窓の先にある景色。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊川市で新築施工中のTさま邸。大工さんの工事終了まであと1週間を切りました。
これまでたくさんあった材料が減ってきて、すっきり。

建物は28坪ほどのコンパクトな住まいですが、書斎や畳コーナーなど一人で落ち着ける場所があちこちに存在します。
私が設計する際にとても気を付けていることの1つがその窓から見える景色。
プランを提案した際、平面的には見えてこないけど、室内から外を見たときに抜けていく視線の先の景色。
これを上手に使うか使わないかで、室内の感じ方はまったく変わってきます。
出来る限り意味のない場所に窓をつけることは避け、あえて光を入れないことでその部分は影となり、景色が抜ける場所に窓を取ることでその部分の良さがより引き立ちます。
陰と光の使い方。日本らしい陰影を持った住まいが心地よさをあたえます。


だから基本的に型ガラスといわれる透明でない窓は使わないことをおすすめしています。
順番として、
① 景色の抜けのある場所に窓をとる
② 景色が良くないけど窓を取りたいなら屋外に植栽をする(景色の汚い部分を目立たなくし、緑で室内からの景色をつくる)
③ それでも窓をつける必要がある場合に型ガラス
透明ガラスはフィルムなどで型ガラスにできますが、型ガラスは透明にはなりません。最終手段で考えましょう。

来週からはいよいよ仕上げ工事。
今回の物件は新築だけれども、使い込んだヴィンテージ感のある素材感へ仕上げますのでいつもの透明なオイル塗装以上に、あえて木部を白く塗りつぶしていくことでその雰囲気をだします。
照明器具もいつものようなさっぱりした感じでなく、より素材感のある器具でそろえることでかわいく仕上げていきます。
印象が大きく変わる仕上げ工事になりそうです。
Tさま、工事はいよいよ佳境に入ってきました。
完成を楽しみにお待ちください。
引き続きよろしくお願いいたします。