COLUMN住まいの情報
スタッフブログ(527件)
記事一覧へスタッフ自邸の上棟作業。
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設計アシスタントの鈴田です。先日、自宅の上棟を無事することができました。一生に一回の自宅の上棟。全体を低く抑えた平屋なので大工さんたちも作業がしやすいように感じます。足場の上から見渡すと昔からある瓦屋根の切妻が多い地域。改めて平屋のシンプルな切妻屋根にしてよかったなと感じました。弊社ではなるべくシンプルな構造とするために、棟木を支える柱が数本室内に出現し、あとは無柱の大空間というのがよくある光景。外断熱のため、屋根の水平構面が出来上がると梁表しの室内天井が仕上がります。9:30の様子屋根の合板が貼らると、弊社の特徴でもある屋根の外断熱の工事に入ります。室内側には断熱を入れない方法をとっていますのでとても重要な工程です。大工さんが断熱材を張っている間にも気密確保のため、部材同士の接合部分などはテープで気密処理していきます。お昼前には断熱材も全部貼り終えました。が突然の大雨、、この日は天気が変わりやすく、雨レーダーもあてにならないくらいで現場監督としてはとても不安でした。お昼はせっかくなので大工さんと一緒にお弁当を食べました。初めてこの家で食べるご飯です。娘たちも大工さんにお茶を渡したり、お手伝いできて貴重な体験でした。普段お世話になっている大工さんたち。施主となり感謝の気持ちを伝え、上棟の振る舞いができうれしかったです。16:30頃には待ってくれていた、板金屋さんが屋根防水となるルーフィングを敷いてくれ、一安心です。上棟式と隅もちを投げ、無事終えることができました。来週にはメインとも言える木サッシが入り着々と進んでいきます。

黒い木外壁。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊橋市で新築施工中のOさま邸。月末足場を外すことを目標に、外壁の工事が進んでいます。外壁の張り方は、いつもと同じスギ板押さえ縁仕上げ。1枚目のスギ板を9㎜目安で隙間をあけて貼っていきます。目安というのはスギ板は自然乾燥させていますがその後加工しても反ったりしていて寸法が完全に安定していないから。そこは既製品の外壁と違うところで、現場で調整していきます。今回の外壁はスギ板 キシラデコール ジェットブラック 全面塗装です。これまでの建物は無塗装、古美色などが多く採用されていましたので、弊社では初のお披露目です。弊社の施工例はこちらから。黒なので本当は焼きスギを使ってメンテナンスをより減らすこともいいかなと思いましたが、コストがかかってしまうのでキシラデコールを採用です。私は塗りたてのキシラデコールのべたっとした感じがあまり好きではありません。なんとなく既製品のような新品は美しい…的な要素を持っている気がします。2~3年経つと塗装のべたっとした感じが落ち着き、くすんだ見え方をしてくるので、キシラデコールで塗装した場合は2~3年後が完成形かなと思っています。そこから年数が経つと、徐々に色が抜けていくと思いますが経年変化もいい味わいだと思います。黒い外壁の賛否ですが、私はものすごくありだと思います。なるべく自然界にある色でなおかつおとなしく馴染むことが、住宅建築には必要だと考えます。敷地は購入したものではありますが、元々は地球の一部分を借り受けしているようなもの。自然の姿でいるのが一番なはず。樹木の木肌などよくみるとその色はイメージする茶色でなく、グレーや黒に近いものが多い。そのため、植栽をして緑が入ると建物はよりおとなしく、きれいに見えます。完成時期が寒い時期になるので、本領発揮出来るのは来年の春ころかな。そんな時期が楽しみです。

