街の顔になるように。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊川市で新築計画中のTさま邸。
土地探しから相談をいただきました。
複数の候補全ての土地について私の所見(土地の周辺状況を踏まえたアドバイス)・30坪の家を仮に建てるとする場合の仮配置・駐車場の位置などを簡単な図面にしてお話しをさせていただきました。
最終的に決定いただいた場所は街の顔になるような南西の角地です。
前面道路もそれなりに広く、歩道がある場所なので私の所見として道路を歩く方が見た際に威圧的にならないような魅力的な住まいが思い浮かびました。

道路側に対してはなるべく平屋に感じられるように。
また北側にも昔から住まわれている方がいらっしゃいますので、北側の方への日当たり配慮も大切です。
自分の敷地だからと北側の方を無視して計画する分譲地をよく見ますが、配慮に欠けていると思っています。
長くお付き合いをするご近所さんなわけなので、とても大切なことです。
南西の角地ということで、人目にもつく場所なので視線をカットしながら光を取り込み視線を抜く工夫が必要です。
幸いといいますか、敷地が90cmほど高くなっていますので適度な目隠しをすれば道路からの視線は気にならないでしょう。
かといって『町に対して閉じすぎる』のも拒否をしているようで考え物。
角地だからこそ街の行灯(あんどん)になるような灯りとしての役割も必要です。

海外経験の多いTさまは天井の高さの解放感も求められました。
普段は天井を低く抑え落ち着いた空間を演出していますが、特にリビングやダイニング空間についてはおおらかな空間にしてあげたいと思い、大屋根形状にてご提案。

立地条件のせいなのか、住まいづくりのアンケートに『本当は緑を借景したかった』と書いてあったのがとても印象的でした。
借景ではないですが、木陰をくぐるアプローチ兼雑木庭を毎日眺めていただきたいと考え、リビングダイニングキッチンからの眺めは全面開口とさせていただきました。
樹々が育てばいずれ小鳥たちも訪れ、見ていて飽きない『庭』になるでしょう。

Tさまお打ち合わせありがとうございました。
とても気に入っていただけて私もうれしかったです。
一度頭の中でこの住まいの中で暮らしてみましょう。
そして収納の検討も合わせてお考え下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。