COLUMN住まいの情報
2021年の記事(60件)
記事一覧へ土地選びのお手伝い。
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東日本大震災のあった3.11から10年が過ぎました。昨日,TVでやっていた福島原発での事故対応の映画を見て,人間の力では制御が難しいエネルギーの怖さを改めて考えさせられました。私にできること住宅で使うエネルギーの量を減らせるように配慮した設計ををして,発電所から送電してもらうエネルギーの量を少しでも減らすこと。一家族の努力ではごくわずかでも,たくさんの家族が意識すれば,原発のような大きなエネルギーがなくても対応できるようになるかもしれません。でもエネルギーのために,寒くて暑いのを我慢することはいけません。少ないエネルギーで快適に暮らせる住まい,それを意識して住まいづくりをしています。 現在,土地をどこにしようか迷われているFさま。候補の土地を先日見させていただきました。複数あるなかで,私たちが見に行くとその良し悪しがよくわかります。特に意識して確認するのは,視線の抜けと日当たり。いくら南側が道路などで空いていても,その向こうにでーーーんと2階建ての壁が立っていたらその家から見える景色は,一生お隣の外壁のみになります。そんな家はつまらない。たとえ南に家が建っていても,視線が抜けるような空間があれば,お隣を意識せずに生活でき,日当たりも確保できます。 シミュレーションでお隣の土地にすでに建っている建物を置いて,検討の土地に仮の建物を建てます。陽がもっとも低い冬至9時には日当たりが厳しそうですが10時にはしっかり陽が入ってきます。 同じく家の中からでもその様子が確認できます。今のパソコンソフトはそのあたりがとても優秀で,ほぼほぼ実際の日当たりと違いは出ません。検討をしておけば,土地選びでの不安の1つは解消されるでしょう。いい土地はすぐに売れてしまいますが,ここどうかなー?って思うとこあれば,ぜひご相談ください。こんな感じのお話はさささっと簡単に出来ますので。お問い合わせはこちらからZOOMでの打ち合わせもだいぶ慣れてきました。ご自宅から出来ますし,お互い時間に余裕が生まれますのでやったことない人もぜひチャレンジしてみてください。その際は打ち合わせ場所のZOOM選択をお忘れなく。

プランが決まりました。
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内覧会にご来場いただき,ニコハウス設計室のこだわりに共感をいただいたSさま。ゆったりとした敷地に建てる平屋の計画。断熱や気密,耐震性能は当たり前ですが,今後のメンテナンスにも配慮したいとのことで,屋根とメインの外壁はガルバリウム鋼板。海まで約400mと近いので,海の影響を考えてあえて軒なしにしました。台風などでの海水まじりの雨風が当たった後も,普通の雨で洗い流せるように。ガルバリウム鋼板は普段雨がかりにならない,軒下などの方がほこりなどの影響からもらう白っぽいサビのようなものが出やすいからというのが理由です。それでも南面まで軒なしにしてしまうと,夏の日射の影響をもろに受けてしまうため,夏の冷房負荷が増えてしまいます。(日射とエアコンがけんかをします)南はしっかり軒をだし,その部分の外壁と軒天は木板張りとする予定。木板は雨が当たった後の乾燥にさえ気を付ければ,メンテナンスをしなくても長期間もちます。色はシルバーグレーへと変化しますが個人的にはその変化が大好きです。手の届くところなのでもし傷んだり,色が気になるようなら塗り替えや板1枚からの張り替えも簡単にできます。 予算が許されるのなら全面木板張りもおすすめです。それもあってリノベモデルハウスでは全面木板張りをしています。

断熱構造内覧会のお知らせ。
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。豊橋で建築工事をさせていただいている現場にて断熱構造内覧会を以下の日程で開催いたします。 開催日時 3月20日(土)~3月28日(日) までの9日間 10:00~16:00 ※完全予約制開催場所 豊橋市駒形町地内 ※予約をいただいた方のみに場所をお伝えいたします。 ご予約はこちらから こんな方におすすめ□ 今どき暖かく涼しい家になるのが当たり前だと思っている方□ リビング階段、吹き抜けは寒いと思っている方□ 全館空調や床暖房など特別な機械がないと家中が快適でないと思っている方□太陽の日差しによる自然室温で暖かくなることが信じられない方。□ 許容応力度計算による耐震と自然の力を取り入れたパッシブデザイン設計に興味のある方□内側も外側も断熱する意味を知りたいマニアックな方。(笑) ※以前施工の物件です。 新型コロナウイルス感染予防のため、1組づつのご案内とし予約のみとさせていただきます。予約のない方の内覧は出来ません。ご予約はこちらからまた体調のすぐれない方、風邪のような症状のある方はご来場をお控えください。ご理解のほどよろしくお願いします。