月末の内覧会に向けて。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊橋市南大清水町で施工させていただきましたKさま邸がもうすぐ完成します。外構工事が終わり、来週の植栽工事で完成いたします。お施主さまの楽しみをとっておくため、外観はまだお見せすることができません(汗) 内覧会に向けて少しづつ、家具や小物の設置をさせていただきました。この住まいは週末に予定している敷地内同居相談会と同じく、親御さんの敷地を分筆して計画した住まいです。敷地内同居の相談会はこちらから血のつながりがあるとはいえ、家族形態としては別になるので距離感と干渉については慎重な計画が必要だと思います。適度にお互いの存在を感じつつ、普段の生活はお互いの領域を侵さないことが大事。そういった距離感で住む場合、コストをかけず家をなるべくコンパクトにすることも重要だと考えます。今回の建物は29坪弱の住まいです。一般的には35坪ぐらいの建物計画する方が多いように思いますが、弊社では30坪以下の計画がほとんどです。(最近は3人家族、20坪を切る住まいも計画しています)小さくするにはコツがいるのですが、小さくなった分素材にコストをかけられ、将来のメンテナンスコストは抑えられるということです。詳しいことは内覧会でお話します。建物の大きさだけ聞くと難しそうな、『ランドリールーム』『土間収納』『パントリー』という奥さまが大好きな3種の神器的なことも計画に入っています。おまけに、毎日が楽しくなる明るい大きな洗面コーナーも備えています♪仮に写真を何枚か撮影しながら、ゆっくりしてみましたが距離感がとてもいいように思います。コンパクトなので〇帖っていう表現だけでいけば小さい。でも視線が抜けていくように、外とつながるように造っていますので、一般的な35坪の家より広く感じます。工夫次第で坪数はカバーでき、コストを抑えることが可能です。 コストを抑えた分は自然素材に使うのですが、この建物も無垢材、しっくいなど素材の妥協はしていません。様々なものの物価高により、建築コストも厳しくなる世の中ですが、そこを間取りで解決する。最近はなるべく小さい住まいがトレンドかなと感じてます。週末ぐらいには内覧会情報としてアップする予定です。みなさまの来場をお待ちしています。その他の施工例はこちらから。みなさま、よろしくお願いいたします。

景色を楽しむ地鎮祭。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。先週末は2件の契約をさせていただきました。まだ着手まではお時間がありますので、打ち合わせはもちろんですが、お時間あれば引き続き内覧会に参加いただくと、これまでと違った視点でいろいろ思いつくこともあると思います。 岡崎市で契約いただきましたKさま邸は地鎮祭を執り行わせていただきました。奥行5mほどに対して間口が20mほどの横に長ーい住まい。そういった形状になったのはしっかりした理由があります。南側に向けて敷地が下っている点、またその南側がとにかく景色がいい点。南側道路はとても低い位置にあるため、車が通っても全く気になりません。また敷地南側もご自身の敷地で草も生えているので音も気になりません。道路を挟んだ向こう側はおかざき自然体験の森という、山が広がっていて景色はいいし、この先もおそらくずーっとこの景色。Kさまの住まいはこの景色を毎日眺めて過ごせます。人工的でない、自然のままの景色は毎日に心のゆとりをもたらしてくれることでしょう。自然に生えてくる草も自然のままでいいんじゃないでしょうか。建物は平屋のため、道路から見た際になるべく低く地を這うような形状をご提案。遠くの景色に対して建築が威張らないよう、おとなしく景色に馴染む住まいとしています。10月頃から基礎の着手できるかなと思います。Kさま、地鎮祭おめでとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。平屋を含む弊社の施工事例はこちらから。

