COLUMNブログ
記事一覧(760件)
思い出の樹木を残して。
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豊川で施工中のYさま邸。先に旅立たれたお父さんが植えられたコウヤマキを残して計画した平屋の住まいです。平面の面積が大きいので基礎が大きければ、屋根の面積も大きい。弊社は登り梁を使わせていただくことがほとんどですが、理由は屋根の水平構面(屋根面の構造の強度)を強くしたいということと、きれいに見えない火打ち梁をなくすためです。そのため、屋根には床と同じように24㎜の合板を使わせていただいてます。耐力壁が大事なのは一般の方でも理解されていますが、耐震には水平面の強度もとても大事なものになります。合板の上にはいつものように、外断熱をし、防水処理をさせていただいた上に通気層を確保します。屋根面は二重の防水になっています。この手順を踏むことで万が一屋根から雨が漏れてしまったとしても、その下の通気層の部分で乾いてしまいます。 この時期は暗くなるのが早いので四時半過ぎには作業を終わらせていただきました。薄暗くなってしまいましたが、上棟式、無事執り行うことができました。お子様が楽しそうにしていただいていたのがとても印象的でした。Yさま上棟おめでとうございます。またたくさんのお気遣いありがとうございました。安全第一で工事を進めてまいりますので引き続きよろしくお願いいたします。どんどん変わっていきますので、なるべく現場に足を運んで建築を楽しんでください。
テーブルも合わせて。
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来週末に内覧会をさせていただく豊橋のTさま邸。外部はお庭の工事が終わりました。植栽が終わると、建物に命が宿るような感じがしとても華やかになります。住まいの中は制作建具の設置、また造作の家具が運び込まれました。今回はデイベットの制作と、ダイニングテーブルの制作もさせていただきました。間仕切りの作業台と同じレッドオークの丸テーブル。費用は一般的に売られている無垢ハギ材のテーブルと同じくらいか、もしくはお値打ちかも。統一感もあるし大きさが自由に設定できますので、ダイニングテーブルの制作はおすすめです。それから気密測定も行いました。・・・・がちょっとトラブルがありまして来週もう一度測定させていただくことになりました。 現場に何度も足を運んでますが、行くたびに楽しさを感じるとてもいい建物になったと思います。内覧会の予約を受け付けていますのでご興味のある方は早めにご予約ください。ご予約はこちらから。
はじめまして。
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初めまして、設計アシスタントの鈴田です。4月からニコハウス設計室に入社しました。1歳と4歳の子供を育てる母でもあります。自然が好きなのでよくキャンプに行っていました。自然に癒され、いろんな体験ができたらと思います。 6月から新建ハウジング、飯塚豊の工務店設計塾 第五期に参加させていただいております。間取りから考えるのではなく、屋根から考えるという今までのやってきたこととは全く違い、毎回勉強になり、自分なりに吸収してきました。それと同時に代表(鈴木)からも居心地のいい場所とはという話や構造についてたくさんの知識を頭に詰め込んで日々レベルアップしております。毎回の講習終了後学びを踏まえて課題プランに取り組み、約30社の方がプランを提出し、講評を受けるというもの。受講者の投票もあり、緊張感のある塾です。今回の提出プランがこちら。周辺環境はあまり特徴がない住宅街。その中で敷地全体を活かし、楽しいプランにしようと心がけました。過去4回ノミネートもされませんでしたが、5回目の今回はなんと飯塚賞を受賞することができました!これまでの学びが活かされました! 来月で最後となりますが、学んだことを最大限に活かせるよう今後も頑張りたいと思います。
11月の新築内覧会のお知らせ
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春先より施工させていただきました『毎日に楽しさを届ける住まい』にて,住まい内覧会をさせていただくことになりました。若夫婦の住む離れのような住まい。徹底的に愉しめる住まいにしようということで、見どころがたくさん。□ 寝転がって星空を眺めるための草屋根□ 雨の日でも楽しめる外キッチンのある半屋外空間□ たくさんの家族が来ても居場所のある空間弊社でよく使われる仕上げ材、外壁材をご覧いただけます。外壁は無塗装の杉で仕上げていますので、貼り終わってから約3か月。どんな感じになるのか?がご覧いただけます。22.6坪と非常にコンパクトですが来ていただけたら、その方がいいなということに気づかれると思います。一般的な30坪の住まいより広く感じていただけるはずです。コンパクトに作ることで、予算を抑えつつ、素材感のある経年美化を感じられる住まいとなります。