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祝 上棟。
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豊橋市で二世帯新築工事中のKさま邸。月曜、火曜日でのレッカー上棟作業を考えておりましたが、雨天のため、火曜、水曜日に変更。晴天の中、建て方工事が進みました。8時過ぎには、大工さんたちがせっせと柱を並べます。コの字で60坪ありますので、端から端まで移動するだけでもそれなりの距離。40坪ほどだとおよそ1日で棟が上がり、屋根の野路板まで、出来ますが大きいので初日は棟上げまでが精いっぱい。 2日目には初重のたるきを流すところからスタート。そのあと野路板を張って、透湿性のあるルーフィングを張って、さらに通気層となる二重目の垂木を流して、二重目の野路板を張って完成。暗くなる前には耐力面材のダイライトも少し張れて無事終了。Kさま、上棟おめでとうございます!水平ラインがきれいな和モダンの外観、いい感じになりそうです。完成に向けて今後もよろしくお願いします。
捨てコンクリート打ち。
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基礎工事が始まった田原市のHさま邸。周りにコンビニやホームセンターなどが近く、とても便利な場所。それなのに南も北もビニールハウスが並ぶ、日当たりがとてもいいのどかな土地。敷地がゆったりしていて、現場に行ってもとても気持ちがいい環境。天気もずーっといいので基礎工事は順調です。基礎工事はまず土をすきとり、その上に砕石を敷き、突き固めます。その上に写真のように捨てコンクリートとよばれるものを打ちます。捨てって意味あるの?ってことですが、このコンクリートを打つことによって基礎を作る際の基準となる墨を打てるわけです。捨てといわれてもちゃんと意味がある工事。約1時間ほどでコンクリートを打ち、翌日から型枠を並べていく準備に入ります。
梁の大きさの検討。
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普段の仕事のことについて。間取りを決めていくことも大事ですが、構造を決めていくこともとても大事です。柱の大きさは階高(1階から2階までの高さ)と屋根の重さでおおよそ決めることができ、それが105㎜あれば強度の確保はおおよそできています。 それに比べて梁の大きさは屋根の荷重や2階の荷重、さらには実際に住んでいくうえで、もし本棚など置けばそれなりの荷重になるわけでそれも考慮して梁の大きさを決めていきます。やみくもに大きな梁を入れることは梁自体の自重でたわんでしまうため、力の流れを素直に考えて、梁をかけていくことがとても大事です。ニコハウス設計室ではどんなに小さな物件でも必ず梁の検討をするようにしています。屋根の重さなどを入れ、梁のかけ方を決めて、構造計算のソフトで検討します。およそこんな画面が出てきて、どのぐらいの荷重をその梁が負担しているのかもわかるので、イメージがとてもつかみやすい。ちゃんと検討をすると、無駄に大きな梁を入れて、費用をかけることは意味がないということがわかります。またなんとなくで入れてみる梁はその大きさや強度が足りない場合があることもわかります。プレカットを依頼する会社に任せてしまう建築会社が大多数ですが、ニコハウス設計室では、見積もり依頼の際に、梁などの掛け方、大きさも指示をして、見積もりをしています。 この物件は小さな物置なのですが、気持ち悪いので『耐震等級3』として設計しています(笑)。なので基礎も頑丈です♪
ファサードラタン。
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リノベモデルは外回りに時間がかかるのは前のブログでお伝えした通りですが、外壁の下地となる胴縁が張り終わりました。いつもより厚みのある30㎜の赤身の杉の胴縁。あらかじめウッドロングエコを塗装してあります。そして窓周りは3度手間に分けた、板金での処理。窓と窓の間は連続した窓に見えるよう板金にて処理しています。細かい仕事ですがばっちり。あとは窓と板金の10㎜の隙間をコーキングで埋めてもらうだけ。そして待ちに待った外壁工事が始まりました。塗装屋さんにあらかじめ塗ってもらった、屋久杉の板材。 