建築コスパがいい。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。豊川で施工中のMさま邸。現在DIYによるしっくい工事が少しづつ進んでいます。一般の方は『塗装が大変』という思い込みがあるのですが、実は『養生が大変』なんですよね。Mさまともお話をしましたが、養生がとてつもなく地味で時間がかかるということで苦労されてました。最初は寝室からやってみますということでしたが、きれいに塗っていただきました。下地に紙クロスを貼ってしまうので写真の見た目としてはあまり変わり映えがないのですが、しっとりした空間に変わっていました。光が当たった時の壁の表情があきらかに変わります。木視率(木の見える面積の比率)が高いので落ち着きのある包まれたやさしい空間に変わります。Mさまの休憩の邪魔をしながいろいろお話をさせていただきましたが、弊社に決められた印象をいろいろ伺いました。そこで私たちが気づかなかったこと『建築コスパがいい!!』ということ。弊社の場合、基本的には新建材と呼ばれる材料を使わずすべて自然素材で施工し、扉などもすべて制作します。外壁など外廻りも、木外壁やそとん壁などの自然素材を使い施工します。それは将来のメンテナンスコストや手入れのしやすさを考え、また年数が経った際に経年美化を感じられる住まいに住んでいただきたいから。『フルオーダーの自然素材を使った家なのに思ったほど費用が掛からない。』これは私たちが気づかない事実でした。ちょっと自信が付きました。ということは廻りから弊社の建物を見た際には、相当な費用がかかっているのでは?と思われているのかもしれません。そのあたりは、コストを抑えての家づくりの努力を弊社はもちろん、場合によってはお施主さまにもしていただき、コスパのいい住まいを造っています。今回のMさまも建築工事に参加し、職人として外壁の塗装としっくいの塗装をされています。コストだけでなくわが家への愛着とその先のメンテナンスを覚えるという意味でもとてもいいことだと思います。自然素材といいながら床だけ無垢でビニールクロスを貼ってしまうなんてことはよくあることに思うのですが、それをさせない『コスパの良さ』が弊社にはあるようです♪Mさまのしっくい工事はまだ始まったばかりですが、仕事を振り返っている暇はありません。やっていれば必ず終わりが見えてきます。根気よく引き続きしっくい工事よろしくお願いいたします。仕上がり楽しみにしています♪

地鎮祭に向けて。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。これから岡崎市で着工予定のKさま邸。もともとが畑の敷地なので、この夏の間に草はみごとに成長しボーボーになっていました。Kさまの努力で草刈を終えていただき、週末の地鎮祭に備えました。当日ではバタバタして間に合わないかもしれないということで、地縄張りに行ってきました。南側に向かって下っている敷地なのですが、その先が道路なのを感じさせない高低差があり、さらに遠くの山々が見えます。こんなにいいロケーションの敷地はこれまでなかったので着工前からものすごーくワクワクしています。絶景の敷地をいかすため、またKさまの要望もあって東西に長ーい建物の計画になります。どの部屋からも南のロケーションを楽しめるうらやましい計画。普段使う道路の方が高いので、なるべく地を這うような設計として、低く低く抑えています。道路からみると2mを切るぐらいに見えてくるので、下手な目隠しの塀よりも低く、威圧的でない建物になります。迷われていた外壁は、弊社で一番人気の木外壁の納まりそうです。弊社の施工例はこちらから。また一つご近所にも喜ばれる木の香りのする住まいが出来上がります。何度も来ていますが、草を刈っていただいたので念のためもう一度高低差の確認。現在は建築許可の申請待ちですが、順調にいけば10月ぐらいには着手できるかな?!Kさま草刈お疲れさまでした。週末の地鎮祭よろしくお願いします。

