COLUMN住まいの情報

スタッフブログ(527件)

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引き渡し。

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台風明けの先日,内覧会でもお世話になったMさま邸のお引渡しをいたしました。お引渡しの説明はだいたい30分ぐらいです。簡単にではありますが,使い方の説明をさせていただきます。また大事なのは住まい方なので,ニコハウス設計室では『夏の過ごし方』『冬の過ごし方』『春,秋の過ごし方』を常の見ていただけるようにA4用紙 1枚にまとめて,説明と合わせてお渡ししています。住み方を間違えると,いまいち快適に過ごせなくなるからです。別に難しいことが書いてあるわけでもなく,苦痛を感じるような内容でもありませんのでご安心ください。とにかく工夫をして少ないエネルギーで過ごしましょうということ。建物での工夫は限界がありますので,あとは住まい手による工夫が大事になってきます。最後に鍵の確認をしていただき,お引渡し。Mさま,完成おめでとうございます。そして引き続きよろしくお願いします。台風明けだったせいか,持ち込みいただいたポーチの照明のところにカエルがいました。照明のデザインか?とも思いましたが,ちゃんと息をしていました。カエルがいたことは内緒です笑

階段のささら桁。

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田原市で施工させていただいているAさま邸。造作工事が終盤に入ってきました。壁の下地となる石膏ボードを貼り終え,大工さんの造作家具工事が進んでいます。弊社では多いストリップ階段の納まり。段板をささえるためのササラ桁の加工が進んでいました。壁にささら桁を取り付けています。この建物の階段は12段で上がり切ります。階高を低くしているので一般的な建物よりも3段ぐらいは少ないと思います。このささら桁の上に踏板をのせると階段の完成です。洗面やそれ以外の棚類も階段のササラ桁と同じ,ラバーウッドの集成材で家具造作します。ラバーウッドはちょっと重たいので大工さんからは不評ですが,価格的につかいやすい集成材です。この住まいはプライバシーへの配慮がポイントになっており,窓も少なめ。特に水回りとパントリーなどは暗くなりがちですがそれが住まいの中心に来ていて吹き抜けと階段に面しているので明るくて気持ちがいい。ストリップ階段を通して玄関ホールを明るくする役割もある吹き抜け。完成が楽しみです。

造作工事終盤。

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田原市で施工中のKさま邸。2階の勾配天井の工事が進んでいます。天井は全面にラワン合板を貼ります。壁との仕上げが違うことで空間の重心が下がり,落ち着いた印象になります。私ごとですが,設計の勉強をさせていただく中で,完成物件を見させていただく機会も増えました。著名な方々の建築に触れることでものすごい刺激を受けています。またその周りにいる方々も意識がとても高いので引っ張り上げられるように影響を受けまくっています。最近特に意識をしていることは光の取り入れ方と,景色の取入れ方です。やみくもに南に窓をとることは控えるようにしています。日本という気候風土を持つ住まいなので,陰影礼賛のように影と光の美しさを表現出来たらより落ち着きのある空間になるだろうと。日々勉強中ですが学びを止めることはありません。もっともっと上手になりたいなと思います。

基礎断熱の養生。

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豊橋で施工中のSさま邸。基礎の養生期間が終わり,型枠を外しました。今回の物件も床下エアコンを採用しているので基礎断熱の物件になります。基礎立ち上がり時に断熱材を打ち込みます。これは断熱材と基礎の間に空気層が出来ないようにするためです。ここに動く空気層があると基礎内側結露の原因になるからです。また型枠を外すと断熱材のスタイロフォームが紫外線にさらされます。スタイロフォームは紫外線を受けると表面が劣化し,予定していた性能とはならなくなります。スタイロフォームは水には強いのですが,紫外線にはとても弱い。。。上部構造が出来,紫外線から守られるようになるまではブルーシートで保護してあげます。ちょっとしたことですが,重要ということを勉強しましたのでさっそく実践しています。台風の風が少し心配ですが,家の性能も心配なので,雨雲を気にしながら養生をしてきました。10月の上棟に向け,しばらくの間は基礎養生となります。

ラウンジピット。

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田原市で施工中のAさま邸。断熱気密工事が終わり,下地材の取り付けに入りました。今回の建物は周りの景色があまりよくないため,囲まれて落ち着く空間を意識して設計いたしました。LDK空間は天井の高さに変化がないので単調になりそうですが,床の高さを変えることで変化を持たせました。リビングとしてくつろぐ部分,ラウンジピットといって床が1段掘り下げてあります。段差があることで座れる場所が増えることと,1段下がることでおこもり感がでて落ち着く空間になります。ヨギボーを置くというお話がでてましたのでいろんな使い道ができそうです。LDKの大きさは3間角。5.46m×5.46mという寸法の空間。その真ん中に大黒柱のように丸い柱が設置されています。まだお子様が小さいので,この丸い柱に身長を刻んでもらってもいいかなと思っています。外部は上半分のガルバリウム外壁の工事が終わり,大工さんの木外壁の施工待ちです。建物内を進めていきますので,外観はしばらくそのままになります。

