プランで考慮すること。
豊橋市の工務店。ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。
豊橋市でこれから施工を予定しているWさま邸。
先日地鎮祭を執り行いました。

今回の計画は、郊外に建つ平屋の住まいです。
4人家族を想定していますが、ご要望の中に家族それぞれのクローゼットが別々に存在するファミリークローゼットというなかなか贅沢なスペースがありました。またそれを土間収納併設で提案しています。
そういったものを求められると一般的には30坪なんて簡単に超えてしまいそうですが、無駄なく計画することで24.6坪での提案となっています。
とにかく建築コストが高くなってきていますので、広がりをもつコンパクトな空間というのは現代の建築的には必須だと思います。

私がプランをする際、要望になくても必ず提案しているのが
① 雨の日でも窓を開け外にいられる空間
② 寝室から水廻り(特にトイレ)を近づける
③ 裏動線(キッチンや洗面へリビングを通らない動線)の確保
です。
お施主さまはどこまで知識を得てもプロではありません。
私はお施主さまが考える以上のものを提案するのが本当のプロであり、その提案に責任を持つことが本物だと思っています。
お施主さまの要望を聞き、それを受け取り、提案に入れるだけの行為はプロの仕事として失格でしょう。
どこまでいっても『要望を超えた提案』がプロの仕事。

お施主さまは建築を考えている『今』だけをプランに取り入れようとしてしまいますが、30年以上住む住まい。
30~40年後、70~80才になった際に違和感なく、また大きなリノベをすることなく住めるならその方が結果的にコストも抑えられます。
そういったことを考えながら私は提案していますので、さきほどの①~③は要望になくてもほとんどの物件で提案しています。
耐震等級が3なのは当たり前でそれ以上の余力をみることができるのは私が構造計算をしているから。
断熱気密が高いのは当たり前で家じゅうが少ないエネルギーで快適なのは私が空調計画をしているから。
メーカー任せや機械任せにしないのもプロとしての責任でしょう。

Wさま、地鎮祭おめでとうございます。
まだまだ寒い日が続きますが、お身体に気を付けて引き続きよろしくお願いいたします。