雑誌掲載のお礼 その2。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。台風の影響で中止にした暮らし内覧会でしたが、『できたよね』という天気で少し残念でしたが、そのおかげでゆっくり休むことができました。また時間ができたので、雑誌掲載のお礼のため、Tさま邸に伺ってきました。 建築知識 ビルダーズNO.58 子供を伸ばす住宅設計術というタイトルで全国の書店でも販売されています。リビングで家族とつながる子ども部屋の例として掲載。ビルダーズの購入はこちらから。子育てをされている方々の住まい計画にはとてもいい内容なのでぜひご覧ください。お施主さまにご協力をお願いし、何枚か取っていただいた写真。インスタで投稿いただき、見た瞬間にほっこりするいい寝起き写真。これは家族でないと絶対にとれない、とてもいい顔。光の入り方がきれいで、連続窓による奥行き感もあって選ばれたのだと思います。1つ前のブログのOさま邸でもお子様が熱心に自分の映っているページを眺めていましたが、Hくんも一緒。私は子供がすでに大きいので、小さな子を見ると孫を見ているかのような気持ちになり、癒されます(笑)本を見飽きると家の中を少し案内してくれました♪ この住まいは23坪ほどでとてもコンパクトに出来ているのですが、視線が抜けること、居場所がそれぞれ確保されているのでどこにいても落ち着きます。南側は倉庫があり、日中の日射が望めないので、吹き抜け上部から光がふりそそぐ設計になっています。小さな住まいにふれるたびに感じることは『これぐらいでちょうどいい』ということ。最近は小さな家に、とても大きな魅力を感じています。小さな家は、お子さまが巣立った後、ご夫婦だけになっても無駄なスペースが残りません。それぞれの書斎のようなスペースや収納ができ、有効活用できます。これが35坪を超えるような住まいだと、とにかく部屋が余る。よく聞くのが2階は誰も使っていないという事実。建物が大きいと中古として売ることや、賃貸で貸すという選択も難しくなります。一方、小さな家は3~4人家族なら十分住めますし、誰も使わなくなったとしても、貸したり売ったりもしやすくなります。空調する空間が小さいと光熱費が抑えられ、メンテナンスする面積も小さくて済みます。小さな住まいを建てたい方 お問い合わせはこちらから。私がもう一度建てることがあるならば、大きすぎない土地に20坪を切った小さな家をちょこんと建て、廻りに雑木林を造るだろうなと思います。 話が小さな家のススメみたいな内容になってしまいました(汗)小さな家を含む施工例はこちらから。Tさま撮影のご協力ありがとうございました。つらいことがあった時はこの写真を眺めて癒されたいと思います。行くたびに感じるのですがあいかわらずいい住まいだなと…。皆さんからの評判もとてもいい住まいなので、またぜひ暮らし内覧会をお願いします。 急な訪問でしたがいつもこころよく迎えてくれるTさまに感謝。いつもゆっくり滞在させていただき有難うございます。

雑誌掲載と見学会のお礼。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。台風の影響により、お客様の安全に配慮し中止にした暮らし内覧会を開催予定だったOさま邸。心配されていた台風の影響がそれほどでもなかったため、予定いただいたことに対してのお礼ともう一つの目的でおうちに遊びに行ってきました。雨を期待してお伺いさせていただきましたが、到着の時には降っていませんでした。雨が楽しめるようにと、この住まいは雨どいが切りっぱなしになっていて、雨の日限定の滝があらわれます♪わかりにくいのですが、雨どいの先は庭。雨の日だけでなく、晴れの日でも屋根に水をかけて楽しんでいるそうで、設計者として提案させていただいたことをすごくうれしく思いました。普通に住まいを提案するだけでなく、こういった遊び心をいれるのはニコハウス設計室ならではかなと思います。この雨どいの楽しさを体感したかったことと、もう一つ。先日発売した建築雑誌、建築知識ビルダーズのNO58号の掲載報告とお礼です。弊社の実例を2つ載せていただきましたがそのうちの一つがこのOさま邸。7月頃にちょっとした不具合があり、お伺いした際に私がスマホで撮った写真。子供が片付けやすい収納例として掲載されています。ビルダーズの購入はこちらから。