内覧会前の気密測定。

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いつも完成時にやっている気密測定。今日は内覧会を行うMさま邸の気密測定に立ち会ってきました。屋内を負圧にするため,窓から室内空気を排出しますがなるべく小さな窓に設置したほうが養生が簡単なので,場所はだいたい地味な部分になります。基礎断熱の物件ですが,C値0.35という数字でした。現在は建具屋さんに作ってもらっている木製の玄関ドアですが,性能値を求められる世の中になってきましたのでいよいよ,メーカーの木製ドアに変えないといけない時期がきたのかなと思っています。それに変えれば0.3は十分切ってくるかなと感じています。 吹付ウレタン断熱を採用していたころは,簡単に気密が取れるので細かな意識はしていませんでしたが,先々のことを考えグラスウールに変えてからはとても気を遣うようになりました。参加している断熱気密塾を通して当たり前のようにC値0.2が切れるぐらいになっていけるよう,努力しようと思います。でも手間はかけず,施工はなるべく簡単に。数字だけを追って,お金をかけすぎるのは,あまり意味がないと思っています。

絵にかいた餅の怖さ。

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先日,新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』の第一回目の講義がありました。大工さんたちを呼んで,みんなで机を囲んで勉強会です。初回前半の古川さんの講義では初期結露や施工精度が低いとどんな結露事故が起こるのか,怖い内容ばかりでした。わかりやすく印象的だったのは『シミュレーションは絵にかいた餅』という言葉。いくら計算して,いくら図面を書いても,複雑な施工方法や図面通りにならないこと,現場では頻繁に起こりえます。それを実際はどうしているのか。勉強しなきゃ絶対にわかりません。なんとなくが一番危ないなと感じました。実際の事故事例を見ると,こちらもどうしていくのか,普段は現場で体を動かしている大工さん,電気屋さんと白熱した議論も出来ました。 後半は魚谷さんによる,実際の施工現場での施工性,それから実際に施工してみた工務店さんの話を聞けました。まだまだ知らないこともたくさんあり,また施工をわかりやすく,なるべく単純にどう納めていくのか。充実した4時間の講義でした。本当なら,お疲れ様で飲みながらさらに議論を深めたいところでしたが。。。コロナ禍なので止めておきました。みなさんに見てもらう施工現場,スタートまでじっくりと考えようと思います。

情報過多時代の施工。

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豊橋で施工中のSさま邸。お盆休み前より,基礎工事が始まりました。これまでの基礎断熱では,基礎の上に施工をしていましたが,全国の工務店さんに見ていただく現場として参加させていただいている新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』での指導により今回より基礎ベースの断熱は基礎の下に施工することにしました。さまざまな勉強会に参加させて頂いたり,書籍を読み込んだり,他社のユーチューブやホームページなども見たり。プロとして17年ぐらいは建築をさせていただいてますが,情報が多いので,プロであっても何が正解なのか常に探しています。そんな中『これだ!』と思う方法を選択し,施工しているのが現状。一般の方が多くの情報を入れすぎて,迷子になるのはとても理解が出来ます。はっきり言って何が正解で何が間違いなのかも,個人の判断でしかありません。そんなこともあって今回の勉強会に参加させていただくことにしました。 ニコハウス設計室として今回の断熱気密のゴールは『結露で住宅寿命を地締める住まいをつくらない,結露で健康を阻害する住まいをつくらない,でも施工はわかりやすく簡単に』結露なんて…と思うかもしれませんが,高気密高断住宅の結露は目に見える部分の話だけではありません。ほとんどが見えない所でのお話です。 見られること,変えていくことは職人さん含め,みんな好きではありません。というか面倒だし,内心嫌だなと…(汗)でもよりよくなるのは結果的にお施主さんも含めたみんながハッピーになります。地域NO.1の設計施工工務店を目指して今日から勉強会がスタートします。

小さな住まいのご提案。

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豊橋で建築計画中のTさま。初回のヒアリングをしている中で,たくさんのお友達またお友達のお子さまを呼んでワイワイと過ごしたいという希望がとても印象的でした。20坪ほどの平屋をご希望され,その小さな住まいにどう詰め込んでいくのか。最近の住宅事情ですがウッドショックに始まった建築材料の高沸により,これまでのようには計画しにくくなりました。材料,人件費を落として建築していくのは,限界がありますし,様々なものに支障がでて,いい住まいになるとは思えません。ニコハウス設計室ではそんな中,住み心地よく住んでいただくために,『小さな住まい』を提案し,庭と一体に使え,じぶんちが一番楽しいと思える住まい提供を意識しています。今回のTさまへのご提案はその想いが詰まっています。すぐ南側に背の高い倉庫が建っているため,南側からはひきをとってハイサイドから光を取り入れる計画としました。倉庫が見えないような窓計画とすることで1階からは空の青がきれいに見えるはず。夜には月もみえることでしょう。南側には倉庫の関係で開けないので,北側に雨の日でも食事が楽しめるデッキ空間をご提案。時間に余裕がある際には,ぜひここで食事をしてもらい,特別な時間をすごしていただきたいとの想いです。お隣には親御さんの住む母屋があるのですが,お互いに楽しめる植栽によるほどよい目隠しを考えています。そして最大のポイントは芝生の屋根。ごろんと寝転がり,空を眺めたり,星の観察だってできます。植栽が成長してきたら木登りで庭と芝生屋根を行き来することもできるでしょう。20坪ほどの小さな住まいにもたくさんの『楽しい』が詰め込めます。 せっかく建築を計画するなら『家だけ』を考えるのではなく,敷地全体をとらえ,毎日が楽しくなる工夫をすることをおすすめします。出かけるよりも,家にいることが特別な時間になるかもしれません。楽しい住まいが欲しい方,遠慮なくお声掛けください。ご予約はこちらから。みなさま,充実したお休みをお過ごしください。

