COLUMN住まいの情報
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内覧会のおすすめポイント①。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊橋市で内覧会をさせていただくKさま邸。おすすめのポイントその①を紹介します。見た目は近隣にならって切妻屋根のシンプルな外観ですが、適度に植栽が植えられちょっとした公園のような雰囲気になっています。『ちょっとした公園』という表現が今回の建物にはぴったりな気がするのは外構計画の作り方によるものです。軒下空間が1.2mほどあるのですが、その下にあるデッキ空間がとても気持ちいい。道路沿いの計画地ですが、一般的な南側に駐車場をとるという安易な計画はしていません。住宅地を見ていると南の大きな窓の先に駐車場という計画はよく見るのですが、その窓のカーテンがあいているのを見たことがありません。カーテンが閉まっているということはおそらく窓も開けないでしょう。なぜなら道路から丸見えになるし、リビングが落ち着かなくなるからです。だから駐車場はリビングから見えない位置に造ることが重要です。また、大きすぎる庭は草取りが大変になるだけで、いずれ使わなくなってしまいます。適度な芝庭と、有効利用できる場所さえあれば十分だと思います。お休みの日にデッキチェアに腰掛け、外気浴を愉しむ。ゆったりとした時間が流れ癒されそうです♪今後、鳥が来るように巣箱も設置予定ですが、庭先で鳥の声が聞こえてくるとよりよくなるでしょう。庭には、外用のキッチンが備わっています。室内での片付けだけでなく、屋外での片付けも可能です。キッチンには、夜間も使えるように照明が設置され、電源も備えているのでコーヒーを入れたりすることもできます。 建物から道路までは4mちょっとと、それほど広くない庭ですが囲ってあげることで充実した庭空間を実現いたしました。今週末は雨が気になる天気なので、この庭を楽しんでいただけるかは微妙なところですが楽しさは伝わるかなと思います。敷地を隅まで有効利用することは大切です。内覧会へお越しいただき、ぜひご体感ください。ご予約はこちらから。よろしくお願いいたします。

景色に向かう。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。岡崎市でこれから施工するKさま邸。元々が畑の敷地。建築許可をとっての建築工事です。草もたくさん生えていたし、畑で使っていたこともあって地面が凸凹でしたので敷地をきれいにすることからスタート。敷地はすごーく広いのですが、道路から徐々に下って行ってますのでそれをなだらかにする作戦。南に向かってなだらかに坂になるのは、室内から見ると地面が見えにくく浮遊感のある仕上げになると思います。先日からとても涼しくなり、作業もしやすくなりましたが景色のいいこの土地はいつも以上に気持ちがいいです♪自然が豊かなのは何物にも代えがたい贅沢だと思います。毎日自然に癒されることでしょう。 この自然に対して、住まいはなるべくどの部屋からも楽しめるよう奥行5mに対して20mほどの横幅を持つ住まいとなります。家の中でピッチングの練習が出来そうです(笑)寒くなるまでには、断熱施工ができます。太陽の日射熱をしっかり受け止めながら冬場の工事は暖かく施工が出来そうです。 この建物も木構造の梁あらわしという方法をとっています。せっかく木造で造るわけなので、木造の力強さは見えたほうがいいと思っています。何より整然と並ぶ梁の美しさは、日本の社殿などの伝統建築に学ぶ美しさがあると考えます。木構造を計画的に美しく造るのは、強い構造を造る上でもとても有利に働きます。現在、豊橋市で施工中の平屋の現場にて木構造の美しさを考える相談会を開催しています。構造見学会としてだけでなく、間取りをする以前に美しい構造計画を考える。それがいい住まいへの第一歩だと考えます。美しい木構造を考える相談会はこちらから。みなさま、ぜひご利用ください。梁あらわしは、仕上げをしないためコスト的にも有効な手段となります。