子供を伸ばす住宅設計術というタイトルで全国の書店でも販売されています。子育てをされている方々の住まい計画にはとてもいい内容なのでぜひご覧ください。お子さまも真剣なまなざしで我が家の記事を見てくれてました(笑)なかなか全国紙にのることはありませんので、Oさまたちも喜んでいただけとてもうれしく思いました。天候のせいとはいえ、暮らし見学会ができなかったことは大変悔やまれます。でも今後の個別の案内も快く快諾していただけましたので、ご興味ある方は『石巻本町の家見たいよー』と言っていただければ、Oさまにアポどりさせていただきます。お問い合わせはこちらから。みなさま遠慮なくお声掛けください。私がいる中でも常に自然体のお子様たち。上り下りするだけの階段ではもったいないからと、あえて建物の中心に階段を設置させていただきましたが、ちゃんと居場所になっています。想定していた使い方ですが、座れる場所があると、本能でゆっくりする場所にかわります。 Oさま今日はありがとうございました。ゆーっくりお話させていただきましたが、ご家族で住まいを楽しんでもらっているのが本当にうれしい。いついっても気さくに迎え入れてくれてありがとうございます。個人的にもとても気に入っているOさま邸。また甘えて暮らし内覧会お願いをさせていただくと思いますが懲りずに引き続きよろしくお願いいたします。

来月の内覧会に向けて。
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一級建築士でニコハウス設計室 代表の鈴木です。今週末の暮らし内覧会、とてもいい空間なのでみなさんに披露したかったのですが台風の中は危険だと判断し、中止させていただくことになりました。ご予定いただいた皆様、ごめんなさい。今後も内覧会を予定していきますので引き続きニコハウス設計室をよろしくお願いいたします。 来月完成予定の豊橋市のKさま邸。先日完成前の気密測定を行わせていただきました。弊社では施工時の気密測定はせず、完成時のみ行っています。『大丈夫?』と心配されますが、施工時は自社検査にて気密をチェックしていますので問題ありません。それでも完成までにはエアコンが付き、インターホンがつき、…などたくさんの外部との貫通部が存在しその機器設置が進みますので、より正確な完成時の測定にこだわってやっています。一般的に気密測定は家の中を『負圧』にすることで測定します。気密が悪い家だと測定器が大きな音をたてて家の中を負圧にします。気密がいい家だと測定器はおとなしい音をたてて微風で家の中を負圧にします。何が違うかというと、風の影響を受けやすいか、受けにくいか。力いっぱい動いている場合の気密の悪い家は、風の影響が出にくく、微風で測定する気密のいい家は風の影響を受けやすい。だから弊社のように気密がいいと風の強い日は絶対に計れません。今回も複数回チャレンジして、結果を確認しました。1回目 C値 0.252回目 C値 0.143回目 C値 0.20同じ機械で計ってもこれだけ違います。スキマでいうと1回目 23平方センチ2回目 13平方センチ3回目 19平方センチ多いのと少ないので10平方センチ違います。このぐらい違うのだから気密についてはあまり細かいことは言わず、大きな気持ちで0.3以下ぐらいなら…と受け止めておくことがいいでしょう。そうでない場合は、無風の日を狙って測定するのかなと思います。今回はグラフがきれいに描けたC値 0.20で報告書を出していただくことにしました。住んでいく上で、この微妙な差を気にするよりは、もっと気にすることがたくさんあるんじゃないか…。この住まいは23号バイパスから降りてすぐ。南大清水町という場所にあります。9月末には内覧会を予定していますので、みなさまのお越しをお待ちしています。弊社は木をふんだんに使った木造らしい住まいを造っています。施工例もぜひ参考になさってください。施工例はこちらから。特徴的な木の外壁があったら、それはきっとニコハウス設計室の仕事です。建築工事中から木の香りがして歩行者の方たちも癒される住まい。いかがですか?