ご自宅が一番楽しく!という住まいにされたい方はぜひご参考になさってください。 予約が多く、お断りした方もいますので、お施主さまにお願いし、あと2日間のみ開催させていただきます開催日程:11月18日(土)、19日(日)開催時間:10:00~16:00 ※各1時間枠 1日5組限定※終了いたしました規模延床面積 74.95㎡(22.6坪)空調計画第一種熱交換ダクト式換気冬用:床下エアコン 6帖用サイズ夏用:小屋部分 エアコン 6帖用サイズ住宅性能 (設計住宅性能評価取得)耐震性能:許容応力度計算による耐震等級3断熱性能:Ua値 0.36 外断熱工法気密性能:C値 0.31住宅性能 (設計住宅性能評価取得)耐震性能:許容応力度計算による耐震等級3断熱性能:Ua値 0.36 外断熱工法気密性能:C値 0.31
電気配線の打ち合わせ。
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岡崎市で施工中のIさま邸。距離がありますので忘れ物をしないように気を付けて現場に向かってます。棟上げ作業から約二週間が経ち、サッシがつき、防水工事がほぼ終わりました。雨が降っても安心な状態で、電気配線打ち合わせを行いました。1階は吹き抜けのおかげで奥まで明るく気持ちのいい空間になっています。あらかじめ配線打ち合わせの予習をしていただきましたので順調に進みました。ネット上では、コンセントは多めに…、後から後悔しないよう…、など書かれていますが、多くつけても使うことはないでしょう。きれいな壁がコンセントだらけになってごちゃつき、空間をきたなく見せてしまいます。壁のスイッチは一般的に床から1.1~1.2mぐらいの位置につけますが弊社では床から0.9mのところにつけます。低いのでびっくりされますが、子供が届くし、何より目線に入りにくい高さなので空間がきれいに見えます。あとはなるべく目立たない位置に、そっとつけておくことが美しい空間にするコツです。コンセントはないと困りますが、悪目立ちは禁物です。外部は、杉板が貼られこれからウッドロングエコのDIY塗装が待っています。全面ではないので、おそらく1日、2日程度といったところでしょう。でも普段やらない作業なのでどっと疲れると思います。Iさま、塗装よろしくお願いいたします。次に現場確認に行く頃には塗装終わってるかな?。
しっくい塗りまであと少し。
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豊橋市で施工中のOさま邸。お施主さまのDIYで壁塗装をしますが、下地となる紙クロスが仕上がりました。壁が白くなりましたので、ほぼほぼ完成イメージに近くなりました。窓の数が10個ほどの住まいですが、奥行きを感じられるような窓配置にしてあるため、暗さは感じません。陰影があり、空間はしまって見えます。玄関ポーチの工事が終わり、昨日はキッチンのタイル工事が進んでいました。いよいよ週末からOさま、DIY塗装スタートです。終わらないとお引渡しができませんので、気合を入れてしっくい塗装よろしくお願いいたします。とにかく丁寧な養生が大切です。
完成に向けて。
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豊橋市で施工中のTさま邸。11月の完成、内覧会に向けて仕上げ作業が進んでいます。外構は植栽工事に入りました。この時期は落葉樹が寂しくなってしまうので、見た目も緑が少なく寂しい。華やかになるのは来年の春先。しばらくは我慢ですね。解体前からあった石は、そのまま置いてあっても、もったいないのでデッキへの沓脱石として再利用いたしました。石も居場所ができて、うれしそうです。掃除を頑張って、手直しをしたらみなさんにご覧いただけるようになります。完成まであと少し。Tさま引き続きよろしくお願いいたします。水草とメダカの準備をお願いいたします(笑)
来週の上棟に向けて。
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豊川で施工中のYさま邸。Yさまには明日から大工さんってお伝えしていましたが、平屋で大きいため、本日より墨だし作業に入りました。34.5坪と最近の弊社の建物では大きいほうです。それが平屋なので基礎が倍なら、土台も倍の数量になるので、墨だしもいつもよりも時間がかかります。墨だしというのは土台を正確な位置に設置するための目印となるもの。図面上はまっすぐ、直角に書いていますが現場はそうはいきません。基礎でも数ミリ程度は誤差があるにきまってます。それを正すのも大工さんの仕事。私は設計士なので、できませんが、大工さんはお手の物です。明日には現場にトラックが到着し、土台が搬入されます。最近は天気も良く、外仕事にはもってこいのいい季節。雨も少ないし、気持ちいい現場となりそうです。来週の上棟作業に向けて工事は順調です。Yさま引き続きよろしくお願いいたします。遠慮なく、じゃんじゃん見に来て、建築を楽しんでください。
耐震等級3の建物荷重は正しいか?