夏の冷房エネルギーの結果。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。昨日からすごく涼しくなりましたので弊社リノベーションモデルハウス兼自宅はエアコンの使用をやめました。夏のエアコンに使ったエネルギーがわかりましたので、みなさんにご報告。弊社リノベモデルのスペックはUa値が0.26でC値が0.78、第三種換気を利用。室温の過去データや今の室温はこちらから。 電気料金を賦課金も合わせて平均35円/1KWとします。6月 18.1KW 633円7月 159.38KW 5,578円8月 219.66KW 7,688円9月 146.53KW 5,128円6月からエアコンを使い、夏の間ずーっと26℃ほどを保ち、家族には「若干寒い…」といわれた電気使用量の合計は、543.67KW 19,028円 でした。みなさんの家と比べてどうでしょうか?弊社のリノベモデルは、方位に対して45℃近く西側にふっていますので、真南に向く住まいに比べ西日が入りやすくなっていますが、その対策として大きな窓は少なめに、日射遮蔽対策として外付けブラインドもついています。窓が大きくないので日射熱の取得が難しく、冬は自然の太陽エネルギーでなく、暖房エネルギーに頼ることになるので、標準的な弊社の建物よりは断熱性能を上げています。いわゆる『守りのパッシブデザイン』です。逆に『攻めのパッシブデザイン』とは日射熱をしっかり取り入れるため、南面に大きな窓をとるような建物。夏に遮蔽対策と、冬の熱の逃げ対策が必要になります。 特にリノベーションでは現況の建物の構えがあるわけなので、簡単に方位に正対することはできません。いろいろな検討をして一番の最適解を見つけることが重要です。守るのか、攻めるのか、青天井にお金をかけるのでなく検討することが重要です。なかなか正解はでません。でも電気代は一生払い続けるとても大きな買い物です。1月に1万円も違うと年間12万円。30年では360万円も違います。電気代という大きなローンを始める前にぜひお問い合わせください。お問い合わせはこちらから。実際は電気代だけでなく、家族の健康、機器類の買い替え、手持ちの荷物置き場にも影響します。

新築完成内覧会のお知らせ。
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豊橋市南大清水町で施工させていただきました『抜けと距離感の住まい』にて新築完成内覧会を開催させていただくことになりました。弊社が大切にしている要素がぎゅっと詰まった住まいになります。23号バイパス大清水ICからすぐ、アクセスもしやすい場所になりますので、ぜひご参加ください。