電気配線打ち合わせ。
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先日,今年初めてのウグイスの鳴き声を聞きました。春はもうすぐそこまできてます。晴れた日はだいぶ暖かくなってきたし,コロナに配慮しながらいろいろと動き出そうと思います。 豊橋市で建築中のKさま邸。コンセント配線とスイッチの打ち合わせを現場で行いました。まずは外から。外部照明のとりつく位置や,屋外のコンセント,それから屋外の水栓の位置なども確認いたします。室内ではスイッチの位置も併せて確認。使い勝手を考えながら,また家具の配置も考えながら。あーでもない,こーでもないとさまざまな意見が飛び交います。建物が大きいこともあり,二時間超えの打ち合わせとなりました。でも充実した打ち合わせでしたし,細かいことまで考えてこられたので使い勝手もよさそうです♪ このあと電気配線や水道配管が終わると断熱工事に入ります。外断熱の工事も並行して進んでいきます。Kさま引き続きよろしくお願いします。 そのKさま邸で3/20~3/28の9日間,断熱構造見学会を予約制で開催する予定です。内側見学会予約はこちらから。先々隠れてしまう構造材と断熱材。また気密はどのように取っているのかなど。ここを気を付けて現場を見てみるといいよーっていうこともお伝え出来ます。これから住まいを考える,工務店選びに悩んでいる方,ぜひ参考になさってください。詳細はご予約いただいた方のみお知らせいたします。みなさま,よろしくお願いします。

冬用のエアコンを付ける場所。
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花粉が飛び出し,つくしの芽が出だしました。いよいよ春が近づいてきましたが今回のテーマは『エアコンをつける場所』。 エアコンって壁の上のほうにつけるものじゃないの!っていうのが一般的な常識。でも暖かい空気は勝手に上昇し,冷たい空気は下降するという自然に逆らわないことを考えると壁の上あたりにエアコンがついていることは,室内を温めたり,冷やしたりするうえではあまり意味はありません。床あたりについていると邪魔だから壁の上の方につけてみたっていうのが理由だと思われます。でもファンヒーターやストーブは床に置いているわけで,なぜ温めるためのエアコンだけは壁の上にあるのでしょうか?やっぱり邪魔だからっていう理由だけな気がします。そこで提案したいエアコンを付ける場所ですが,造作した本棚などの一番下はいかがですか?事務所のデスクの足元。ほこりの巻き上げが気になるかなーとも思いましたが事務所につけてみてそれが気にならないことがわかりました。足元から温風がくるので設定温度が低くてもとても暖かく感じます。そして暖かい空気が自然と上昇するので,20℃設定で運転すると朝14℃ほどを示している温度計が1時間もしないうちに21℃を示します。パソコンを打つ手も寒さを感じません。『冬のエアコンは足元から』このやり方は,断熱性の悪い家でもエアコンで暖かさを感じられる唯一の方法だと思います。温まってくるとエアコンの消費電力は落ち着いてくるのでおおよそ200~300W。足元が寒いから…と2帖のホットカーペットを使うとおよそ500W。倍以上電気を使い,そこだけしか暖かくなりません。地球のために少ないエネルギーで快適に暮らすよう工夫しましょう。問題は大手の家電屋さんに『床近くに取り付けて』とお願いしても,標準的(一般的)なつけ方でないのでおそらく工事をしてもらえないことですね(汗) 夏はその逆でなるべく屋根付近の高い位置につけるのがポイントです。