電気配線でお伝えすること。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。台風が近づいていますので、みなさま十分な養生と安全の確保をよろしくお願いいたします。 先週末、豊橋市で新築施工中のOさま邸で電気配線の打ち合わせをさせていただきました。最近までずーっと暑かったため、はやめにしましょうということで朝8時からの打ち合わせ。私自身は朝5時ころには起きてますので、早い時間の打ち合わせは大歓迎です。南北に長い敷地で東西は建物が迫っている、分譲地にありがちな北側道路の住まい。幸い、南側は敷地境界から離れたところに新築の平屋が建っているため、将来的に大きな環境の変化はなさそう。お隣側は、窓を開けても外壁が見えるか、もしくはお隣の窓が近づくだけなので窓を設けない計画です。開口部を絞ってあるので、明度差により南の開口部がより美しく見えます。電気配線打ち合わせでは、使い勝手中心で考えてしまいがちですが、そこは私たちプロの方で『見え方』の部分のお伝えもしながら進めていきます。『見え方』というのは壁面をどのようにきれいに見せるのかということ。使い勝手だけを考えて、やたらとコンセントやスイッチを設けると見せるための壁が美しい『見え方』をしません。過去の物件もお伝えが悪くそういった反省は少なからずあるのですが、様々な視点に配慮し配線位置を決めていきます。 もうひとつ照明計画はとても大事。明るくするために、たくさんのダウンライトをつけるということはしていません。照明は適度な明るさにし、必要な場所が明るくなるように計画することが居心地をよくするコツ。煌々と明るい部屋はゆっくり休むというよりも活動的な部屋になってしまいます。Oさま邸は天井に木板を貼りますので、天井面はなるべくいじめずにきれいなままにしておきたい。今回は壁面が少ないため、フロアスタンドなどを多用する計画といたしました。フロアスタンドのコンセントを壁スイッチで入り切り出来るようにしておくと使い勝手も良くなります。2階は個室になりますが、弊社がよくやる構造表し天井なので、1階と同じく天井には一切照明を設けず、壁面にて対応します。建築はどうしてもわかりにくいお話になってしまいますが、しっかり理解していただけるOさま。いつもお気遣いの飲み物ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。防水処理は終わっていますので、台風がきても大丈夫です。ご安心ください。

設計が上手になるために。
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一級建築士でニコハウス設計室代表の鈴木です。先週末、スタッフと一緒に横浜東京出張に行ってきました。私はその1日前に茨木県へ前のりし、高校の娘のPTA役員の関係でPTA全国大会というものに参加してきました。愛知県からの遠征ですが、全国からPTAの方々が参加し、水戸駅はあきらかなオーバースペックになってました。参加が6000人ぐらいでみんなほぼ一緒に移動するから宿も、駅も、お土産売り場も大変でした。たくさんのありがたいお話を聞き、スタッフの元へ二日酔いで向かいました(汗) 3年ほど前から定期的に参加させていただいている、建築家 飯塚豊さんの工務店設計塾のための遠征。先に到着しているスタッフは図面課題の発表。今回は残念ながら優秀な賞には選ばれなかったようですが、半年間の学びを経て計画が上手になり、今後の皆様への提案はよりよいものが期待できそうです♪ 私の本番は遠征2日目の実物件見学。住宅をやっている設計士なら必ず知っている永田昌民さん。最初に自邸の見学をさせていただきました。 平面計画はとても単純で無駄が一切ないコンパクトな住まい。何度も本で見ていた建物ですが、実際に訪れてみるとしっとりした空間の良さに、屋外の暑さを忘れてしまうような心地よい空間が広がっていました。1つ1つの窓の位置は無駄がなく、抜けるように設計されています。ソファーに座らせていただいたり、椅子に座らせていただいたり、そこから見える景色など、実物件を見て初めて分かることがたくさん。天井の高さ、間の取り方がとてもちょうどいい。華美でなく心地よさとはこういうものとうことを実体験できたように思います。 2件目は相羽建設さんの住まいで同時期に永田さんが設計された住まい。こちらはスキップフロアで空間をつなげた住まいで同じくとてもコンパクト。リビング空間がより掘り下げられていて、外をより近くに感じら心地よい。 平面計画はこちらもとても単純です。平面計画と構造計画は単純なほど良い。ここ数年様々な物件を見てきて共通していること。