3か月点検であったこと。
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田原市で施工させていただいたKさま邸。お引渡しから3か月が経ちましたので、初期不良などがおこっていないかの点検にお伺いさせていただきました。弊社では点検を3か月、1年、2年、5年、10年の計5回行わせていただきます。ここ最近連続してあったことですが、『玄関のセンサーライトが点灯しなくなった』という事例。調べても特に異常らしいこともなく、そんなにすぐ壊れないかなとうことでチェックするとこの事例は元のスイッチが切れている…ということですぐ解決しました(汗)屋外のセンサーライトは普段から触らないのでスイッチがあることを忘れられているケースが多くあります。それをいつのまにか触ってしまっていて、故障に思われてしまう。なるべく触らない位置にスイッチをつけるように注意はしていますが、今後はより触らない場所へ移動しようと思います。 6月頃のお引渡しでしたが、『植栽が枯れてしまう』という事例。今年の夏は20日間ぐらいまったく雨が降らず、ものすごい暑さだったため植栽の被害をあちこちでお聞きします。玄関先の大きめのヤマボウシと、別の場所に植えられた山つつじ。お施主さまは、こまめに水やりをしていただいてましたが暑さに負けてしまったようです。昨日から涼しくなりましたが、暑さが落ち着いたころに植え替えさせていただきます。 それ以外では、基礎断熱を採用していますので、床下がかびていないかのチェックも行います。私が床下に潜っていくと、子供たちがざわつきだし、床の上から覗き込みます。興味津々。移動している間は適度に音をたてると、新しいアトラクションのように子供たちが楽しんでくれます♪点検の時に一番ほっこりする床下チェック。一周回ってみましたが、カビらしい形跡はありませんでしたのでご安心ください。 Kさま邸は夕方に遊びに行くといつもたくさんの子供たちがいます。ご近所の子たちが集まってきて、みんなで宿題をやったりしています。みんなに喜んでもらっている廊下を兼用したスタディーコーナー。お気に入りの場所です。最大で5人ぐらいは座れるでしょうか。お姉ちゃんたちはいつもここで勉強しています。期待していた通りの使い方でうれしくなります♪ 小さな子たちはお母さんの目の届く1階でゆったり。ソファーは以前から使われていたものですが、本棚が近くにあるリビングコーナーでくつろいで本を読んでいます。本がいつでも読めるから次女のお気に入りの場所だそうです。 弊社が提案し建築していただいた住まいですが、改めてお住まいになってからの姿を見て快適という言葉をいただくと、すごくうれしい気持ちになります。当たり前ですがアパートの時に比べると光熱費は下がり、快適になります。お聞きすると田原の方では、エアコンを使っている家が少ないようで、お友達の家はみんな暑いんだそうです。そんな中、エアコンをかけて家じゅうが快適だと、人気の家になってしまいますね(笑)冬も同じように快適なので、ますます人の集まる家になることでしょう♪スプリンクラーで水をあげていただいている芝生は青々しています。手入れをするとしないとではぜんぜん違いますので、そろそろ芝刈りをお願いいたします。 私の手から離れて3か月の住まいはみんなに愛される住まいへと少しずつ進化をしています。使い込まれることで、それぞれのご家族らしさが生まれると思いますがその姿が私は好きです。Kさまお時間をとっていただきありがとうございました。とてもいい住まい方なので、暮らし内覧会をぜひお願いします。 ニコハウス設計室では、実際に住んでいる住まいや新築完成内覧会を随時開催しています。今週末には豊橋市南大清水町の住まいをお披露目できます。現在は絶賛植栽工事中です。お施主さまがとても喜んでいただいている『プライベートな庭』のあるちょうどいい28坪の住まい。ご予約はこちらから。午前中の予約が人気ですが、午後はまだ余裕があります。アクセスもしやすい場所なので、みなさまのご来場をお待ちしています。毎週末に楽しめる特別なお庭の作り方をぜひご体感ください。

DIYの完成に向けて。
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ニコハウス設計室代表で一級建築士の鈴木です。来週末からは新築完成内覧会。キッチンやリビングから続くデッキに、家族で楽しめるプライベートな外キッチン。自然を感じながら、家族で食事を楽しんだり、コーヒータイムを楽しんだり。毎日が楽しくなる仕掛けのある『外』をぜひ体感に来てください。ご予約はこちらから。 豊川でお施主さまがDIY施工中のMさま邸。先週家族全員でコロナにかかってしまったとのことで、作業予定が大幅に遅れてしまいました。もう何日もしっくい塗装の作業をしていただいているので、作業工程は手慣れたものです。だんだんと上手になっていくことも実感されているそうです♪吹き抜け部分は足場があるうちに塗っていただきましたが、事務所に帰ってきて『あれっ』と思ったのが2階勾配天井面に貼ってある養生シート。足場をとってしまったので、天井の養生がうまくはがせるか…。ビリビリビリっと途中でビニールが破れてしまわないように慎重にはがさないと残ってしまいそうです(汗)LDK空間に入ると大きな吹き抜けが現れますが、玄関ホールをわざと抑え目な光量にし、導かれるようにリビングへ行きたくなるよう計画しています。全てを明るく造ってしまうとメリハリのない空間になってしまいます。適度に暗い部分を造ることは日本家屋らしい陰影により、より外を意識した美しい空間になります。また視線が向かう先が大事で、導かれたリビング動線の先のコーナーに桜の見える窓を設置しています。その方向は桜から佐奈川という抜けた景色が楽しめる窓になっていて、この先景色が変わることが少ない窓。養生が取れるのが楽しみです♪現在塗装は地味~な暗い部分にさしかかっています。水廻りや収納などバックヤード部分。このあたりは照明を使いながら施工をしますが、しっくいが白いため、どこが塗装済みでどこが未塗装なのか…判断に迷います。目を凝らしながらの真剣勝負なDIYです汗残ったしっくいはまだ7缶ほどありました。出来上がったところは、とても上手な仕上がりになっています。『ほかの人の家でお願いしたら塗りたいと思いますか?』の質問にははっきり『もうやりたくない…』といっていただきDIYの大変さはこちらにも伝わってきました。完成し暮らしがはじまると、壁を塗ったお話は生涯ネタに出来ることでしょう。完成予定は1日余裕を見て24日。Mさまにはちょっと焦らせてしまいますが、設備仕上げ工事が待っていますので週末も作業頑張ってください!