建物の色を決める。
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よりよい家を建てるために普段から様々なことを勉強しています。現在,その勉強のうちの1つとして飯塚豊さんと鈴木信弘さんによる『工務店設計塾』を受講しています。全国で同じように設計をされている工務店や設計事務所の方々約30社とその日のテーマを学び,1つの課題を出され,翌日までに提出をして講評をうけるというもの。 誕生日だった1月22日の第三回目の受講。課題は『プロトタイプの販売型モデルハウス』というテーマで西側に公園がある設定。年始にブログに書きましたが,一度作ってみたいと考えていたパッシブハウスの設定でプランを仕上げました。なれない外観パースを書き上げるのも第三回目ともなると少しづつ慣れてきて,これまで勉強した内容もふんだんに取り入れ,提出。飯塚賞をいただくことができました。とてもいい誕生日プレゼントになりました!先日4回目も終わり,あと2回。ものすごくたくさんのことが学べるのであと2回しかないと考えると物足りなさも感じます。 田原市の赤羽根で施工中のHさま邸。先日,建物の色決めを行いました。あらかじめこちらで作成してあるパースをちょこちょこっとさわって,ご希望の色に変えてみたりして決めていきます。全体のガルバリウムはいぶし銀。木板を張る部分は落ち着いたオリーブという色目に決まりました。順調にいけば,7月頃には完成,内覧会も予定しています。3月2週目の上棟に向け,基礎打ちが終わり,現在9日間の養生中。季節の変わり目で雨が多くなってきそうなので,天候だけが心配です。

祝 上棟。
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豊橋市で二世帯新築工事中のKさま邸。月曜、火曜日でのレッカー上棟作業を考えておりましたが、雨天のため、火曜、水曜日に変更。晴天の中、建て方工事が進みました。8時過ぎには、大工さんたちがせっせと柱を並べます。コの字で60坪ありますので、端から端まで移動するだけでもそれなりの距離。40坪ほどだとおよそ1日で棟が上がり、屋根の野路板まで、出来ますが大きいので初日は棟上げまでが精いっぱい。 2日目には初重のたるきを流すところからスタート。そのあと野路板を張って、透湿性のあるルーフィングを張って、さらに通気層となる二重目の垂木を流して、二重目の野路板を張って完成。暗くなる前には耐力面材のダイライトも少し張れて無事終了。Kさま、上棟おめでとうございます!水平ラインがきれいな和モダンの外観、いい感じになりそうです。完成に向けて今後もよろしくお願いします。

捨てコンクリート打ち。
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基礎工事が始まった田原市のHさま邸。周りにコンビニやホームセンターなどが近く、とても便利な場所。それなのに南も北もビニールハウスが並ぶ、日当たりがとてもいいのどかな土地。敷地がゆったりしていて、現場に行ってもとても気持ちがいい環境。天気もずーっといいので基礎工事は順調です。基礎工事はまず土をすきとり、その上に砕石を敷き、突き固めます。その上に写真のように捨てコンクリートとよばれるものを打ちます。捨てって意味あるの?ってことですが、このコンクリートを打つことによって基礎を作る際の基準となる墨を打てるわけです。捨てといわれてもちゃんと意味がある工事。約1時間ほどでコンクリートを打ち、翌日から型枠を並べていく準備に入ります。

梁の大きさの検討。
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普段の仕事のことについて。間取りを決めていくことも大事ですが、構造を決めていくこともとても大事です。柱の大きさは階高(1階から2階までの高さ)と屋根の重さでおおよそ決めることができ、それが105㎜あれば強度の確保はおおよそできています。 それに比べて梁の大きさは屋根の荷重や2階の荷重、さらには実際に住んでいくうえで、もし本棚など置けばそれなりの荷重になるわけでそれも考慮して梁の大きさを決めていきます。やみくもに大きな梁を入れることは梁自体の自重でたわんでしまうため、力の流れを素直に考えて、梁をかけていくことがとても大事です。ニコハウス設計室ではどんなに小さな物件でも必ず梁の検討をするようにしています。屋根の重さなどを入れ、梁のかけ方を決めて、構造計算のソフトで検討します。およそこんな画面が出てきて、どのぐらいの荷重をその梁が負担しているのかもわかるので、イメージがとてもつかみやすい。ちゃんと検討をすると、無駄に大きな梁を入れて、費用をかけることは意味がないということがわかります。またなんとなくで入れてみる梁はその大きさや強度が足りない場合があることもわかります。プレカットを依頼する会社に任せてしまう建築会社が大多数ですが、ニコハウス設計室では、見積もり依頼の際に、梁などの掛け方、大きさも指示をして、見積もりをしています。 この物件は小さな物置なのですが、気持ち悪いので『耐震等級3』として設計しています(笑)。なので基礎も頑丈です♪