複雑なほど無駄な空間やお金がかかることが増え結果的に魅力ではなくなるように感じます。 3件目も相羽建設さんの住まいで家具デザイナー小泉誠さん設計の住まい。小泉さんの設計物件は初めてだったので、とても新鮮。 ちょっとした細かな取っ手などもしっかりとデザインされていて、普段安易に考えてしまっていたことを反省。(そうはいってもどうすればいいのかはすぐに思いつきませんが…)壁のしっくいは古くなった冊子を裁断したものがテクスチャーとして混ぜてあり、質感がとてもいいなと感じました。同じく計画案はとてもコンパクトで心地よかった。 3件の住まいを体験し、小さな住まいにより大きな魅力を感じて帰ってきました。敷地を見て視線の抜ける場所を探すことが、一番最初にやる大事なこと。その抜ける場所に緑がないなら造ってあげること。室内空間で、要望をお聞きするとLDKは〇帖ほしい的なことを必ず言われますが、心地よさやいい住まいとはまったく無関係なことがよくわかりました。居場所を適度な大きさの空間で作ることがとにかく大事。大きすぎは絶対に落ち着かない。落ち着く場所が通過動線になっていないことは当たり前のこと。せっかく高気密高断熱なんだから、動線計画もしっかり考えると、裏動線をうまくとってリビングが散らからない住まいになります。構造的には必要な柱壁以外は無駄にふやさない。構造外で間仕切りをつくることで適度なこもり感や落ち着きのある空間になります。 これから提案する住まいには20坪を切る住まいもあります。20坪以下でもプランの工夫で4人家族ぐらいでも十分に住むことができます。コストが高くなってしまった建築ですが、プランの工夫でいくらでも小さくなります。当たり前ですが、長く住む建物こそ、新建材を使ったビニール素材でなく自然素材で更新ができる材料を使うことが大事。コストを抑えたコンパクトな住まいいかがですか?暮らし内覧会はこちらから。暮らし内覧会は午後からの時間はまだ空きがあります。27坪の住まいを体験してみてください。十分な広さがあることを知り、コストを抑えることができることもわかっていただけると思います。みなさまぜひご参考になさってください。

気温39℃の建築旅。
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1級建築士で代表の鈴木です。1週間のお休みをいただきリフレッシュ。暑い中でしたが、建築を見に行きたくなってしまい遠出でなく近場への旅に出かけてきました。近場なのにいったことがなかったリトルワールド。入館時間に入りましたが暑すぎてほぼ誰もいません(汗) 建築は体感することが一番だといわれますが、インド館?!がとにかく居心地よくほれぼれしました。私たちが中間領域と呼んでいる、室内と庭をつなぐ屋根のある外。この場所は大きすぎると間延びし陽が入らなくなり、小さいとただの軒下になってしまい楽しくない。その絶妙な感覚は実際にその場に佇んで、体感しないとわからない。しつこいですがこの日は外気温39℃で暑すぎたのですが、この場所は風が抜け心地よい。久しぶりにほれぼれする中間領域でした。そういった時には必ず寸法を確認して、今後に生かすようにします。あまりきれいでないメモですが、今後の計画物件で登場することがありそうです。内部の造り方、ものすごくよかった♪ メリハリのある天井高さと素材の切り替え方、光の入り方などなど。それぞれの場所に立った際に抜けのある窓が見える点も、関心しました。私がやりたい建築がまさかリトルワールドのインド館にあるとは…(汗)。住まいを計画する際に見ておく価値十分な建物でした。気温39℃でしたけど・・。 そのあとは豊田へ向かい、豊田市博物館へ。 坂茂さん設計の4月に出来立てほやほやの建物。昨年、豊田市美術館に来た際に建築中だったのでずっと気になってました。駐車場から歩いていった際の見え方がとても美しい。バランスがとてもいいなと思いました。気温は39℃ですが…。もうちょっと涼しい時に芝庭からゆっくり眺めたい、そう思いました。今度は美術館と博物館のはしごかな。 ついでだったので近くにある妹島和世さん設計の逢妻交流館も行ってきました。 この暑さの中、ガラス張りの建物はどうなんだろうというちょっと斜めな気持ちも持ちつつ。そんなことを気にしたらこれは造れないですね。数年前に見に行った21世紀美術館とまったく同じ匂いがし、懐かしく感じました。工務店として、これはどうやって作るのか謎の部分も多く、苦労をあちこちに感じながら、圧倒的なデザインを堪能してきました。見学させていただきどうもありがとうございました。そして、暑い中お付き合いしてくれた妻にも感謝です。 今後の仕事に活かせる近場の旅でした。気温39℃でしたけど…。