スタッフ自邸の上棟作業。
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設計アシスタントの鈴田です。先日、自宅の上棟を無事することができました。一生に一回の自宅の上棟。全体を低く抑えた平屋なので大工さんたちも作業がしやすいように感じます。足場の上から見渡すと昔からある瓦屋根の切妻が多い地域。改めて平屋のシンプルな切妻屋根にしてよかったなと感じました。弊社ではなるべくシンプルな構造とするために、棟木を支える柱が数本室内に出現し、あとは無柱の大空間というのがよくある光景。外断熱のため、屋根の水平構面が出来上がると梁表しの室内天井が仕上がります。9:30の様子屋根の合板が貼らると、弊社の特徴でもある屋根の外断熱の工事に入ります。室内側には断熱を入れない方法をとっていますのでとても重要な工程です。大工さんが断熱材を張っている間にも気密確保のため、部材同士の接合部分などはテープで気密処理していきます。お昼前には断熱材も全部貼り終えました。が突然の大雨、、この日は天気が変わりやすく、雨レーダーもあてにならないくらいで現場監督としてはとても不安でした。お昼はせっかくなので大工さんと一緒にお弁当を食べました。初めてこの家で食べるご飯です。娘たちも大工さんにお茶を渡したり、お手伝いできて貴重な体験でした。普段お世話になっている大工さんたち。施主となり感謝の気持ちを伝え、上棟の振る舞いができうれしかったです。16:30頃には待ってくれていた、板金屋さんが屋根防水となるルーフィングを敷いてくれ、一安心です。上棟式と隅もちを投げ、無事終えることができました。来週にはメインとも言える木サッシが入り着々と進んでいきます。

黒い木外壁。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊橋市で新築施工中のOさま邸。月末足場を外すことを目標に、外壁の工事が進んでいます。外壁の張り方は、いつもと同じスギ板押さえ縁仕上げ。1枚目のスギ板を9㎜目安で隙間をあけて貼っていきます。目安というのはスギ板は自然乾燥させていますがその後加工しても反ったりしていて寸法が完全に安定していないから。そこは既製品の外壁と違うところで、現場で調整していきます。今回の外壁はスギ板 キシラデコール ジェットブラック 全面塗装です。これまでの建物は無塗装、古美色などが多く採用されていましたので、弊社では初のお披露目です。弊社の施工例はこちらから。黒なので本当は焼きスギを使ってメンテナンスをより減らすこともいいかなと思いましたが、コストがかかってしまうのでキシラデコールを採用です。私は塗りたてのキシラデコールのべたっとした感じがあまり好きではありません。なんとなく既製品のような新品は美しい…的な要素を持っている気がします。2~3年経つと塗装のべたっとした感じが落ち着き、くすんだ見え方をしてくるので、キシラデコールで塗装した場合は2~3年後が完成形かなと思っています。そこから年数が経つと、徐々に色が抜けていくと思いますが経年変化もいい味わいだと思います。黒い外壁の賛否ですが、私はものすごくありだと思います。なるべく自然界にある色でなおかつおとなしく馴染むことが、住宅建築には必要だと考えます。敷地は購入したものではありますが、元々は地球の一部分を借り受けしているようなもの。自然の姿でいるのが一番なはず。樹木の木肌などよくみるとその色はイメージする茶色でなく、グレーや黒に近いものが多い。そのため、植栽をして緑が入ると建物はよりおとなしく、きれいに見えます。完成時期が寒い時期になるので、本領発揮出来るのは来年の春ころかな。そんな時期が楽しみです。