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住まいを計画する際にはみなさま、基準とされている耐震等級3どの会社も耐震等級3でやるのが当たり前のような世の中になってきました。 今回のテーマは『耐震等級3はすべて同じ?』なのかについて。結論を先にお話しすると耐震等級3はすべて同じ強さではありません。 耐震等級3には構造に配慮して造られたもの、無理やり後付けで造られたものの2パターンに大きく分かれます。 配慮して造られた建物の特徴は①屋根から1階まで柱が通っている箇所(通し柱でなくてOK)が3.64m角以内にある②小さな梁や無垢の梁材が多い(コストが少ない)③下に柱のない梁の上には耐力壁や筋交いが少ない無理やり後付けの耐震等級3の場合(等級3はいい住まいができないと考えているケース)①屋根から1階まで通る柱が少ないまたは、ずれている②大きな梁や集成材、LVLで造られた梁が多い(コストがかかる)③下に柱のない梁の上に耐力壁や筋交いがたくさんある梁の大きさというのは支える荷重によって大きさが変わります。屋根の重さ、梁の重さ、天井・壁の重さ、床の重さ(本棚などは重いよ)、配慮する荷重がたくさんあります。荷重をなるべく素直に屋根から地面に伝えることが大事。『重さ』についてですが、許容応力度計算をする際の『重さ』は計算者によって任意に設定できます。その『重さ』について極端に軽くなければ審査機関で指摘を受けることもありません。(汗)適切な『重さ』を設定しているか、軽くしているかによって厳しさは違うわけです。 例えば弊社が使っている構造計算ソフトの屋根の初期値は1㎡あたり約34kg私が手計算で弊社の屋根構成の重さを計算してみると1㎡あたり約69kg倍近く違います。太陽光があればさらに15kgほど追加します。初期値でやれば梁が小さく設計できます。 最初から構造に配慮していると荷重によって梁の大きさが極端に大きくなることはありません。梁は床荷重を支えるのみになり、屋根などの荷重を支えないからです。無理やり後付け耐震等級3の場合は、梁を大きくして対応します。梁を大きくしても対応できない場合は梁材の種類を強度の高いものに変えます。だから構造表しなどは樹種がそろわずちぐはぐになります。もしかして、軽い加重で計算していたら…と思うとぞっとします(涙)梁が大きくなると、構造コストもかかってしまうため、結果的に計算していないほうがコスト的にも不利なんじゃないかなと思います。 もう一つ『たわみ』というのがありまして、長いこと荷重を受けるとその重さで梁の真ん中あたりが沈んでしまうというもの。梁の場所によって基準値は違いますが例えば3640の間口なら12㎜~18㎜ぐらい。でも部屋の真ん中で18㎜も沈んだら扉に支障がでそうです(汗)18㎜でも計算上はOKですが弊社では7㎜を許容範囲として計算しています。建物の荷重のお話でしたが、依頼先任せになりますので心配な方は『重さ』について聞いてみましょう。あなたの住まいの屋根は㎡あたり、何kgですか?
