読んだり、スマホを触ったり1人時間も多い。そんなしつらえはこれからの住まいで重要になります。③ 庭とのつながりの心地よさ。土曜日の夕方は土砂降りだったので体験できませんでしたが、それ以外の方は皆さんお庭の良さを体験されました。道路から視線をカットしながらゆったり過ごす外時間は何物にも代えがたい贅沢さがあります。今回の住まいではお隣との関係に十分配慮し、見下ろされない中庭空間としました。夕方、陽が落ちた際に電気がついていても舞台でスポットライトを浴びるような視線にさらされる感じはなく、ゆったりした家族時間を楽しめるよう計画しています。薄暗くなってくる夕方時間はおすすめです。またスギ材で造った住まいの『香り』は目に見えませんが、癒されることは間違いないでしょう。木の良さに気づきます。みなさんが帰られたあと、薄暗い中のお庭の魅力と住まいの魅力を感じ、撮影してきました。来週にはお引渡しさせていただくので、今週末がお披露目最後になります。ご予約はこちらから。ゆったり2時間枠になっていますのでご興味ある方ぜひいらしてください。こちらからの営業はいたしませんので、安心してご予約ください。みなさま、よろしくお願いいたします。

11月の内覧会のみどころ最終回。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。今週末に予定させていただいている豊川市の新築内覧会。住まいの見どころをお伝えさせていただきます。 最終回の見どころはとても地味ですが、特に女性の方が気にされる家事動線と収納。弊社では主となるLDKへの動線だけでなくバックヤード(納戸・パントリー・水廻り)への動線を分けて考えるようにしています。理由としてはリビング動線とバックヤード動線を一緒にすると結果的にリビング周辺に動線が混在し落ち着かない空間になってしまうということ、またリビングに雑多なものが一時的に置かれ片付けしにくい家になってしまうから。弊社の定番ではありますが、玄関より直通で広めの洗面台への動線が確保されています。洗面台は玄関から見えないように配置していますので多少乱雑になってもそれほど気にはなりません。またその奥にパントリー経由でキッチンへとつながる動線が確保されています。玄関→手洗い洗面→パントリー→キッチンドアはなく一部にのれんをつけますが、両手がふさがっていても問題ない動線です。洗面のすぐ横に脱衣室があります。脱衣室はみんなが大好きなかんたくんが控えています。脱衣室からファミリークローゼットへとつながっています。かんたくんの下にはスライド式の机があるので洗濯物の仕分けが簡単にできます。仕分けた服はすぐ横のファミリークローゼットにさっと片付け。洗濯物がリビングに散らかることは一切なく、また階段の上り下りも必要ありません。ファミリークローゼットから土間収納へつながり、玄関までのバックヤード動線が成立しています。ぐるりと回れる家事動線は日々の生活の中ではとても重要な役割をもちます。廊下のように移動だけで取られる面積は無駄でしかありませんが、動線の中に役割を持たせることで無駄でなくなります。 構造を成立させながらバックヤード動線をとるのは意外と難しかったりします。(壁がなくなってしまうため)地味なバックヤードの動線。家づくりのコツになると思いますのでぜひお越しください。ご予約はこちらから。明日は雨なので中庭体験ができそうにありません。おすすめは晴れた日曜日かな。みなさまよろしくお願いいたします。

リノベ相談の参考になった点。
up - スタッフブログ
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。先日のリノベーション相談&内覧会。お越しいただいたみなさまありがとうございました。どの方も時間以上にゆっくり過ごされ、コンセプトモデルハウスの心地よさを実感いただきました。みなさまからとても好評だった点をお伝えさせていただきます。性能面での大切さとやってはいけないことがよくわかった。みなさん性能面はたくさんの工務店さんが発信されていますので、よく知っているという方が多くいらっしゃいますが、その真意を知らない方が多く感じます。数字だけのことで本質が伝わっていない。例えば耐震であれば、とにかく強くすればいいと思っている…、でもリノベーションにはそれが不向きな場合があることを知らない。また断熱も同じですが、とにかく高断熱にすればいいと考えられているのですが、結露リスクが伴うこと、またなぜ結露が起こるのかを知らない。表面だけのリノベーションで起こりえる問題を、出来る限りわかりやすい言葉と画像でお伝えいたしました。私が心配していることは、この数年とにかく増えた『リノベをしたあとの後悔』です。現地調査に行くと思った以上に知らずに造っているケースが多い。お施主さまが知らないのは当たり前なので問題ありません。現場の大工さんが知らないのはよくあるができれば知っといてほしい。工務店さんが知らないというのもよくあるが勉強不足だから興味をもって知ってほしい。。 昔北海道でナミダダケ事件というのがありました。なみだだけ事件のググるはこちらから。結露が原因で木が腐って構造として意味をもたなくなってしまうというものです。北海道ほど冬の気温が下がらないにしても、高断熱化しているこの地域でも内外温度差はどんどん大きくなります。内外温度差が大きいほうが結露は起きやすい。夏場、27℃の室温に氷の入った10℃程度以下の飲み物を入れた時を思い出してください。すぐに結露します。施工者が防湿気密のことをしーーっかりと知ったうえで工事をしないと大変なことになります。コップの結露は目に見えてますから、ふくことができます。壁の中の結露は見えていませんから、ふくことはできません。気温の状況が変わり乾く場合もありますが、結露はないほうがいいに決まってます。リスクは少しでも減らす。そうした施工がリノベーションではとくに必要です。なんか心配になってきた…という方はお気軽にお問合せください。ご相談はこちらから。後悔しないリノベーションにするために、勉強することを強くおすすめします。お知り合いの大工さんに頼むっていうのは、もしかしたらやめた方がいいかもしれません。(汗)