月末の内覧会に向けて。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊橋市南大清水町で施工させていただきましたKさま邸がもうすぐ完成します。外構工事が終わり、来週の植栽工事で完成いたします。お施主さまの楽しみをとっておくため、外観はまだお見せすることができません(汗) 内覧会に向けて少しづつ、家具や小物の設置をさせていただきました。この住まいは週末に予定している敷地内同居相談会と同じく、親御さんの敷地を分筆して計画した住まいです。敷地内同居の相談会はこちらから血のつながりがあるとはいえ、家族形態としては別になるので距離感と干渉については慎重な計画が必要だと思います。適度にお互いの存在を感じつつ、普段の生活はお互いの領域を侵さないことが大事。そういった距離感で住む場合、コストをかけず家をなるべくコンパクトにすることも重要だと考えます。今回の建物は29坪弱の住まいです。一般的には35坪ぐらいの建物計画する方が多いように思いますが、弊社では30坪以下の計画がほとんどです。(最近は3人家族、20坪を切る住まいも計画しています)小さくするにはコツがいるのですが、小さくなった分素材にコストをかけられ、将来のメンテナンスコストは抑えられるということです。詳しいことは内覧会でお話します。建物の大きさだけ聞くと難しそうな、『ランドリールーム』『土間収納』『パントリー』という奥さまが大好きな3種の神器的なことも計画に入っています。おまけに、毎日が楽しくなる明るい大きな洗面コーナーも備えています♪仮に写真を何枚か撮影しながら、ゆっくりしてみましたが距離感がとてもいいように思います。コンパクトなので〇帖っていう表現だけでいけば小さい。でも視線が抜けていくように、外とつながるように造っていますので、一般的な35坪の家より広く感じます。工夫次第で坪数はカバーでき、コストを抑えることが可能です。 コストを抑えた分は自然素材に使うのですが、この建物も無垢材、しっくいなど素材の妥協はしていません。様々なものの物価高により、建築コストも厳しくなる世の中ですが、そこを間取りで解決する。最近はなるべく小さい住まいがトレンドかなと感じてます。週末ぐらいには内覧会情報としてアップする予定です。みなさまの来場をお待ちしています。その他の施工例はこちらから。みなさま、よろしくお願いいたします。