それを隙間をあけて張っていきます。ファサードラタンという張り方。どこかでいつかやりたいと思っていて、それをモデルハウスで試してみる。9㎜の予定ですが、板なので反ったりもあって、まあほぼ9㎜という感じですが、それも味があっていい感じ。色が不ぞろいで自然な木の色の感じがいい感じ。もしこの木の板が傷んでも、正面からビスで止めているだけなので簡単に交換ができます。メンテナンス性を考えると、木の外壁はDIYでも簡単にできますし、とてもおすすめです。色あせてシルバーグレーになっていく変化も今後の楽しみ。まだ10日ぐらいはかかると思いますが外壁の張り上りが待ち遠しいです♪
外断熱の工事。
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今日は私の誕生日。ついに42歳になってしまいました。若い方だと思っていましたが数字で書くと実感してしまいます(汗) リノベモデルの工事が始まって2か月ちょっと。雨が少なく、外の工事もしやすいので工事は順調です。先日、外断熱用のグラスウールが届きました。外壁の面積はだいたい160㎡ぐらいなのですが全部で19個。なかなかの量です。それを強風に耐えながら、無事入りました。外断熱をしたこの姿は一瞬しか見れませんが、暖かさを感じで結構好きな状態。このピンクの断熱材の上から防水紙を貼ります。今回は外壁がファサードラタンという木の板の隙間をあえてあけて張っていく方法。そのためいつもの白い防水紙ではなく、黒い防水紙を貼っています。いつものと違って長さも重さもあるため、4人がかりで一生懸命でした。強風の日だったこともありめちゃくちゃ苦労しました。窓廻りは外断熱分窓が引っ込みますのでその処理のための板金水切り下地となる合板を設置。連続窓の間には熱欠損ができないように発泡系の断熱を設置します。下地となる胴縁を取り付け、ようやく安心できる状態になりました。 外断熱はその工程が一般的な内断熱のみに比べ多くなります。外周を何周したか…なんて笑いながら現場で話しますが、一般的な家は構造面材、防水紙、胴縁で3周。外断熱だと、構造面材、断熱下地、断熱材、防水紙、窓廻り処理、たて胴縁、横胴縁で7周。さらに今回は外壁が木板のため、8周目でようやく外が完成。長い道のりですが終盤ですのであと少し、大工さんよろしくお願いします。
基礎配筋終了。
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いまさらながらあけましておめでとうございます。これまで以上にいい住まいを造るために、ZOOMを活用した勉強に取り組みながら、現場へ反映していきたいと思っています。そのためのベースとなる『全棟許容応力度計算による耐震等級3』『HEAT20 G2』グレード以上の断熱性能は守りながらよりよいデザイン提案と住み心地のご提案が出来るよう励んでいきます。本年もニコハウス設計室をよろしく願いします。タイミングと敷地条件がよく、お施主さまに許してもらえるなら日射熱のみで家を暖めるパッシブハウスを設計したいなと思っています。 昨年末より工事が始まったKさま邸。先日基礎配筋が終了いたしました。二世帯でコの字の住まいなので、基礎を見ただけでもとても大きい。配筋検査もいつも以上に時間をかけて行いました。2月の上棟に向けて、現場は順調です。
今年も1年間ありがとうございました。
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みなさま、2020年もありがとうございました。コロナの影響でどうなるか不安なことはありましたが、これまで以上に充実した1年となりました。最近の私事ですが、断熱、気密、構造の方法はもちろん、設計の考え方や室内のしつらえ方など、たくさんの勉強も仕事と並行してさせていただいてます。これまで以上の良い住まいを提供できるよう、リノベモデルでも様々なことを試しています。お正月前に一重目の屋根防水が出来、通気用の二重目のたるきを並べることができました。年明けには屋根が作られ、まずは外断熱の工事から始まります。冬の間に無暖房でも暖かさの実感が出来るといいなーと思ってはいますが、他の工事との兼ね合いもあって難しそうです…(汗) 完成後には点検に都度伺わせていただきますが、『アトピーの症状が出なくなりました』『友達の家に行くと、うちの床がいかに暖かいのか実感します』『Tシャツですごしてます』など気持ちよく住んでいただいていることを聞くと本当にうれしいですし、その工事にかかわれたことがとても幸せなことだとかみしめています。 これから作っていく住まいはもっともっと良くなるように日々頑張っていますので2021年も、みなさまよろしくお願いします。それでは良いお年をお迎えくださいませ。