35坪を27坪に。
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豊橋で建築計画中のOさま邸。先日、初回の計画案を提出させていただきました。いつもなら模型の写真を載せますが、完全に取り忘れました(汗) お問い合わせいただいた際には、すでに他社で計画案から見積まで進まれていたそうです。ただ、要望と予算のすり合わせの段階でどんどん家が小さくなっていき、主寝室が3帖とかになってしまったようで、何か違うな?ということで来られました。今回の敷地は久しぶりの分譲地の平坦な北側道路敷地。一般的にプランすると道路側(北側)に玄関を持ってきて廊下的な部分がとても長くなります。私は土地に合わせたプランをさせていただきますので、今回の敷地にそれは当てはまらないと思いました。木視率が多い(木の面が多い)内装が希望のため、予算がかかってきますのでなるべく廊下を少なくし、素材に予算をかけたい!そういう内装なら壁はしっくいにして、しっとりさせないと…といろいろ勝手に考えましてぎゅっとコンパクトにしました。要望は35坪から40坪ということでしたが、それでは素材に予算がかけられません。得意技を使い、プランをぎゅっと27坪で計画しました。でも寝室はちゃんと6帖あります(笑)要望いただいた内容はほぼ入れさせていただきました。ご提案の際には喜んでいただき、私もうれしかったです。Oさま、お打ち合わせありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。またプランのお返事もお待ちしています♪
開く間戸は気持ちよく。
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豊橋で施工中のOさま邸。ようやく足場が外れ、仕上げ工事の準備ができました。コンパクトな住まいですが大屋根の表情がかわいらしいなと思います。また木外壁のおかげで景色に馴染みます。足場がとれましたので、現場ではデッキの工事が進んでました。(もう完成してますが…)屋外は来月ぐらいから外構工事が進み、落葉樹が寂しくなった状態で植栽工事もすすみます。廻りに緑がありますが、暑い夏には木陰を落とし、寒い冬はしっかり日射を取り入れる落葉樹は重要です。室内は紙クロスが貼られるのを待っています。この建物の窓は一般的な住まいに比べ少なめですが、陰影を大事にしているためです。そうはいっても明るい部分も必要なので南東方向は日本家屋らしい間戸の考え方を採用し、全開口となっています。明るければいいってものでもなく、影があることで明度差が生まれ、空間のメリハリがつきます。あんまり窓ばかり取って明るくしすぎると、小学校の教室のように一様な明るさとなり色気がなくなってしまいます。12月の完成に向けて工事は順調です。師走で忙しい12月半ばころになりそうですが、内覧会もさせていただきますのでご興味あれば覚えておいてくださいね。11月下旬にはホームページ等で案内いたします。クロスが貼り終わると、お施主さまによるDIYしっくい塗装が始まります。Oさま、準備運動しっかりとしておきましょう(笑)
秋晴れの棟上げ作業。
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岡崎市で施工中のIさま邸。曇天の日は早々にキャンセルして、昨日秋晴れの中上棟作業をさせていただきました。弊社より遠方のため、忘れ物をしないように、そしてとにかく段取りよく。ということで棟梁も頑張って、とてもスムーズに作業が進みました。少し暑いぐらいでしたが、気持ちのいい秋晴れ。上棟作業の似合う青空で写真でみても気持ちがいい。一般的な屋根の作り方と違って、弊社の屋根はとても手間がかかります。一般的な屋根の手順垂木をかける→野地板を貼る→終了弊社の屋根の手順登り梁→屋根の厚物合板→1重目断熱材→気密→2重目断熱材→気密→軒先防水→通気垂木→野地板を貼る→終了この工程を経ることでずっと安心の建物につながると考えています。週末に雨が控えていますのでそれまでに構造用面材を貼り、濡れないよういったんブルーシートで覆います。週明けからは壁の外断熱工事。来週末には完全防水できますので、その後は雨でも安心。 Iさま上棟おめでとうございます。またたくさんのお気遣いもありがとうございます。安全第一で進めてまいりますのでひきつづきよろしくお願いいたします。電気配線打ち合わせまでの宿題、さぼらないようにしてください(笑)