地鎮祭を執り行いました。

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前回の地鎮祭は風がなく,申し訳ないぐらいに暑かったので今回はテントを用意していきましたが現場は風がありましたのでテント設置はやめました。まわりはポツポツと住まいが建っている現場ですが,平らな敷地でそれなりの広さもあるため工事がしやすそう。日当たりが良すぎるため,地鎮祭前の草刈はとても大変でした(汗)外構計画はしているので完成時にはきれいになりますが,それまでの間現場作業中は草がなるべくのびないように職人さんたちに車でふんでもらおうと思います。この時期の地鎮祭は空の青がきれいで,やっぱり写真はさわやか。これから基礎工事に入ります。熱中症に気を付けて安全第一で進めてまいります。Sさま地鎮祭おめでとうございます。

内覧会に向けて。

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豊橋で施工中のMさま邸。工事は終盤になり,塗装作業がすすみました。壁は紙クロスの上に,しっくい塗料をローラーで仕上げています。ニコハウス設計室ではとても多い仕上げの方法で,壁の呼吸を妨げず,将来的に汚れた場合でもご自身での塗り替えが簡単に出来ます。元々いただいたイメージは白い空間に色が映えるインテリアを望まれていましたので,様々なものを飾っていくことでご自身の好きな住まいになっていくと思います。 初期ヒアリングの時に,『おしゃれな』というキーワードを伝えられる方がいますが,私の出来る仕事はおしゃれな家をつくることではありません(汗)。私の仕事『住みごこちのいい家』は①住まいと庭を一体としてとらえ,②予算と敷地から可能な建築ボリュームを考え③内外をつなぐ居場所,窓,外観のカタチを整え④プランニング(間取り)した上で⑤空間インテリアのベースとなるデザインをすることだと考えています。この順番は必ず守るようにしています。家だけを考えた場合,④と⑤を一緒に考え,それで終わり。ハウスメーカーも同じくです。庭は最後になります。私も以前はそれが正解なんだと思っていましたが,このやり方はどの敷地条件に建ててもいい家にはならないと考えます。敷地も庭も家も一緒に考えることが大事です。 この住まいの特徴となる『タタミヌック』の壁にはMさまらしいベージュの塗装がされました。こもれる落ち着きのある空間は実際に体感してみないとその良さはわかりません。お盆前には設備などおおむねの取り付け工事が終わり,月末には完成します。養生が取れたら内覧会に向けて写真撮影になります。まだ日程は調整していますがおおむね9月中旬頃の内覧会を予定しています。ご予約はこちらから。完成前でもご案内は可能ですが,出来れば内覧会時の方がいいかな。ご興味ありましたら遠慮なくお声掛けください。よろしくお願いします。

地鎮祭を執り行いました。

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豊橋市で建築計画中のSさま。建築許可が無事おり,『深い軒に守られる平屋の住まい』,本日地鎮祭を迎えました。 朝8時半からの地鎮祭でしたので少しは涼しく執り行えるつもりでしたが始まる時間にはもうすでに暑かったです(汗)四方固めで周囲を清めている間,お子様のおもちゃの車も溶けそうなぐらい。緑が多い敷地で,人の視線も感じないので気持ちのいい住まいになることは間違いないのですが暑さにはかないません。見渡す限りの緑。晴天の青い空。写真はとてもさわやかです。いい地鎮祭となりました。Sさま地鎮祭おめでとうございます。また今後もよろしくお願いします。 以下はおまけですがこの建物は業界誌の新建ハウジングさん主催,『【住まい環境プランニング・古川繁宏氏に学ぶ】施工で失敗しないHEAT 20・G2/G3実践塾』で全国の工務店さんとの勉強の場としても使わせていただきます。世の中の流行に乗って断熱性能を上げただけでは,それに対するリスク管理が出来ていない建物になりかえって住まいの寿命を縮めることにもなりかねません。悪さの原因は高気密化による結露が主になるのですが,その怖さは徹底的に丁寧な施工で回避することが出来ます。これまでの建物も丁寧な施工をしてきましたが,それ以上によりよい施工をしていくために手を上げさせていただきました。また同業者に見ていただくことで私を含め,かかわる職人さんたちの意識も変わります。地域NO.1の設計施工工務店となるよう今後も頑張っていきます。一般の方の現場内覧はいつでも可能ですのでご興味あればお声掛けください。お問合せはこちらから事務所から歩いていけますので,ご安心ください。