造作か既製品か?費用を比較してみる。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。今回は造作工事のコストについて考えてみようと思います。一般的なイメージとして、『造作工事=高い』イメージを持たれるかなと思います。その反対に『既製品=安い』というイメージもよく聞くお話です。結論を先にお話しすると、それは間違ったイメージなのでせっかくなら造りましょうということになります。(弊社の場合だけかもしれませんが) 例として弊社の完成物件の造作を参考に費用を見てみましょう。この写真の場合は床材を使った造作テレビボードを材料ごとで分解してみます。幅は240cmほど。ネットで『無垢のTVボード 幅240cm』で検索。無垢のTVボードだと20万円~ぐらいでしょうか。(10万円しないものは無垢でなく突板か木柄シート貼りです)以下は写真の材料と制作費① 床材:約1坪分 約20000円② 下地と棚のラワン材:約30000円③ 床下エアコンのがらり:約35000円④ TVボードの引き戸:約18000円⑤ 大工手間:約40000円⑥ おまけの壁ヒノキリブパネル:約55000円TVボード合計:198,000円(税別)いかがでしょうか?ネットで販売している無垢のTVボードと同じかむしろ安く仕上がっています。壁リブパネルがなければ143,000円。寸法は全てオーダーで決めていますので自由自在、また床下エアコンのような特別なしかけも組み込むことが可能です。おまけにこのTVボードはベンチとして座ることもできるので多くの来客があった時にも活躍します。造作の方がよさそうに感じませんか? 別のシーンでも検証します。この写真も造作部分がいっぱいですが、ダイニングテーブルを検証します。弊社の丸テーブル(四角も可)は無垢のレッドオークハギ材というものを使って制作します。オーダーのため1㎜刻みで制作できます。今回の写真のテーブルは1040㎜。既製品では絶対ないサイズ。同じくネットで『無垢 丸テーブル 』で検索。(10万円台はほとんど突板貼り:突板とは薄い無垢板のことで厚さ2~3㎜、下地は合板などです)TVボードと同じく20万円を超えたぐらいからが相場です。造作丸テーブル:φ1040㎜ 172,500円(税別) いかがでしょうか?大きさが自由に造れて、家具を選ぶ手間もなく、建物にあった素材、オーダー家具でこの価格! 比較してみると造作を増やすことが、建物価格を高くしているわけではないことがわかります。こういった造作は建築屋側のアイディアも必要になりますが、比較してみていかがでしたでしょうか?もし注文住宅として建築を考えるなら、既製品に頼ることのない建物にしませんか?買い替えの心配をされる方、模様替えの心配をされる方がいますが、無垢は手入れがDIYで出来、経年による変化は新品にはない味わいになります。フルオーダーで建築を考えるなら、造作提案の多い会社をおすすめします。施工例はこちらから。 『こんなことできますか?』と聞かれますが『ほぼできます』。ないものを造るのが仕事だからです。ほかにも壁掛けのオリジナルフック8角形の末広がりのれん棒ほしいなと思ったものは、なんでも造ってしまいます。 遠慮せず、お声かけください。お問い合わせはこちらから。みなさまよろしくお願いします。

景色を楽しむ地鎮祭。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。先週末は2件の契約をさせていただきました。まだ着手まではお時間がありますので、打ち合わせはもちろんですが、お時間あれば引き続き内覧会に参加いただくと、これまでと違った視点でいろいろ思いつくこともあると思います。 岡崎市で契約いただきましたKさま邸は地鎮祭を執り行わせていただきました。奥行5mほどに対して間口が20mほどの横に長ーい住まい。そういった形状になったのはしっかりした理由があります。南側に向けて敷地が下っている点、またその南側がとにかく景色がいい点。南側道路はとても低い位置にあるため、車が通っても全く気になりません。また敷地南側もご自身の敷地で草も生えているので音も気になりません。道路を挟んだ向こう側はおかざき自然体験の森という、山が広がっていて景色はいいし、この先もおそらくずーっとこの景色。Kさまの住まいはこの景色を毎日眺めて過ごせます。人工的でない、自然のままの景色は毎日に心のゆとりをもたらしてくれることでしょう。自然に生えてくる草も自然のままでいいんじゃないでしょうか。建物は平屋のため、道路から見た際になるべく低く地を這うような形状をご提案。遠くの景色に対して建築が威張らないよう、おとなしく景色に馴染む住まいとしています。10月頃から基礎の着手できるかなと思います。Kさま、地鎮祭おめでとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。平屋を含む弊社の施工事例はこちらから。

敷地内同居のための相談会を開催します。
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最近ご相談が増えている、『敷地内同居』建て替えか?リノベーションか?離れを造るのか?実家を残しながら親子でいい距離を保つとにぎやかな三世帯となります。子育ての協力が得られ、共働きでも心配ありません。この相談会は、「これからの暮らし方」について一緒に考える、あなたのための相談会です。弊社代表で一級建築士の鈴木が対応させていただきます。ぜひ有効活用ください。