子供部屋の大きさについて。
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いつもホームページご覧いただきありがとうございます。 今回のテーマは『子供部屋の大きさ』最初にお会いすると様々なお話を聞きますが、それなりに後回しな子供部屋。結論から言うと後回しでいいと思っています。 6畳ぐらいほしいとか言われる方にいつも同じような話をしますがその子供部屋いつからいつまで使いますか?おおよそ小学校高学年ぐらいから大学に入る前まで。もしくは大学の間まで。様々な部分を大切にして、間取りを考え、大きさの確保をしたとしても10年も使わないケースがほとんどです。独立してからでも、家に帰ってきた際には寝泊りできますが、そんな部屋に大きさや費用をかけるのはもったいないと思っています。何よりも将来はおそらく『納戸』になったりするわけですし。 そこでおすすめなのが『3畳の子供部屋』収納も入れて3畳!せまーい!って思われるかもしれませんが、個人的にものすごく気に入ってます。先日の内覧会でもその『3畳の子供部屋』はとても評判が良かったです。
プランが決定しました。
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外は強烈に冷えてきていよいよ本格的な寒さが…。こういう時は暖かい日差しと、暖かい家が恋しくなります。ニコハウス設計室は地域でもトップレベルの暖かい家造ってます。どこで建てるか迷われてるなら、候補にあげてください。話を聞くときっとその良さが伝わるかなと思っています。お問い合わせはこちらから 10月頃よりゆったりしたペースでお打合せをしてきたHさま。広い敷地にコンパクトな2階建てのプランで決定いたしました。元々、和モダンっていうキーワードもありましたが、海風の強い田原市の土地。屋根の軒を長く出すのは、台風風による揺れへの影響も心配。また屋根が大きくなることも限られた予算の中なのでは費用が掛かってしまいます。そんなこともあり、素直な切妻の箱型の家をご提案しました。敷地の陽当たりはバツグンなので、素直に南にいごこちのいい空間が並ぶ間取り。屋根のかかったデッキのある半屋外空間は、サザエさんちの縁側のようなイメージをしています。1月頃に地鎮祭が行えるかなーと思っています。工事開始まで今しばらくお待ちください。
リノベモデルの工事が進んでます。
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2週に渡っての新築内覧会へお越しいただいた皆さまありがとうございました。お施主さまのお話が聞けて良かった!との声を多くいただいて、充実した内覧会となりました。 11月に骨組みを残しての解体から工事が始まったニコハウスリノベモデル。おおよそ築90年ぐらいの石の上に建ってる住まいを今後リノベモデルハウスとして使おうという工事。せっかくのモデルハウスなのでやってみたかったこともふんだんに盛り込み、地域最上級の省エネな住まいを目指します。完成はこんな感じのイメージ。30年以上持たせることを考えメンテナンスに配慮し、1枚から簡単に取り換え可能な木板の外壁を採用しました。木だとメンテナンス大変じゃん!って思われるかもしれませんが、そこに配慮した張り方。もう少し工事が進んだらそれもブログにアップしていきます。 主となる通し柱を残して基礎を造り替え、現行に合った金物補強をしていきます。古いひねった梁は古民家リノベらしく、化粧あらわしとなります。昔の柱や梁は「ほぞ」や「こみせん」とよばれる木と木をつなぐ加工が多くされていて、その加工にかかる時間がものすごくかかっていただろうなということが想像できます。でも今は便利な金物がたくさんでて、しかもその金物を使うと現行の耐震金物にも代用できますのでとても便利。時間をかければ大工さんに加工をお願いすることもできますが手間賃とその時間を考えると圧倒的に金物に軍配があがります。