外壁はファサードラタン。
豊橋市の工務店。
ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
浜松市で施工中のYさま邸。
ようやく外壁の材料が入ってきましたので、天気が続いているうちにということで外壁工事に入りました。
今回の外壁はお施主さまのものすごく強い要望がありましてスギ材のファサードラタン仕上げになります。


ファサードラタンとは外壁を貼る際に隙間をあけて貼っていく工事です。
わかりやすく言うとスノコのような感じになります。
雨が入らないの?と心配になる方もいらっしゃると思いますが、当然外壁の裏にも雨は入ってくるでしょう。
そのために下地でしっかりとした防水処理が必要になります。
ただし雨がはいったとしても乾くことがとても大事。
このファサードラタンのいいところは、表面だけでなく背面もしっかり風が通るところ。
スギ材なので色の変化はしていきますが、厚みが30㎜ありますのでノーメンテナンスでもまったく問題ないでしょう。


1本づつビスで止めていきますので、ものすごく手間のかかる工事です。
今回の材料は3cm×6cmのスギの板を9㎜以下の隙間で貼っています。
スギ材は全てがまっすぐな品物ではないため、外壁に貼る際の目安となる墨付けをしましたが大工さんは丸2日かかったそうです(汗)
今回の建物で使うスギの材料は1200本。ビスは12000本ぐらい打つでしょうか。
気が遠くなるような作業ですが、大工さんが頑張ってくれています。

土地購入をされたお施主さまですが、売主がつくってしまったコンクリートブロックの壁とアルミフェンスがどんどん邪魔に感じてきました(涙)
スギ外壁は見た目が素朴で日本らしい景色になります。
外壁工事は2週間ぐらいをめどに完成する予定です。
Yさま、待ちに待ったファサードラタンの工事です。
引き続き安全第一で施工していきます。