ファサードラタン。
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リノベモデルは外回りに時間がかかるのは前のブログでお伝えした通りですが、外壁の下地となる胴縁が張り終わりました。いつもより厚みのある30㎜の赤身の杉の胴縁。あらかじめウッドロングエコを塗装してあります。そして窓周りは3度手間に分けた、板金での処理。窓と窓の間は連続した窓に見えるよう板金にて処理しています。細かい仕事ですがばっちり。あとは窓と板金の10㎜の隙間をコーキングで埋めてもらうだけ。そして待ちに待った外壁工事が始まりました。塗装屋さんにあらかじめ塗ってもらった、屋久杉の板材。 それを隙間をあけて張っていきます。ファサードラタンという張り方。どこかでいつかやりたいと思っていて、それをモデルハウスで試してみる。9㎜の予定ですが、板なので反ったりもあって、まあほぼ9㎜という感じですが、それも味があっていい感じ。色が不ぞろいで自然な木の色の感じがいい感じ。もしこの木の板が傷んでも、正面からビスで止めているだけなので簡単に交換ができます。メンテナンス性を考えると、木の外壁はDIYでも簡単にできますし、とてもおすすめです。色あせてシルバーグレーになっていく変化も今後の楽しみ。まだ10日ぐらいはかかると思いますが外壁の張り上りが待ち遠しいです♪

外断熱の工事。
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今日は私の誕生日。ついに42歳になってしまいました。若い方だと思っていましたが数字で書くと実感してしまいます(汗) リノベモデルの工事が始まって2か月ちょっと。雨が少なく、外の工事もしやすいので工事は順調です。先日、外断熱用のグラスウールが届きました。外壁の面積はだいたい160㎡ぐらいなのですが全部で19個。なかなかの量です。それを強風に耐えながら、無事入りました。外断熱をしたこの姿は一瞬しか見れませんが、暖かさを感じで結構好きな状態。このピンクの断熱材の上から防水紙を貼ります。今回は外壁がファサードラタンという木の板の隙間をあえてあけて張っていく方法。そのためいつもの白い防水紙ではなく、黒い防水紙を貼っています。いつものと違って長さも重さもあるため、4人がかりで一生懸命でした。強風の日だったこともありめちゃくちゃ苦労しました。窓廻りは外断熱分窓が引っ込みますのでその処理のための板金水切り下地となる合板を設置。連続窓の間には熱欠損ができないように発泡系の断熱を設置します。下地となる胴縁を取り付け、ようやく安心できる状態になりました。 外断熱はその工程が一般的な内断熱のみに比べ多くなります。外周を何周したか…なんて笑いながら現場で話しますが、一般的な家は構造面材、防水紙、胴縁で3周。外断熱だと、構造面材、断熱下地、断熱材、防水紙、窓廻り処理、たて胴縁、横胴縁で7周。さらに今回は外壁が木板のため、8周目でようやく外が完成。長い道のりですが終盤ですのであと少し、大工さんよろしくお願いします。

基礎配筋終了。
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いまさらながらあけましておめでとうございます。これまで以上にいい住まいを造るために、ZOOMを活用した勉強に取り組みながら、現場へ反映していきたいと思っています。そのためのベースとなる『全棟許容応力度計算による耐震等級3』『HEAT20 G2』グレード以上の断熱性能は守りながらよりよいデザイン提案と住み心地のご提案が出来るよう励んでいきます。本年もニコハウス設計室をよろしく願いします。タイミングと敷地条件がよく、お施主さまに許してもらえるなら日射熱のみで家を暖めるパッシブハウスを設計したいなと思っています。 昨年末より工事が始まったKさま邸。先日基礎配筋が終了いたしました。二世帯でコの字の住まいなので、基礎を見ただけでもとても大きい。配筋検査もいつも以上に時間をかけて行いました。2月の上棟に向けて、現場は順調です。