新しく設置した柱はほぞ(土台に差し込む加工)はなしで金物で取り付けていきます。 屋根は野地板を新しいものに交換。これはまだ一重目の屋根ですが、合板と合板の継ぎ目は気密をとるためにビシッとテープを張っています。この上に透湿性のあるルーフィング(防水)を貼って、屋根面に外断熱をして、通気層をとってさらに二重目の合板を貼る予定です。年内にはそこまでいきたいなーと思って大工さんたちを応援しています♪ 事務所の横で作っていますので、皆さんの家を担当していただく大工さんにも会えます。事務所に来るついでに、その施工状況ぜひご覧ください。また耐震や断熱を含めたリノベーションしたいよーって考えている方々もぜひご参考に。お問い合わせはこちらからみなさま、よろしくお願いします。
年末年始休業のお知らせ
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いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。年末年始、下記の期間を休業日とさせていただきます。 12月27日(日) ~ 1月6日(水)1月7日より通常営業いたします。 休業期間中にいただいたお問い合わせについては、営業開始日以降に順次お返事させていただきます。皆さまよろしくお願いします。
基礎の話。
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今回は住宅会社や工務店におまかせの「基礎」の話。結論から先にお話しすると、ニコハウス設計室は建物ごと基礎を設計しています。一般的な工務店や住宅屋さんはどの物件でもおおよそ「いつも通り」で基礎を作ってます。 現在主流の「べた基礎」。ニコハウス設計室でも高低差があるなどよほどの理由がない限りは「べた基礎」で施工しています。べた基礎の良さは、建物を基礎全体で支えることにあると思いますが、部分的に弱い地盤があるとその部分が沈み、家建物全体が傾く「不同沈下」がおきます。そうならないために、基礎を作る前に地盤調査をして各ポイントの地盤の強さが一定なのかどうなのかを調べます。 地盤の強度が一定であることを調査により確認し、基礎設計に反映します。「べた基礎」ってどこの会社も同じ作り方をしていると思っていませんか? 基本となる断面。若干の違いがはありますが多くの会社ではほぼ同じ作り方をしています。建築基準法よりは少し余力があるのでこの基礎で問題ないと思います。「べた基礎」の「スラブ」と呼ばれる建物加重と、反する地面の力を受ける面もだいたい同じ作りになっています。厚みは若干違うかもしれませんが写真のような配筋だと思います。以上が基本的な基礎ですが、計算によって鉄筋の太さや本数は変わってきますので基礎の立ち上がりでも複数の種類の配筋方法をとるのがニコハウス設計室。 問題は基礎の部分に点検のために設ける人通口。この部分は基礎の梁が切れる(連続していない)ため、必ず補強が必要です。ここからがニコハウス設計室の配慮している部分ですが図のように基礎の梁が切れないような配慮をして地面の反力と建物加重を受けられるように作っています。※鉄筋のサイズや本数は計算によって変わってきます。10年前から基礎の作り方を変えていない工務店などの多くの基礎は左のような基礎で施工していますのでその部分がとても弱く、地震など大きな力が加わった際に耐えれない可能性があります。基礎屋さんに「他の会社だとどんな基礎作ってますか?」と聞いたので間違いありません。基礎の構造計算によってわかるのですが、木造の2階建てまでの場合は構造計算をしなくていいので、そのままいつも通りっていうのが一般的。構造計算をしていくと「べた基礎」の一般的な断面では鉄筋の量が足りない部分が必ず出てきます。地震などの大きな力が加わらない限りは、それほどの問題にはならないと思いますが、いつかくる地震。力の加わり方を構造計算ソフトに入れるとこんな感じで見た目で強い力の加わる箇所が見えてきます。しっかりした基礎があってこそ、上部の構造も耐えてくれます。長く住む大切な住まい、ずっと安心して住むためにも基礎の作り方にもこだわっています。お問い合わせはこちらから相談している先に基礎の話をして、「べた基礎だから大丈夫」「基準法より太い鉄筋を使ってます」的な話だったらあまり知らなくてちょっと怪しいかもしれません(汗)